2回目鑑賞 感想《1回目より2回目の感動》
フレディ・マーキュリー「クイーン」の半生を映画化した『ボヘミアン・ラプソディ』を観終わって約3時間。

興奮冷めやらぬまま、キーボードを叩いています(ネタバレあり)。

ドーパミンがいまだ放出されているので、話が飛んでまとまらず、読みづらい記事になるかもしれません。先に断っておきます。
ご容赦を...(;´∀`)

まず言いたいのは、映画として“面白い”!完成度の高さ。クイーンを知っていればもちろん、知らなくても十分楽しめる。

サクセス・ストーリーであると同時に、貴重な伝記的フィルムにもなっている。

それは、マイケル・ジャクソン『THIS IS IT』のような舞台裏映像のリアリティには当然及ばないけれど、クイーンの舞台裏を覗いているかのような錯覚を覚えるくらい、役者さん達含め、舞台が見事に再現されていて...、まったく飽きることがない映画になっています。

フレディを演じるラミ・マレックは、フレディ本人からトゲとかアクが抜けて、とってもいい人に見えました。

もちろん“似ている”のは間違いない。しかし、晩年のカミソリのような、いや、日本刀のように触れたら一瞬で切り裂かれてしまうような鬼気迫るパフォーマンスを表現できるほど、フレディ・マーキュリーは甘くはない・・。

そこに、この映画の限界があるのかもしれない。

・・、
・・・、( ^ω^)

とは言え、これは映画です。エンタテイメント作品です。という意味で、

ラミ・マレック=フレディ・マーキュリーは、最高で申し分ない出来でした(偉そうにすみません)

それが証拠に、クライマックス、ウェンブリースタジアムのステージに上がり、次々に名曲を披露していく中、フレディの魂の歌声を聞いていると、ジワジワと、今生きていることを感謝しなくちゃいけないなって...、心からそう思えました。大袈裟ではなく。

これは、私が心からこの映画に感情移入していた証拠です。

ラミ・マレックが偽物なら、終始私は違和感を覚え、きっと135分という大作に飽きていたに違いありません。

クイーンの他のメンバー。ブライアン・メイを演じたグウィリム・リー。ロジャー・テイラーとなったベン・ハーディ。ジョン・ディーコン役のジョセフ・マッゼロ。3人とも笑っちゃうほど似ていましたね。特にブライアンは・・(;^ω^)。

クイーンを知らない方は、まず日本にはいないと思います。クイーンというバンドは知らなくても、きっと彼らの楽曲は一度はどこかで出会っているはず!CMとかドラマとか、スポーツ大会とかで。
例えば、「伝説のチャンピオン(WE ARE THE CHAMPIONS)」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You)」「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー(I was born to love you)」や「バルセロナ (Barcelona) 」ですね。

映画の中では常にそうした名曲の数々が流れていますが、(今もクイーンの曲を流しながらこのブログを書いています)曲が生まれていく過程が描かれているのでそれを見るのもワクワクして、自然と身体が揺れて足踏みをしてしまいました。音楽とひとつになって、どんどん映画に入り込んでいく感じ...。

足踏みと言えば...↓
We Will Rock You 誕生


さて、ようやく少しだけ、冷静になってきました
(;^ω^)

フレディの壮絶な人生は、やはりゲイということとエイズに侵されたという事実からは逃れることはできないかと思いますが、映画の中ではその点もしっかり描かれていきます。(私は知らなかったのですが、孤独感の中には、出生(人種的な問題)も絡んでいたのですね)

フレディから避けては通れない事実。

ゲイであることを隠さねばならない時代背景(それは今この時代であっても何にも変わっていないのかもしれません。特にトランプ大統領就任以後は、せっかく性に寛容な社会が熟成されてきた時代の流れに逆行していくようで残念です)家族の関係。特に父親との確執。それゆえの、彼の「孤独」を丁寧に描いていきます。

特に、孤独ゆえのバカ騒ぎのパーティーや、元彼女との切なすぎる別れなどは、観ていてつらくなるほどでした。

エイズに関して、彼はこう語っています。

「私はHIVテストで陽性と診断され、AIDS患者であることが確認されました。しかし私の身の回りの人々のプライバシーを守るため、この事実を隠しておくことが適当だと考えておりました。 しかし今、世界中の友人たちとファンの皆様に真実をお伝えする時が来ました。これからはこの恐ろしい病気に対して、私と私の医師団と世界中で私と同じように苦しんでいる人々と一緒に戦って下さい。」

