
『はじめまして、愛しています。』毎週見ています。
評価も非常に高くて安定していますね。
(*´ω`*)
でも、なかなか感想が書けませんでした。
「特別養子縁組」というシビアなテーマでありながら、あまり陰気臭くならずに見ていられるのは・・、
きっと、脚本や演出が上手で、そしてもちろん演者の方が素晴らしいからだと!
同時に「特別養子縁組」という制度に対する興味も手伝ってのことだと思います。
ドラマとして楽しく見てはいるのですが・・、
う~ん、なんか、共感できない部分があるというか、、違和感がぬぐえなくて…
(;´∀`)、
テレビ朝日「はじめまして、愛しています。」HP イントロダクションにはこうあります。
あなたは家族に「愛しています。」と言えますか?――
この夏、尾野真千子と江口洋介の夫婦役初共演で送る木曜ドラマは、日本に実在する特殊な養子制度を題材に“本当の家族とは何か”という普遍的なテーマに挑みます。~。家族の形が見えにくくなっている現代だからこそ「家族で見てほしい」いまだかつてないホームドラマを届けます。
それは、子どものいない夫婦が、親に捨てられた見ず知らずの5歳の男の子を自分たちの子どもにしようと決断し、“本当の家族”になろうと奮闘する6カ月の物語。男の子は笑わず、しゃべらず、名前もありません。一切の感情を失くした子どもに他の大人たちが苦慮する中、なぜか夫婦は彼とコミュニケーションが取れる唯一の方法を持っていたのです。これは奇跡か、それとも運命か…。
戸籍上、本当の親子として認められるこの養子制度には、タイムリミット、試験期間、裁判による審議など、まるで「本当の親子になるためのテスト」のような難題が数々設けられています。尾野が演じる挫折続きのピアニスト妻と、江口が演じる自他ともに認めるお人好し夫は、この課題をクリアしようと七転八倒。そんな、もがきながらも前進し続ける愛すべき夫婦の姿を、遊川がユーモアたっぷりに描き出します!
~中略
特殊な境遇に置かれた人物たちの物語に見えて、実は視聴者の誰もがうなずける共感性の高いドラマに、どうぞご期待ください!!
テレビ朝日「はじめまして、愛しています。」HP イントロダクションより
…、
“本当の家族とは何か”という普遍的なテーマに挑みます。
テーマはよく分かります!(;´∀`)
"実は視聴者の誰もがうなずける共感性の高いドラマ"に
共感できる部分ももちろんあります。
しかし、それ以前に、ぬぐえない違和感がある!
それはなんでしょうか?
・・、
・・("^ω^)
で、偶然、あるHPを見てその違和感の正体が分かりました!
それは、こんなHPを見たからです。
「実子でなくても親になる 養子を選択した夫婦たち」by dot.asahi.com
そこでは、このドラマの基本設定となる「特別養子縁組」についてのリアルな実態が書かれていました。
一部抜粋します。
家族が多様化するなか、養子縁組はひとつの選択肢だ。だが、広まらない現状がある。年齢、働き方、婚姻期間……誰もが養父母の「条件」を満たせるわけではない。
子どもを持てずに悩む夫婦がいる一方、家庭を持てずに生きる子どもたちも数多くいる。
2014年の厚生労働省のデータ
乳児院に約3千人、
児童養護施設に約2万8千人の子どもがいる。なんらかの事情で生みの親が育てることができない子どもを社会で育てることを「社会的養護」という。社会的養護が必要な子のうち、法的な親子にならずに家庭で育てる「里親」のもとで暮らす子どもは約15%、
法的にも実の子とする「特別養子縁組」は約0.8%に過ぎない。
赤ちゃんを委託したい『生みの親』よりも、養親になりたい『育ての親』が圧倒的に不足しています」
それは想像に固くない。海外ではよく聞く話でも、日本ではめったに聞きませんよね。
