2016【冬ドラマ】もラストスパート!
多くのドラマがファイナルに向けて動いております。
今年の"【冬ドラマ】おすすめ"として書いた記事からもう3ヶ月が経ってしまいました。
あっという間ですね~(^^ゞ
⇒ 2016【冬ドラマ】 おすすめドラマ15本!!『前篇6本』(日曜~火曜日)
⇒ 2016【冬ドラマ】 おすすめドラマ15本!!『後編9本』(水曜~土曜日)
いつもそうなのですが、自分が見たいと思って、気になって見始めたドラマも、最終回まで視聴し続ける(生き残る)ドラマは、半分以下、いや3分の1以下になってしまいます。
あれですね (;^ω^)
用事があってその時間見られない場合は録画するわけですが、2~3週分溜めてしまうと厳しくなりますね。
後でまとめて見ればいいや!?
なんて思うのですが・・("^ω^)、
実際、なかなかまとまった時間なんて取れないわけで…(´・c_・`)
今クールもそんなドラマ結構あります。
綾瀬はるかさん主演の『わたしを離さないで』、香取慎吾さん主演の『家族ノカタチ』とか、遠藤憲一さん主演『お義父さんと呼ばせて』とかね・・。
溜ってます (;´∀`)消してはいないけど‼
すごくつまらないってわけではないのですが・・、
でも、取り溜めて3~4話見ないっていうのは、そもそももう興味が薄れているわけですから、もう見ないかなと思います。。
そんな中、リタイヤすることなく完走しそうなドラマは6本。
(すでに『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』はフィニッシュ)
だいたい毎回こんな数に落ち着きます。
で、ここまで毎週楽しく見てきたドラマ『フラジャイル』も来週最終回を迎えます。
-『フラジャイル』最終回前話-
『フラジャイル』は、【病理医】という世界をドラマに持ち込み、"医療ドラマ"に新しい風を起こしました。これは、アレに似ていますね。
刑事・警察ものドラマに「科学捜査」という手法を取り入れて事件を解決していくスタイルのドラマが登場してきた時みたいな。
日本ではお馴染み『科捜研の女』米では『CSI:科学捜査班』とかね…。
毎クールいろんな医療ドラマが制作される中で、スーパードクター物の頂点に君臨するドラマ『Doctor-X 外科医・大門未知子』に対抗するには、ちょっと違った観点(視点)から勝負を挑まないと難しいと。
大門未知子の決めゼリフ"私、失敗しないので!"は、それ言われたらもう他にはないだろって感じですからね。
違うアプローチが必要になります。
それが、例えば最近では『コウノドリ』のように主人公が医師でありジャズピアニストでもある産婦人科を舞台にした作品とかね、"手を変え品を変え"というやつです。
『フラジャイル』の【病理医】の世界は、新たな発見でした。
主人公岸京一郎(長瀬智也37歳)が患者の血液や細胞組織を顕微鏡でのぞいて見える「画」は、まるでCSIや科捜研で犯罪の証拠を検証している時の「画」のようで緊張感がありちょっとワクワクしたりして・・、不思議な感覚でした。
8話までは、「病理医」対「臨床医」という構図で物語が進みながら、伏線にアミノ製薬のMR(医薬情報担当者)火箱(松井玲奈SKE48 24歳)がちょいちょい登場していたのですが、いよいよその企みがみえてきました。
アミノ製薬が開発した抗がん剤の治験に向けて、MRの火箱が「病理診断科」の岸京一郎を落とそうとする意図がいまいちはっきりしないものの(だって、治験とMRと病理ってまったくどれも関係ないので・・(;´Д`)、この抗がん剤が絡んだ話が最終回のカギになってきそうです。
ということで、最終回前話は、ラストに向けての本当の序章の回となりました。
9話のサブタイトルは「余命半年の幼なじみ 未来を託した夢の新薬 それは希望か悪魔か」
希望か悪魔か!? 結論は出ていません。
ただ、なぜ火箱(松井玲奈)がそんなにも抗がん剤の治験に意欲を見せるのか、火箱の過去からその理由はみえました。
もう一つの物語。宮崎(武井咲22歳)にとっては兄のような存在である幼なじみ(小出恵介32歳)との再会から検査入院。そして、病理診断でガンと分かり彼の余命がわずかと知ることになった宮崎は仕事が手につかなくなり、岸に病理科にはいらないと一喝されるなど・・。
さらには、森井君(野村周平22歳)が医者になるために突然辞めてしまい、ドタバタしている「病理診断科」の行く末、もちろん森井君自身の将来?
