「きのう何食べた?」最終回

ケンジ(内野聖陽)が言いました。

お父さんたちは、どうしても男同士っていうのが理解できないみたい。どっちかが女の格好をするもんだと思い込んでるんだよ・・、

シロさん(西島秀俊)が言います。すまん、頭のかたい親たちで・・、

そう、二人のドラマを見てきて思ったのは、結局異性愛者(私=ストレート)にゲイのことなど何もわからないということ、でした。だから、私もシロさんのご両親(梶芽衣子と田山 涼成(志賀 廣太郎1~5話))と同じなんです・・。

でも...、シロさんとケンジ二人(同性愛者)の気持ちは分からないけど、分かったことはあります。

それは、いまだに同性愛者の人たちにとってこの社会(日本)は生きづらいんだってこと。薄々分かってはいたけど、やっぱり大変なんだなぁ・・と。

当事者はもちろん、その親も悩み、葛藤し苦しんでいるということも。

そして、これが一番大きいのですが、分かったというより、このドラマのおかげであらためて思ったのは、

自分が住む同じ世界に、同じ国に、同じ社会に、同じ会社に、同じ学校に、家族に、友人に、要するに周りに、同性愛者の方たちがいたってまったく構わない。ということ。

もしお隣りさんが、シロさんとケンジだったとして、二人が同性愛者と分かったとして、それで自分たちの生活がなにか変わりますか?、変わりませんね。なにも。

こっちにも似たように事書いたけど...、本当の幸せって!? テレ東ドラマ「きのう何食べた?」感想vol.2

そんなことを考えていたら、いわゆる「LGBT」のことが気になってあらためて少し調べてみました。

「LGBT」とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を並べた略称ですね。性的マイノリティの方々を指す言葉。

LGBTとは
L:Lesbian(レズビアン) 身体と心の性別は女性で、性的指向も女性である人
G:Gay(ゲイ) 身体と心の性別は男性で、性的指向も男性である人
B:Bisexual(バイセクシュアル) 身体と心の性別を問わず、性的指向が両性である人
T:Transgender(トランスジェンダー) 身体の性別と心の性別が一致しない人
この略称、今はかなり浸透してきていると思うけど。いや、年配の方は分からんか!?
いまだに、何気に、こうした呼称ではなく、差別的な呼び方を使ってますよね。いや正直、私も使ってました。今後気をつけよう、と思う今日この頃(^-^;
ホモ(ゲイの方のこと)とか、オカマ、オナベ(トランスジェンダーの方たち)とかね。

別に差別しようとしていたわけじゃないんですけど。意識しないでやっていたことが実は誰かを傷つけていたってよくあることかもしれません。ただそれに気づいたら、気づいた瞬間から直そうって気持ちと態度が重要なんだよな。

それにしても、LGBTの方を差別する社会って、いったい何を恐れているのでしょうか。

"差別"って、"恐れ"から来る。自分に理解できないこと、理解できない人に対して差別するって、そう言うことですよね。

それか、少数者(弱者)を犠牲にすることで不満を解消したり、優越感を得るために差別する。セコイ技。
・・、
・・・、
しかし、私はそれも分かる。分かります。
でも、それを態度で示し差別してしまうって、カッコ悪い人間のやることだっていまでは思います。

ある街中で、ゲイのカップルが二人仲良く手をつないで歩いています。
それを見て、こちらの男女(ストレート)のカップルがこう思います。
"うわ、あの二人ゲイだよ、気持ち悪いなぁ~"って。
これ、どう思いますか。

私は仕方ないと思います。だってそう思うんだから仕方ないじゃない。
でも、こうだったら・・。
思わず声に出して、もしくは態度で、"キモ~、あれホモだね"って指さしたら。

もしかしたらそんなことには慣れっこのゲイのカップルだって、やっぱり嫌な思いをして傷つくかもしれません。

カッコ悪くないですか!?男女のカップル。あなた達の方がダサくないですか。って思います。

そう言えば、LGBTの方たちの同性婚を公的(法的)に認めない(認めたくない)人々の中にこんな意見があるようです。

①「日本の伝統的な家族観が破壊されていく」

私はそうは思わないですけどね。

って言うか、なに? その"伝統的な家族観"って。そんなものは、明治時代から大正・昭和、そして平成と随分変わってきてますよ。で、今はもう令和ですよ!いったいいつの時代を"伝統的"ととらえているのか、単なるイメージ!? アホくさ('◇')ゞ

例えば"サザエさん一家"のような家族なんて昭和では当たり前だったけど、たかだかこの30年くらいで随分変わっちまったわけだし・・。

昔から間違いなく存在していたLGBTの人々の存在をひた隠し、または自ら隠していた時代。基本的人権をうたう国家ならば、そんな隠ぺい的家族の伝統なんて破壊されてしまえばいい!いや、破壊されるのは必然!なんです。
でしょ( `ー´)ノ

ちなみに、同性愛者の割合って、世界のあらゆる地域、時代においてだいたい人口の3~5%、30人に1~2人とされているそうです。
いろんなネットで検索してみてこんな数字になりました(多くて7%、少なくて2%とか)
人口の3~5%。これって、うつ病の人が人口の約5%と言われているそうですが(世界保健機関(WHO)2015年の報告で日本は約506万人、人口の約4%)、ほぼそれと同じ比率なんだと。

LGBTの人々がこの時代になって爆発的に増えて来たなんてことは考えられないので、昔はみんな隠していたんですよ。ひっそりと暮らしていたんです。それは、間違いなく不幸な話です。そんな隠ぺい的家族の伝統なんて壊れてしまえばいいのだ!(江戸時代もしくはそれ以前は逆にもっと自由だったと聞くけどね...)