-1991年11月23日/フレディの自宅前で記者会見が行われ、スポークスマンを通じて声明文を発表-

フレディ・マーキュリーはHIVによる免疫不全が原因となって引き起こされた肺炎により45歳という若さで死去。亡くなった1991年は、奇しくもクイーン結成20年目だった。エイズ患者に対する偏見は当時大変でしたから。HIVに感染した人とは触れただけで感染するとかね・・(;'∀')デマですけど。

11/12《加筆》です

正直、ラミ・マレックはどんなに頑張っても、ゲイには見えませんでした!こればっかりは、演技とかではどうにもならない...、その人が醸し出す雰囲気(もちろんゲイであると知っているからこそですけど)とか一瞬(一種)の違和感があるかないかだと思うのですが・・・。

初めに“そこに、この映画の限界があるのかもしれない”って、書いたのですが、異性愛者(ラミ・マレック)の方がその空気(違和)感を出すのはなかなか難しいのかなって思いました。

*********

映画の後半、ゲイやエイズ、バンドメンバーとの確執がキッチリ描かれたからこそ訪れるラストの感動!(陳腐な言葉ですみません)でも、圧巻のラストステージに突入していくまでの流れが気持ちいいんです!

【家族愛、友情、パートナー】ぎこちなかった他者とのつながりを再び取り戻していきます。

気持ちが離れていたメンバーたちとの和解、そして、特にフレディの父親とのハグのシーンは涙モノです!!

1985年に行われた20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴエイド」でのパフォーマンスは、スクリーンと一体となってクイーンの音楽を存分に楽しむことが出来ました。

いや...、存分じゃないな!?

もっともっと聞いていたかった!
さて、今年は、久しぶりに劇場(IMAX)でミュージカル映画を観ました。

こちらにも感想を書きましたが、『グレイテスト・ショーマン』です。(ブルーレイまで買っちゃいました!)大好きな作品です。

圧巻の楽曲とダンスパフォーマンスに心揺さぶられました。

『ボヘミアン・ラプソディ』は、はたしてミュージカル映画と言うのかどうかは分かりませんが、今年は本当に『音楽』の素晴らしさ、凄さを改めて感じる作品に出会えました。

ぜひ、皆さんもそれを感じてほしいと思います。

では、なんへんです。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』なんへん:66

この映画は、50インチ程度の液晶画面ではもったいないですね。もう一度行こうかな!?今度は純粋に音楽だけを楽しみに.....!



関連CD

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)


ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)
ディスク:1
1. 20世紀フォックス・ファンファーレ (初収録)
2. 愛にすべてを
3. ドゥーイング・オール・ライト ...リヴィジテッド (初収録)
4. 炎のロックン・ロール (ライヴ・アット・ザ・レインボー・シアター、1974年3月31日)
5. キラー・クイーン
6. ファット・ボトムド・ガールズ (ライヴ・イン・パリ、フランス、1979年2月27日) (初公開)
7. ボヘミアン・ラプソディ
8. ナウ・アイム・ヒア (ライヴ・アット・ハマースミス・オデオン、ロンドン、1975年12月24日)
9. 愛という名の欲望
10. ラヴ・オブ・マイ・ライフ (ライヴ・アット・ロック・イン・リオ・フェスティバル、1985年1月18日)
11. ウィ・ウィル・ロック・ユー (ムービー・ミックス) (初収録)
12. 地獄へ道づれ
13. ブレイク・フリー(自由への旅立ち)
14. アンダー・プレッシャー
15. リヴ・フォーエヴァー
16. ボヘミアン・ラプソディ (ライヴ・エイド、ウェンブリー・スタジアム、1985年7月13日) (CD初収録)
17. RADIO GA GA (ライヴ・エイド、ウェンブリー・スタジアム、1985年7月13日) (CD初収録)
18. AY-OH (ライヴ・エイド、ウェンブリー・スタジアム、1985年7月13日) (CD初収録)
19. ハマー・トゥ・フォール (ライヴ・エイド、ウェンブリー・スタジアム、1985年7月13日) (CD初収録)
20. 伝説のチャンピオン (ライヴ・エイド、ウェンブリー・スタジアム、1985年7月13日) (CD初収録)
21. ドント・ストップ・ミー・ナウ ...リヴィジテッド (初収録)
22. ショウ・マスト・ゴー・オン
エンドロール/2曲目
ショウ・マスト・ゴー・オンが静かに流れてきます。
直訳すると「ショウは続けなければならない」ですが、慣用句的には「まだ終わってないよ」とか「何があっても止めることはできない」と訳すことも出来ます!
フレディの音楽に対する決意とか意志が感じれる楽曲に心をうたれます。