などなど、問題山積みのままいろんな物語が同時進行で一気に進んでいきます。
が、第9話では、すべて"嵐の前の静けさ"の様相を呈しています。
あと1回。物語は完結に向けて動いていくのでしょう!
しかし、この展開のままドラマは終わってしまうのでしょうか?
何かモヤモヤしたまま…!
何かって?
岸京一郎自身のストーリーです。
ありましたっけ?そんな彼の過去を描いた話。
なぜ彼が臨床医から病理医に移ったのか?
なぜ彼が、自信満々に"うちは、10割出しますよ!"と言えるまでになったのか?
なぜ彼は、中熊(北大路欣也73歳)に対してあんなに無愛想なのか?
なぜ彼は、細木まどか(小雪39歳)と別れることになったのか?
なぜ彼は、・・・!?
それらはすべて"なぞ"というよりも、こちらの"興味"や"好奇心"なんですが、他の登場人物たちの過去や想いは明らかにされてきたのに、主人公である岸についてはいまだ漠然とした情報だけしか与えられていないような気がします。
『フラジャイル』は、今クールのドラマの中でも、1、2位を争うくらい登場人物とキャストがうまくハマったドラマだと思います。
・岸京一郎=長瀬智也(初めはいろいろ言われてましたが、結局岸=長瀬はベストだったと思います)
・宮崎智尋=武井咲(これまでのドラマや映画の中では一番(私の中では)良かった!)
・森井久志=野村周平(森井君役は、彼しか考えられません!( `ー´)ノ)
・細木まどか=小雪(岸と対等に渡り合える女医役として、彼女の存在感が際立ちました!)
・佐田直人=津田寛治(中間管理職の悲哀を見事に表現できる役者さん。脇を固める役者としてはもうベテランの域に達しているかも!?)
・中熊薫=北大路欣也(さすがの目力!特にコメントは必要なし)
&
・火箱直美=松井玲奈(初めて見る彼女の演技ですが、ちょっとイラつく小悪魔的な役をキッチリ演じていたと思います。これから他のドラマでも起用されるのかな!?)
※原作漫画ファンの方からしたら、ちょっと待った!って言われるかもしれませんけど・・!?
その中で、岸京一郎だけが、強烈な個性を放ちながらも、よく分からない人物なんですよね。
そこ(岸京一郎という人物)が一番知りたい! と思っているのに・・(;´Д`)
最強医療ドラマ『Doctor-X 外科医・大門未知子』
大門にはこんなキャラが設定されていました。(ナレーションの声:田口トモロヲさん)
これは一匹狼の女医の話である~。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ。 外科医、大門未知子。またの名を、ドクターX 。
そして、決めゼリフは、"私、失敗しないので!!"
『フラジャイル』に足りないのは、この分かりやすいキャラ設定!
決めゼリフは、"君たちが医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ!!"、"うちは、10割出しますよ!"
ドクターXにも負けないカッコ良さがあるのに、岸京一郎という人物(プライベートも含めて)は謎のまま!?
病理医の世界が地味だからこそ、岸京一郎の背景をもっと分かりやすくして感情移入できるようにすれば、もっと面白くなるような気がするのですが・・・。
なんか中途半端な設定がもったいないような気がします(;´・ω・)
まあ、これはもしかして"続編"があるのかなぁと思ったり・・("^ω^)
分かりませんが・・。
最終回でどこまでそこが明らかにされるのか、少しだけ楽しみにしています。
では『フラジャイル』なんへんです。
冬ドラマ『フラジャイル』第9話 なんへん:58
最終回、宮崎の幼なじみの運命は!?、アミノ製薬の抗がん剤新薬AM105の真実は!?そして、「病理診断科」の仲間たちがどんな道を歩んでいくのか!?
どんな場面で"僕の言葉は絶対だ!!"が飛びだすのか!?
スッキリする結末を期待しています!( `ー´)ノ
『フラジャイル』の過去記事はこちら↓
⇒ 2016【冬ドラマ】TOKIO長瀬智也主演『フラジャイル』感想!“僕の言葉は絶対だ!!”
⇒ 2016【冬ドラマ】『フラジャイル』感想!視聴率なんて気にするな!?&森井君役の"野村周平"頑張るの巻
以上
Mr.なんへんでした。