サッカー日本代表ベスト16の限界と次期監督についての考察

7月3日:ラウンド16【日本対ベルギー】2対3 日本敗退

7月5日:日本代表帰国 そして、次期代表監督の話が浮上

西野監督の続投か!?(西野さんが否定)それとも

元ドイツ代表、ドイツ・アメリカ元代表監督のクリンスマン!?

う~ん...、

誰が良いとか悪いとかではなく、まだW杯が続いていて、ベスト4すら決まっていない段階で

W杯後にすぐ監督を選ばなくてはならないのか....、

すぐに選ばなくてはならない理由が何かあるのでしょうか?

慌てて選んだ結果が、アギーレでありハリルだった。

そもそもハリルにした理由は何だった?

ハリルの3年って...、何だったの?

3年ですよ( `ー´)ノ!? 全く無駄だった、とまでは言わないけれど、

もったいなかった。

そして、今回ロシアW杯の結果を受けて、皆、あれっ!?って思ったはずです。

薄々感づいたはずです。

W杯直前に監督が代わりました。

わずか2ヶ月前のこと。

こりゃダメだって思いましたよね。

しかし....、

結果は!?

ベスト16!です。

西野監督わずか2ヶ月でベスト16、ということは、極論を言ってしまうと

ハリルの3年はなくてよかった。

西野監督の偉業!?

わずか2ヶ月という異常な状況で監督に就任したばかりか

本戦でベスト16という結果を残したことは本当にすごいと思う。

しかし、

当然準備期間は2ヶ月しかなかったわけで、西野スタイルというものを示したわけではない。

いや、作りようがない。

今回のベスト16という結果は、西野監督がバラバラになっていたチームを

直前で一つにまとめた功績が評価されるものの

どちらかというと、4年前のブラジル大会で悔しい思いをした選手たちが

その4年間で“個の力”を磨くことを心に決め、実行したその集大成が結実したとみるべきだと思うのです。

もちろんハリルホジッチではその思いをまとめきることが出来なかったわけなので

西野監督がより目立つ形となったのですが

おじさんイレブンと揶揄されながらも今回ピッチに立ったメンバーは

メンバーを適切に選んでくれさえすれば、自力でここまで出来ると信じていたのではなかったのかと思うわけです。

特に本田選手を筆頭に、香川、岡崎、吉田、長谷部、

そして長友選手たちです。

ハリルジャパンではそのジレンマ(いつまでたってもメンバーを固定せず、自分たちを信用してくれない

監督にいら立ちもあったのでしょう)が親善試合の不本意な結果として表れていたと。

チームがバラバラだった。

そういう点で、選手の自主性を重んじた西野さんの選択はベストだった。

-選手たちのリベンジ-

ならば、監督にリベンジの機会が与えられても良い(やる気があればですが....)

ただし、それをすぐに決めなくても良いと思います。

簡単に出せる結論ではないでしょう。

一つの区切りがついて、燃え尽きているかもしれません。

猶予が与えられてしかるべきです。

いいや、ではその間の代表の期間はどうするの?監督不在でいいの?って声もあるでしょう。

いいんです!

監督なんか、選手(チーム)次第では、2ヶ月前に決まってくれればそれで(極論ですよ(;^ω^))!

とにかく、安易な妥協はすべきではないと。

そして、監督選びそのものの手順を見直すべきだと思うのです。


歴史は繰り返す

新たな監督に全権をゆだねる。

振り出しに戻り、一からチーム体制を作り上げる。

常に新たな4年間が繰り返されるだけ

選手は過去の悔しさを糧に大会に臨むことが出来ますが、

監督には過去の蓄積がありません。

振出しに戻り(予選敗退)→ 監督交代

ベスト16 → 監督交代

振出しに戻り(予選敗退)→ 監督交代

ベスト16 → 監督交代

歴史はただ同じところをぐるぐると繰り返すだけ。

選手の目線で見れば、

予選敗退したメンバーが4年の間に成長してベスト16まで

しかしそこで引退。

振出しに戻り、また予選敗退

どこに日本サッカーの進歩があるのか

結局誰が監督をやってもその流れは変わらない!?

今回のベスト16は、かつての16強とは違う。はじめてベスト8への可能性を感じさせてくれたと識者は言います。

はたしてそうでしょうか?

その可能性は、選手たちのモチベーションのおかげだった。別に日本協会がそう導いたわけではない、と。

私は思います。

ベスト8に進めなかった悔しさをキチンと次の世代に継承していけるのか?

あのフィールドにいなかった選手達に悔しさとかふがいなさを心の底から伝承するのは難しい(;´д`)

では、16を突破するにはどうしたらよいのか!?

