ドラマ『きのう何食べた?』最終回感想!シロさんとケンジに学ぶ本当の愛

テレ東ドラマ「きのう何食べた?」最終回。

皆さんご覧になりましたか!?
見逃した~って方は、ぜひこちらから。TVer(ネットもテレ東)
https://tver.jp/tx (7月13日(土) 00:11 配信終了です)

さて、今回のタイトル『きのう何食べた?』最終回感想!シロさんとケンジに学ぶ本当の愛
ちょっと大げさなタイトルかなって思うけれど、回を重ねるごとにこの二人から学ぶことがたくさんあるなって思うわけです。
もちろんそれはゲイカップル限定の特殊な世界の話ではなく、人と人とのつながりにおいて大切なことは何かを教えてくれました。

前回の感想↓でも書きましたが、親と子のあり方とかね...。

ネットでは、“何食べロス”の声殺到なんて記事が躍っていますな。
うん、わかります。その気持ち。
ものすごいファンというわけじゃないすけど、金曜の朝はちゃんと、"今夜は「きのう何食べた?」があるなぁ"と認識していてひそかにワクワクしていたおのれがいました(;^ω^)。

で、そんな記事の中にこんな感想が載っていました。

運命の人に出会えて二人は幸せだねって・・、

"運命の人"っていうのにちょっとした違和感を感じちゃったのですね。

まあ、結果そんな感じになったわけですが...。

でもその言葉の裏側には、"運命の人"に出会えたから幸せになれたっていうニュアンスが隠れていますよね。

あなたは(あなた達は)、"運命の人"に出会えたから良かったけど、私はね・・、みたいな。

私は"運"に恵まれていない、ついてない、っていう感じ....。

うん、でも12回のストーリーを見てきたら思うけど、決して"運命で結ばれた二人"的な感じではなくて、むしろいつ別れてもおかしくない二人であったなと思うわけです。

しかしそれでも結ばれ続けているのは、結局は、相手を思いやる心・気持ち。

自分のこだわり(エゴ)を持ち続けるのも大切かもしれないけど、それを相手が良しとしないなら、あなたはどうする?

そのこだわりを捨てる? いや、そのこだわりを受け入れてくれる"運命の人"を待つ?待ち続ける?

そしていつかこだわりを受け入れてくれる"運命の"人が現れるかもしれない。でも、あなたの"こだわり"は一つではなく、また違った別のこだわりがあり、それに対して"運命"だと思った人は許してはくれなかった。その人は"運命の人"ではなかったんだって。

シロさんもケンジも常に相手の気持ちを考え、どうしたらいいのか悩んでいる。っていうか、ほぼ全話その葛藤を描いてきたとも言えます。

二人はこれまでの経験や体験をへて、相手を思いやることが出来るようになった、成長した、大人になった。そしてその場にいた相手がたまたまシロさんであり、ケンジであった。

そう言えば、第何話か忘れちゃったけど、シロさんが佳代子(田中美佐子)さんの家でポロっと吐いてましたっけ。"またチマチマと相手を探すのって面倒だ"みたいなことを。

自分が妥協できるところは妥協して=我慢して、それをお互いが感じ取って日々暮らしていく。めんどくさいかもしれないけれど、そんな小さな思いの連続が二人の絆を強くしていく。

そんなことを感じさせてくれるドラマであったな。

うん、本当に優しいドラマでありました。

ラストで一緒にエビチリを作る場面。アドリブらしいけど(*^^)、なんか、二人本当に幸せそうだったな。ぜひシーズン2を制作してほしいです。

ではラストなんへんを。

「きのう何食べた?」なんへん:65

関連記事


 



おすすめの記事