> ジュエルズ(クイーン)


Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version] やっぱり本物が観たい方はこちら(長いです24分)



映画スタッフ
映画スタッフ
監督:ブライアン・シンガー
「ユージュアル・サスペクツ」「X-メン」シリーズ「ワルキューレ」
脚本:アンソニー・マッカーテン
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽監修:ベッキー・ベンサム
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」「レ・ミゼラブル」他
音楽総指揮:ブライアン・メイ
ロジャー・テイラー
マイケル・ジャクソン『THIS IS IT』を観ながら彼のラストライブにかける意気込みとそれを叶えられなかった無念さを思うと思わず涙が出てしまいましたが、この「ボヘミアン・ラプソディ」を観ながらやはり同じようにフレディマーキュリーの無念さを思うと切な過ぎて…、言葉になりません!

20世紀を代表する最高のそして偉大なパフォーマー二人のご冥福を祈るばかりです!

《加筆 11/25》2回目の感動

同じ映画を2度以上劇場で観る、って、そんなにあることではありません。

多分これまでの人生の中で、数えられる本数だと思います。

そんな“まれ”にしか起こらないことが、今年(2018年)だけで2回も起こりました!!

1本目は、2月25日に観に行った『グレイテスト・ショーマン(←感想はこちら)結局通算4回』。そして、この『ボヘミアン・ラプソディ』です。

共通するのは、“音楽”なんですが...、それだけでは当然ありません。

この2本に共通していたのは、月並みな表現だけど、こういうことだと思います。

魂を揺さぶられた(頭で考えるようなことではなく、感情に訴えてくるなにかがある)ってこと。

そして、観終わった後の心地よさをもう一度味わいたいという衝動が、止まらなくなった。

「グレイテスト・ショーマン」はCDを購入し、「ボヘミアンラプソディー」はもう何年も前に購入していたQueenのベストアルバムを棚から引っ張り出して聞いていたのですが、そのたび映像がよみがえってきて、私を誘惑してきたのです。

もう一度、観てみない!?って。

1回目の鑑賞後に、感想を書いてみて、ラミ・マレックの限界を感じたわけですが、しかし、それをも上回るクイーンの楽曲の持つ魅力、音楽(ライブ)シーンの迫力、無駄のない構成、演出・脚本!

それらをもう一度だけ味わいたいと思うようになりました。

結果、2度目の方が圧倒的に良かった!!

なぜか!?

私は、1度目、ラミ・マレックをフレディ・マーキュリーの代わりとして見過ぎていた!のだと思います。

映画の中の“ラミ・マレック”をフレディの代役として見続けると感じるちょっとした違和感。

映画は面白かったし音楽は最高だったけど、期待値が高すぎたのかもしれません...。

しかし、2度目は違いました。これは自分でも予想外でした。

ラミ・マレックはラミ・マレックで、別にフレディの代わりではなく、フレディを演じる役者として自然に受け入れられました。多分、フレディ・マーキュリーを知らない若い世代の方の方がすんなり物語の世界に入っていけたのかもしれません。

史実と違うとか、いろいろ言われていたりするけれど、要するに、2度目はそんなことをいちいち考えることなく、あら捜しをせず、純粋に映画を楽しめた!ということですね(;^ω^)

なので、Queenファンの方で、この映画を観てちょっとした違和感を感じたり、フレディ・マーキュリーを観に来たのにちょっとがっかりした、なんて人は是非!、もう一度、観てみることをおすすめします!

ストーリー展開も、映画の中のクイーン(ラミ・マレックやグウィリム・リーやベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ)もすべて知ったうえで観てみると、また新たな発見や感動が生まれると思います (^^)!

以上

映画『ボヘミアン・ラプソディ』二度目 なんへん:68

3回目は、"胸アツ"応援上映行っちゃおうかな(;^ω^)



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