他にはこんなものもありました。

②「同性婚を認めると一夫多妻も認めることになる」

誰だ、そんなアホなことを言ってるのは!?

そんなもの、ダメだって言えば済むことだろうに。法律に"一夫多妻制はこれを認めず"とかしてね。何でもかんでも自由になると思ったら大間違いだぞ!

それに、そもそもLGBTって、そう望んでなったわけではないですよね(性的趣味が高じた人々の話ではないのです)。私だって、私の意思で男に生まれてきたわけではないですし。まあ誰もがそうだと思いますが。そういう意味においては、LGBTである人と私(すべての人)は同じです。同等なら、国から与えられる基本的な権利は同じであっていいと私は思います。LGBTとして生まれた人(そうであったと気づいた人)とそうでない人との間に差別はいらんです。

それに対して、一夫多妻を望む人は、単なるエゴでしかないと。それは認めないとピシゃっと言えばいい。ただけそれだけの話。

他には、

③同性婚を認めれば、ますます個人主義に拍車がかかり、家庭の価値が失われ、子供の福祉が損なわれるとか、
④社会から「父親・母親」という概念がなくなってしまい、子供の発達にとって大変な損害となるとか、
⑤「選択的夫婦別姓」でさえ、「家族の一体感が薄れる。バラバラになる」「子どもがかわいそう」とかとか。

認めたくない側の意見の多くは、家族・家庭の崩壊、子供たちに対する悪影響を主張しているようです。

はあ~、なんかため息が出ますね(;´∀`) この貧困な発想に!

同性婚が国を亡ぼすみたいな・・。何時代だよって感じです。

その発想だと、以下の国(世界中の約20%の国・地域)がそろそろ崩壊し始めるかもしれませんな。

同性婚が認められる国(2019年5月時点)
国名/法律施行日
1 オランダ  2001年4月1日
2 ベルギー  2003年6月1日
3 スペイン  2005年7月3日
4 カナダ  2005年7月20日
5 南アフリカ  2006年11月30日
6 ノルウェー  2009年1月1日
7 スウェーデン  2009年5月1日
8 ポルトガル  2010年6月5日
9 アイスランド  2010年6月27日
10 アルゼンチン  2010年7月22日
11 デンマーク  2012年6月15日
12 ブラジル  2013年5月16日
13 フランス  2013年5月18日
14 ウルグアイ  2013年8月5日
15 ニュージーランド  2013年8月19日
16 英国(北アイルランドを除く) 2014年3月29日
17 ルクセンブルク  2015年1月1日
18 米国  2015年6月26日
19 アイルランド  2015年11月16日
20 コロンビア  2016年4月28日
21 フィンランド  2017年3月1日
22 マルタ  2017年9月1日
23 ドイツ  2017年10月1日
24 オーストラリア  2017年12月9日
25 オーストリア  2019年1月1日
26 台湾  2019年5月24日
27 エクアドル  2019年6月12日
日本は完全なる「LGBT後進国」です。

それに、最近多いですよね、育児放棄や虐待による痛ましい幼児死亡事件が。男女のクソのような夫婦による殺人事件ですよ、実態は。同性婚では確かに少子化問題は解決しないでしょう。しかし、不幸なバカ親による殺人事件は生まれないでしょう。

"LGBTたちばっかりになったら国はつぶれちゃうんです"とか言ったアホな政治家もいましたが、"ばっかり"になんてならないんですよ。自然界は。そんな極端なことにはならない。そんなことを分かっていてあえての発言。本当に低俗でゲスな発言をする奴がいるもんです(自由民主党の平沢勝栄議員ですけど)。

ここまでいろいろ考えたことを書いてきましたが、まとめますね。

シロさんとケンジの二人が、勇気を出して、自然な流れで「結婚したい」って望んだなら、それを普通に認めてあげればいいじゃんってことなんです(なんか認めるって上から目線な言い方ですみません)

本当に、ただそれだけなんです。

きっと、日本においても同性婚が認められたって、毎日朝日は昇るし、満員電車は変わらないし、風邪はひくし、東京オリンピックは盛り上がるでしょう。なにが変わるって、何にも変わらないんですよ。私たちは。
それが、「きのう何食べた?」を見て考えた【LGBT】のことでした。

以上



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