16強突破のための「チームジャパン」

ここで日本協会が考えるべきことは、次の監督にふさわしいのは誰かではなく

次に掲げる目標をどこに据えるのかではないでしょうか。

日本としてどんな戦略があるのかを問いたい。

歴史は繰り返す

これまでのようにジーコ·ジャパン、ザック·ジャパン、ハリル·ジャパンとかではなく

「チーム·ジャパン」を作ってほしいのです!

それはラグビー日本代表のように(難しいとは思いますが..、)

日本が目指すサッカーをしていくという一本筋の通った戦略を作ってから

日本代表の強化を目的としたスタッフを招聘する。

次期監督に全てを託す今まで通りのやり方ではなく、選手の選考、強化までをトータルでサポート、実行していくチームを作ってほしい。

そこに、経験と実績と謙虚さを持ち合わせ世界の戦術とメンタリティを植え付けることの出来る人を監督として迎い入れる!

それまでに日本人で出来ることは全部やる!

であれば、監督に任せるのはアジアの最終予選からでも十分間に合うような気がします。

迎い入れるのは2年後でもいい(もちろんそこにかかわる中で最善の方がいれば日本人監督で構わない)

いや、逆に長すぎると選手との緊張感が薄れ、仲良し軍団になってしまうかもしれない。またはギクシャクして一向にチームがまとまらないかもしれない。

2年間という短いようで長い期間に合わせてチーム戦術を練られる監督に委ねる。

メンバーの基本は、チームジャパンがあらかた推薦選手を提供し、こうしたチームの戦い方で世界のトップレベルに仕上げてほしいと、迎え入れる監督に言えるまでに、日本協会も覚悟を決めてほしい!

監督を決めたら、あとはお手並み拝見的ななめた態度はおしまいにしていただきたい。

そして、次回は経験を積ませる大会と位置付け、8年後にベスト4を目指すでもいいと思います。

とにかく、これまでと同じ戦略では多分何も変わりません。

西野監督が仕掛けた時間稼ぎ戦術くらいの大胆さと賭けが必要なのかもしれません。

目の前の小手先の未来の勝ちを追い求めるかそれとも長期的なビジョンを立てるか

もうJリーグが出来て25年。そろそろこの20年来のやり方にピリオドを打って

メイドインジャパンの長期的戦略(ビジョン)を示す時ではないでしょうか。

“参考” >


次期監督候補に名前が挙がっているクリンスマン氏についてこんな記事が掲載されていました。

クリンスマンの(アメリカ代表での)求心力が揺らぎ始めたのが、まさにその14年ブラジルW杯への道のりだった。それまで選手たちはあまり愚痴も言わず、監督に従っていた。チーム内の話もメディアや外部にリークするようなことはなかった。だが、徐々に事態は変わり始めた。

不可解な戦術論、「上から目線」の口調、メディアの前で公然と行う選手批判……。選手や代表チームに不信感や不満を募らせるような言動が目立った。日本が大事にしている「和」を、まさに乱す人間だった。

「“和”を乱す人間だった」 日本代表の新監督候補クリンスマン、米紙記者が綴る人物像より

次期監督については、経験と実績はあるに越したことはないですが、なにより「謙虚」であることを条件に入れていただきたい! そう思います。

日本の【チーム力】の力の源泉がそこにあるからです。

【加筆】Jリーグの在り方は?

Jリーグの在り方

現在J1には18チームが存在します。

しかし、世界レベルのクラブチームに達しているJチームはあるでしょうか。

今回のベスト16の原動力となった選手たちは皆海外クラブでもまれて心身ともに強くなった選手たち

彼らをJリーグで育てることはできないのでしょうか?

今のままでは出来ない!と思います。

なぜなら、欧州と違って日本ではサッカーがトップ1の人気スポーツではないからです。

ヨーロッパで、体感・運動能力に優れた多くの選手が目指すのがサッカーであるとしたら

日本では、野球とサッカーに分けられてしまいます。

にもかかわらず、トップカテゴリーにヨーロッパ並みの18チームも存在している。

このままでは試合のレベル向上は望めません。

そこで提案です。

もうワンランク上のリーグを作りましょう!

例えば...、JSリーグ(ジェイスーパーリーグ)とか、名称は何でもいいですが・・、

もちろん最低目標は、アジア制覇です!

6~8チームの総当たり戦。J1の中に組み込みつつ、他10~12チームとは1試合にしてJSのチームだけと何試合か組んでいく。

出来ればアジアのトップレベルのクラブチームと真剣勝負で戦う場もあれば尚いい。

それが、低迷するアジアのレベルアップにもつながるはずです。

Jリーグは、すでに多くのチームが地元に愛されている現状を踏まえると、J1の下位チームの人気が突然落ちるとも考えられませんし、

選手達はさらなる高みを目指してJSリーグを目指す!

