《加筆》第3話感想

《加筆》第4話感想
『僕らは奇跡でできている』公式サイトを拝見しました。

で、【はじめに】をクリックすると、こんなことが書かれていました。

高橋一生が民放GP帯連続ドラマ初主演!
クスッと笑えて、ッと考えさせられ、最後はほっこり
生き物の“フシギ”に夢中で“フシギ”な大学講師が、
周囲の人々の“フツウ”をざわつかせる!?※GP帯とは、ゴールデン・プライム:19~23時の時間帯のこと

なんか、これだけではいったいどんなドラマなのか、分からないなぁと....!?

で、見てみました。

途中まで、いったいどんなドラマなのか、ドラマになるのか、やっぱり分かりませんでした。

"生き物の“フシギ”に夢中で“フシギ”な大学講師"の物語は、不思議なテイストで進んでいきます。

何か事件が起きるでもなく、登場人物の紹介に時間を割くわけでもない・・、淡々と進んでいく。

事件と言えば(事件じゃないけど)、予約していた歯科クリニックに遅刻してしまうことくらい(;´・ω・)。そこで、歯科医の水本育実榮倉奈々さん登場)と出会い・・、何かが起こる予感。

そんな感じなので、ドラマを見続けるモチベーションは、微妙な感じになっていきます。

ただ、脚本が、「僕の生きる道」シリーズ「フリーター、家を買う。」「フラジャイル」「A LIFE〜愛しき人〜」などを手掛けた橋部敦子さんによる完全オリジナルということは事前情報で知っていたので、もう少し見続けようかと思って見ていました。※演出を担当するのも「僕の生きる道」シリーズでタッグを組んだ河野圭太氏らです。

「僕の生きる道」シリーズは、ご存知かと思いますが、元SMAPの草彅剛さんが主役を務めた人気ヒューマンドラマです。草彅剛さんのぼくとつな感じ、丁寧なセリフまわしが好きで毎週見ていました。彼の魅力が最大限いかされたドラマだったと思います。

主演の高橋一生さん。彼の役どころは、「動物行動学」を教える大学講師大好きな動物や生き物のこととなると、他のことには目もくれず没頭してしまい“変わり者”と見られている。
他人との関わり方や距離感がつかめずマイペースなため、ルールや時間を守ることも苦手、結果人をイラつかせることになる。要するに変人ですね!! 榮倉奈々さんには「常識っていうものがないんですか?」と怒られてしまったりね。

難しい役どころだと思いますが、高橋一生さんの演技は何の違和感もなし!自然かつ納得!

ドラマの主人公である相河一輝(あいかわ かずき)は、高橋一生さん以外には考えられません。

基本、セリフが少ないのですが、顔の表情、そして“目”でモノを言うことが出来る役者さんだから、大丈夫!(何が大丈夫かうまく言えないけど...、)

“目”で、好き・嫌いや戸惑い、喜び、怒り、哀しみを表現できちゃうんですね。器用な役者さんだと思います。

今回は、主役だから、じっくりと彼の演技を堪能できそうです。



で、肝心なドラマの感想は。

第1話感想:ドラマのテーマ

これと言った進展はないのですが、このドラマの根っことなるテーマが描かれている場面がありました。

それが、イソップの『ウサギとカメ』の物語です。

みんなが知っている童話のあれです。

ドラマの中で、歯医者で出会った男の子からこんな質問をされます。そのやり取り↓

少年:このカメにはなぞがある
相河:謎?
少年:そうだ!
相河:どんな謎だ?
少年:カメは寝ているウサギに声をかけなかった。倒れているかもしれないって、どうして思わなかったのか?
相河:(ちょっと思案してから)なるほど..、それは大きな謎だな!?
少年:謎を解き明かせ!
相河:了解!
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う~ん、気になりますよね。この謎!

