TBS午後9時『日曜劇場』で通算6本目となる池井戸潤原作の作品が始まりましたね。

主演はTBS連続ドラマ初主演となる大泉洋さん。

ご覧になりましたか?「ノーサイド・ゲーム」

以前このブログで池井戸潤作のドラマ「下町ロケット(2)」(2018年秋)の感想を書いたのですが、その感想がまんま当てはまってます!
その感想↓

3年ぶりの『下町ロケット』は前作から変わらず熱いドラマに仕上がっていました!

ストーリー展開は期待(予想)通りで、第1話からエンジン全開!次々と襲いかかる試練に思わずそこまでやるかと笑ってしまうほど(^_^;)

しかし、困難に立ち向かう姿を描くことこそ池井戸原作の醍醐味です!
まだまだこんなもので終わってもらっては困ります(^-^ゞ
もっともっと佃 航平(阿部 寛)を窮地に落として、そこから這い上がってくるストーリーを期待したいですね!

『下町ロケット』を見ていると、自分がどんどん“ドS”になっていく・・(;^ω^)

変わらんな~、池井戸作品は(どMとどSの戦いを描かせたら右に出る者はいませんな)
佃 航平(阿部 寛)のところを君嶋 隼人(大泉 洋)と入れ替えれば、同じ感想が一丁上がりです!(笑)

ちなみに、これまでのTBS日曜9時 池井戸作品をおさらいしておきましょう。



タイトルを眺めているだけで熱くなってきますね。主演陣もかなり熱い(;^ω^)

さすがにまだ堺雅人さん主演の「半沢直樹」では分からなかったのですが、もう今となっては、池井戸作品のパターンは読めています。しかし、飽きない。襲い掛かる困難を打ち破っていくカタルシス!? たまりません。

その飽きさせない力のは、原作と脚本の力ももちろんあるだろうけど、それだけではダメなんです。なんと言っても主役の力!特に内面から出る熱さね。

「陸王」なんて役所広司さんの演技が見たいがためにチャンネルを合わせていたようなものです(チャンネルって...古いな(;^ω^)

さて、そんな主役の魅力が池井戸作品の醍醐味でもあるといっても過言ではない中で、今回抜擢されたのが大泉洋さん(演劇ユニット 「TEAM NACS」の中でこれまで池井戸ドラマに出演していなかった最後のひとりらしい)

大泉洋さんの魅力。イケメンでもなく演技派と呼ばれるような渋さもない!(ですよね(^^ゞ)

しかし、彼の魅力は「眼」にあると思っております。あのいつもだるそうで眠たそうな目が、"ここ本気"って時には、ものすごい眼力を発揮するんです。意志や内面の強さを眼力(めぢから)で表現できる役者さん。そう多くはないと思います。

ちょっと大泉さん、ズルいですけどね。普段あんなんだから(どんなんだ!?)、たまに威圧的な視線を投げるとそれが誰よりも真剣に見えてしまうというギャップ。あれは武器ですね!

まだ第1話なので、これからですが、脇を支える役者さんたちも皆しっくりくる。結構これまでキャスティングには不満を漏らしていた私ですが、このドラマ「ノーサイド・ゲーム」では今のところ一切ないです。

いや逆に、松たか子さん、上川隆也さんの存在感はさすがで言うことありませんが、笹本玲奈さん(ミュージカル界の看板女優)とか千葉真一さんの次男で新田真剣佑さんの弟、廣瀬俊朗さんの出演など今後の演技が楽しみな役者さんが大勢出ていてワクワクしています。

ちょっとセリフがたどたどしかった廣瀬俊朗さんは日本代表キャップ28を持つラグビー選手。ぼくとつな感じはとっても良かった。

ラグビー大好きな私としては、今年9月(あと2ヶ月ちょっと)から日本で開催されるラグビーワールドカップに向けて、大いにこのドラマが盛り上がり、日本代表チームを鼓舞してくれることを願っています!私も感想をポチポチ書きつつ応援していきたいと思っています。

でもつまらなくなったらシビアに書いちゃうけど。では、第1話のなんへんです。

2019夏『ノーサイド・ゲーム』なんへん:59

《追記》2019年7月8日

昨夜放送された「ノーサイド・ゲーム」を見て、どうしても比較したくなるのが同枠で放送されていた前クールのドラマ「集団左遷」。主演は福山雅治さん。原作は経済小説を数多く出されている江波戸哲夫さんが著した『 銀行支店長』+『集団左遷』。

内容が池井戸潤みたいと言われていましたが・・、あらためて池井戸作品を見ると、やっぱりその質は大きく異なると思いました。

それは、“ドラマの厚み”です!

池井戸作品にあって江波戸作品にはなかったもの(もしかしたら原作小説にはあったのかもしれませんが、未読ですみません。江波戸ドラマといったほうがいいかも?)。

それは、【家族】池井戸作品では家族描かれているのですね。常に。

「陸王」では、就職に失敗した長男(山﨑賢人)が成長していく姿を本筋(会社の存続をかけて異業種に参入した「こはぜ屋」の奮闘)と絡めながら丁寧に描いていて、もう一つの柱となるドラマと言ってもよかった。

「下町ロケット」では、父に反発しながらもその背中を追い、そして追い越そうとする一人娘(土屋太鳳)を取引先企業に就職させるという荒業で上手に融合させていました。

今回の「ノーサイド・ゲーム」は、大泉洋さんの妻役となる松たか子さんが「家族」の存在を強烈にアピールしていましたね。そこに小学校での息子(歌舞伎役者である三代目市川右團次を父に持つ市川 右近君が熱演)のいじめ問題もあって今後の展開が大いに気になるところです。

片や、「集団左遷」における片岡洋(福山雅治)の家族。妻と長男の役割はほとんどお飾りのようなものでした。真山(香川照之)さんの家族(病弱な妻)についてはきっちり描かれていたのにね・・、福山サイドの意向か何かかしらん?(;^ω^)。

“ドラマの厚み”という点で言うともう一つ。いわゆるジャンルとしては“企業もの”だけど、そこにもう一つ別の世界が描かれているのも池井戸作品の特徴です。例えば、“宇宙”とか“陸上(マラソン)”とか“野球”、そして“ラグビー”!

銀行内での左遷や出世・合併・不正問題に終始した「集団左遷」に後半飽きてきてしまったのは(私の中でですが...(;'∀')、ドラマの厚みによるものだったんです。絶対。

と、言うことで、今夏ドラマ「ノーサイド・ゲーム」からは色んな角度からの共感と感動と癒しを期待しちゃいます。

以上



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