当然、日本協会のバックアップは欠かせません。

と、言うように、抜本的改革を進めない限り、ベスト8、ベスト4の道は厳しいと思うのです。

(かなり妄想入ってますが...(;´∀`)

しかし、やっぱり今大会もベスト8にアジアの国が全く残れない現状を考えると、今大会の日本代表の活躍で次はベスト8などと浮かれているのは甘い幻想でしょう。

なにもせずこのまま、

選手たちの頑張り(ヨーロッパチームに移籍することを含めて)だけに頼っているだけで良いのでしょうかね!?

監督を交代させて、高みの見物だけで良いわけがありません。

もっともっと、強くなる、強くさせる戦略を練ってねって、練り込んで頂きたい!

そう思っています。

【加筆2】長友の体幹トレーニング

記事の中で、「チーム·ジャパン」を作って強化してほしいと提言しました。

☆ラグビー日本代表方式ですね(^^; スケジュール等の問題で難しいとは思いますが…、

もしそれが可能なら、是非とも取り入れていただきたい事があります。

それは日本代表史上最高のサイドバックである長友選手が実践している体幹トレーニングです!

身長があるわけでもないごく普通の体格の彼が、今大会を通して日本代表メンバー中で一番走って、さらにアフリカ、南米、欧州の屈強なFW達と互角に渡り合った身体能力は、彼の体幹トレーニングの賜物です!

<小さな巨人=長友>

この長友式体幹トレーニングを日本代表全メンバーに浸透させれば、間違いなく、【個の力】を劇的に向上させることが出来る!

と、思います。

チームスポーツで勝つための3つの要素。

【個の力】【チーム力】【気持ち】

この中で最も日本代表が劣る、苦手とする【個の力】を上げられれば、ベスト4ですら夢ではありません!

出来ることは何でもやる!

その意気込みでお願いします( ^ω^ )

以上


【オシムの提言】

オシム元日本代表監督が今大会についてインタビューを受けたということで、内容を読んでみました。

印象的だったのは、

ティキ·タカと呼ばれるポゼッションサッカーの終焉を訴えたことです。

ティキ·タカとは

ティキ・タカはショートパスをつなぎ、複数のパスコースを確保しつつオフ・ザ・ボールにおける選手の動きによってゴールへの道筋を作るプレースタイルと形容される。このスタイルは、複数のパスコースを作りながらショートパスをつなぐ点と、辛抱強くパスを回し、保持したボールを失わないようにするもの
Wikipedia より

これがつまらないサッカーだと断じたわけです。

オシム氏が言うには、もっと攻守が目まぐるしく変わるダイナミックなサッカーにならないといけないと。

もう、ティキ·タカはやめてくれ!とまで言ってました(^_^;)

今大会、ポゼッションサッカーを得意とする国のサッカーはことごとく敗れ去りました。

日本をどう評価していいのか難しいけれど、これまでのスタイルからいうと、スペインを頂点としたティキ·タカと呼ばれるポゼッションサッカーを目指したことは間違いないと思います!

では、もう日本のサッカーは世界に通用しないのか??

いや、そうは思いません。

今大会の日本の躍進は、

これまでのポゼッションサッカーではない、新しいスタイルを模索しながら生まれた次世代モデルの日本サッカーだったのではないかとひそかに思っています。

これまでと一番違うところは、とにかくボールをキープしてさえいればいいという、バックパスサッカーとでも呼べるようなつまらないサッカーに対して、

前へ、縦への意識が共有され、そこにより早くが加わり、より攻撃的になっていました。

選手たちの技術はもちろん、選手間の信頼と意識の統一が縦へ(縦パスが多く見られた)を後押ししていたのかと思います!

世界の衰勢は、ワールドカップで変わっていくと言います。

スペインを頂点としたポゼッションサッカーは、研究し尽くされたのかもしれません。よほどのタレントを育てない限り今後は厳しい戦いを余儀なくされる。

もしくは、見ていてつまらないサッカーと言われるかもしれません。

私自身は、華麗なパス回しは見ていて面白いと思いますが…、

肝心なのは、何のためにパスをまわすのか!? です。

キープさえしていれば点は取られないという消極的な理由なら、くそつまらないサッカーなのは間違いないですね!

さあ、新しいダイナミックなサッカーに世界は移っていくのなら、その流れに乗り遅れず、日本も新しい勝つためのダイナミック·サッカーを生み出して欲しいと思います! キーワードは、

前へ、縦へ、より早く、より攻撃的に!です。

以上



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