ちなみに、有名な『ウサギとカメ』の物語とは・・、

“ある時、ウサギに歩みの遅さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑みます。当然ウサギの方が早く先へ行き、カメの姿は見えなくなってしまいます。ウサギは油断して居眠りを始めてしまい、その間にカメは着実に進み、結局カメが先着するのでありました”

この童話の教訓は、「何事もあきらめずに取り組めば結果はついてくる」「自信過剰で思いあがって油断をすると足元をすくわれる」「勝負はやってみないと分からない」といったところでしょうか。

さて!、先ほどの謎、最後に解き明かされます。

ここからは(その謎)ネタバレ↓ですが、とっても重要なんです(^-^;
榮倉奈々さん演じる歯医者さん(水本育実)は、容姿端麗で歯科クリニックの院長を若くして務める女性。それゆえ、自分は常に正しいとやや上から目線のところがあるという設定。最近彼氏から上から目線が我慢できないと言われて別れ話が出たばかりの水本。

そんな水本に、歯の治療に訪れていた相河(高橋一生)が言います!

相河:水本先生はウサギっぽいですね!

水本:私?あの、こう見えてウサギじゃないんですよ、私。意外と努力型。器用じゃないけどコツコツ頑張るタイプで、どっちかっていうとカメですね!

相河:コツコツ頑張るのがカメなんですか?

水本:ええ、そうですよね!?

相河:(ちょっと困った顔で) 物語りの解釈は自由ですから・・・。

水本:相河さんのカメはどういう解釈なんですか?(ちょっと納得いってない感じで)

相河:(ここから一気に)カメは全然頑張っていません!競争にも勝ち負けにも興味はないんです。カメはただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。
想像してみてください。地面を這いつくばって前に進むカメにしか見えない世界、地面から数センチの世界。その素晴らしい世界を楽しむためだけにカメはただ前に進むんです!カメの世界にもはやウサギの存在はなく、寝ているウサギに声をかけなかったのもそのためです。


水本:じゃあ、ウサギは!? ウサギはどういう解釈ですか? 能力があるのに油断して負ける!、違いますか!?(戸惑った表情を見せながらもちょっと食って掛かる)

相河:ウサギは、亀を見下すために走るんです。

水本:見下す?

相河:自分はスゴイって証明したいんです......、(一呼吸おいて)帰ります。(診察室を出て行く相河)

それを慌てて追いかけ、相河の背中に声をかける。

水本:私のどこがウサギなんですか!? なんなの?(憤慨する水本)

.....、続く



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実は、『ウサギとカメ』の物語にはいろんな解釈があるのですが、これは初めて聞く解釈でした。

相河のセリフ:競争にも勝ち負けにも興味はないんです。カメはただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。

もちろん、このセリフ、橋部敦子さんが考えたんでしょうが、このセリフを高橋一生さんが言うと、なぜかとっても説得力がありそして考えさせられます。

そして、多分このセリフが『僕らは奇跡でできている』というドラマのメインテーマとなっていくのだろうなと思った次第です。

“現代社会へのアンチテーゼ” なんてね (;^ω^)

さて、今後、ウサギと呼ばれた水本(榮倉奈々)と相河はどんな関係を築いていくのか!? 恋愛、友情・・、まったく分かりませんが、ひとつ言えることは、不思議なテイストのドラマだけど、もう少し付き合ってみようかということです。

以上。では、なんへんです。

『僕らは奇跡でできている』なんへん:56

ちなみに、童話の(大人の)解釈と言えば、こんなのがあります。

【ウサギとカメ】ウサギは何を見ていたのか。ウサギは、カメを見ていた。だから、ノロノロとやってこないカメに、油断をしてしまった。
では、カメは何を見ていたか。ゴールを見ていたのです。カメがウサギを見ていたら、昼寝をしているウサギを見て、自分も休んでしまったかもしれない。ところが、カメはそうしなかった。ゴールを見ていたから。

とかね。他にも興味があったら是非こちらを立ち読みください!

『ビジネスマンのための新しい童話の読みかた』



《加筆》-第3話感想-

先日、“不思議なテイストのドラマだけど、もう少し付き合ってみようか...、”と書いてみましたが、

第3話まで見てきて、ジワジワと、来ています(^-^;

自由気ままな性格の主人公一輝(高橋一生さん)の描き方。これがなんとも言えず、微妙なんです。

「大人の発達障害」とか「適応障害」っていう言葉が浮かんできます。

少し前からよく聞く言葉です。

・どうして他人と同じ事ができないんだろう?
・性格が変なのかなぁ?
・どうもいつもうまくいかない・・・
-自分を責めるだけの日々-

若い頃(小さな頃)は、ちょっと個性の強い子、ちょっと変わった子、と思われていることはあれど、特に大きな問題とはならなかった。それが、いざ社会に出て仕事をし始め仕事の量が増えたり、上下関係を伴う人との交流が必要になってくると、なかなか馴染めずに周囲から浮いてしまうという・・。あれです。

まさに一輝は、そんな風なんです。

ところが.....、

彼が違うのは、第2話の次のセリフに現れます。

焼肉屋さんで偶然出会った水本(榮倉奈々さん)との会話で・・・、

相川一樹:僕は人となかなか仲良くなれませんから

水本:えー、わかってるんですね

相川:でも、一番仲良くなりたい人と仲良くなれたから、それでいいんです

水本:・・・、

相川:僕です!.....、昔の僕は、僕が嫌いで毎日泣いてました

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他人とどうしたらうまく合わせられるのか?

どうしたら“普通”になれるのか!?

ではなく、自分を受け入れるというアプローチ

それをストレートなセリフで提示しています。

“一番仲良くなりたい人と仲良くなれた”っていうセリフで!

凄くインパクトがありました。グッときました。胸に響きました!
常識や固定観念に捉われない一輝の言動は、周囲の人々の価値観を大きく揺さぶり、
いつしか好きなことに夢中になっていたあの頃の純真無垢な気持ちを思い出させてくれます。
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周りに流されず、ただ自分の好きなことに一生懸命な一輝。
(登場人物たちとのやり取りは)あなたの心に語りかけます。“普通” “常識” “当たり前”
あなたは、そんな目に見えない“ものさし”に縛られていませんか?ついつい自分を他人と比べてしまうすべての人に贈る、
コミカル・ハートフルドラマが始まります!
あっ、これはドラマのHPの“はじめに”からの抜粋ですが、(^-^;

ついつい自分を他人と比べてしまうすべての人に贈る・・、まさに、そんなドラマになりつつあります。

高橋一生さんの演技は、ほんの少しだけ“やり過ぎ”かなと思うときも正直あります。

この演技は、好き嫌いが分かれるかもしれません。

でも、決してそれは嫌味というわけではなく、個性であり魅力でもあります。

本当に難しい役柄だと思います。

ふっと、草彅剛さんだったら脚本が、「僕の生きる道」シリーズの橋部敦子さんなのでどんな演技をしていただろう!?、どんな一輝になっていただろうって、そんなことを思ったりします。
別にどっちがいい悪いではないんですけど...。表情の豊かさやセリフの自然さはやっぱり高橋一生さんが一枚上手なのかな、って思ったり。でも、“素”とか“天然”という感じならツヨポンかなぁ、とかね。(;^ω^)

ひとつ言えることは、もう少し見続けるということ。それは、間違いありません。

『僕らは奇跡でできている』《第3話》なんへん:57

以上
《加筆》-第4話感想-

今夜は“こんにゃく”のお話。

こんにゃく7割、
育実(榮倉奈々)とその恋人・鳥飼(和田琢磨)とのはなし1割、
少年・虹一(川口和空)との会話1割、そして住み込みの家政婦妙子さん(戸田恵子)とのやり取り1割。
そんな感じ。

こんにゃく7割って・・(;´∀`)

ゆる~い物語の中で、私が好きなのが、家政婦妙子さんと一輝の会話です。

いや、たわいもない会話なんで、内容は特に覚えていませんが....(;^ω^)、
妙子=戸田恵子さんと一輝=高橋一生さんの演技は最高ですね。ちょっとコメディタッチで、癒されます。

このドラマ。8chですが、制作はやっぱり、関西テレビ(カンテレ)なんですね。

カンテレのドラマと言えば、
私の好きな《カンテレ制作のドラマ》

■火曜夜9時枠

嘘の戦争
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
僕たちがやりました

■火曜夜10時枠

GTO
僕の生きる道
僕と彼女と彼女の生きる道
アンフェア
結婚できない男
チーム・バチスタの栄光シリーズ
銭の戦争
僕のヤバイ妻 など

キー局のフジテレビの軟派な(チャラい)テイストのドラマとは一味違って、2000年代に入ってからは間違いなくフジ制作モノよりカンテレ制作ドラマの方が好きなんです。

この『僕らは奇跡でできている』も、フジテレビでは制作できない逸品だと思います。

今期、安心して見ていられる数少ないドラマのなんへんは‼?

『僕らは奇跡でできている』《第4話》なんへん:57

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