そして、「特別養子縁組」を望む家族の話が出てきます。
養親希望者で多いのは、やはり不妊治療を終えた40代の夫婦。共働き夫婦も増えたという。条件に「専業主婦」を設ける団体もあるが、〇〇さんは共働きでも可能だと考えている。
特別養子縁組が増えないのは、共働き夫婦が門前払いを食ってしまうというのがひとつの障害となっているのでしょうね。
ある女性の話し。
30代は完全にキャリア優先の生活で、管理職になって、子づくりに本腰をと思ったときは43歳になっていた。時間がないと感じた彼女は人工授精、半年後には体外受精に切り替える。
だが、上手くいかず、
夫は二人だけの人生でもいいと思っていたが、妻は諦めきれず、この特別養子縁組制度に行着き、2月に本登録を終えると、4月には長女(3カ月)を迎えることが決まった。
社会的養護が必要な子たちに自分たちの家庭で育ってほしい、その子どもたちの幸せが夫婦の幸せであると考えられる人なら、立派な養父母さんになれるはずです」
もう一組の夫婦の話
結婚前から決めていた夫婦もいる。理由は、「妻の健康状態と年齢です」と夫は語る。
社会的養護が必要な子どもが数多くいることを知り、血縁はなくても、家庭で育てられる人が子どもを育てるべきだと強く感じるようになっていた。
これを読んでいて私の違和感は消えました。
すぅ~と、腹に落ちた。
ドラマ「はじめまして、愛しています。」で、はじめから感じた違和感は、なぜあの夫婦が特別養子縁組で子供を育てようと思ったのかが、いまいち理解できず、そしていまだに釈然としない。
超絶お人好しの信次(江口洋介さん)が訳のわからない偶然やゲン担ぎや何らかの閃きを感じて養子にすることを決めた!(。>д<)?と、言うのです。
そんないい加減な?
いやいや、本人はいたって大真面目なことは分かります。
でもでも、
それでは、妻の美奈ちゃんも望んでいた?
子供が欲しいって…、
年齢的にはもう難しいの!?
いや、すぐにでも欲しいなんて彼女は望んではいなかったはずだし、まだ奥さんも若い!
そこに突然の子供を引き取る宣言!
そんなんで、本当にいいの!?
江口さん演ずる夫(梅田信次)のキャラを細かく丁寧に描くことによって、引き取るという選択に真実味を出そうとしていたのは分かります。
でも、現実社会で、そんな理由(運命を感じたとかゲン担ぎだけ)で、里親でなく、特別養子縁組で子供を育てようと思う夫婦がどれだけいるのでしょう!?
夫婦が、子供が出来ないという現実の前でいろんな葛藤を経て、そんな中であの男の子に出会い、最後の選択として「特別養子縁組」の道を選んだというのなら、納得できるのですが。
でも、そこがほとんど描かれていない。
ドラマとして、そこを夫の人の良さでごまかそうとしている感じ。
でも、彼だって実の母親に対する態度は、非常に現実的で人間臭さを感じる!どちらかというとそっちの方が共感できる。
うがった見方なのかもしれないけれど、
多くの方の好意的な意見は、江口さんの演技に対するものなのか、それともドラマのキャラ(信次)に対するものなのか?
正直分かりませんが、私は、あのキャラにまったく感情移入ができないんですよね!(。>д<)
いや、それどころか、かなりイライラします
(-_-#)
例えば、(例を挙げ出したら止まりませんが(;^ω^)、妻(美奈)になんの断りもなく不仲なお父さんを呼んでしまう!とかね。、いろいろと。
※相手に対して良かれと思ってやる行動が裏目に出る=余計なおせっかい、ありがた迷惑ってやつ(;´∀`)
いや、わかります。
彼だから(そんなキャラだから)こそ、あの虐待されて心を閉ざしたままの男の子を引き取ってもやっていけるのだろうと。妻を説得できるのだろうと・・(;'∀')。
でも、それは脚本家の独りよがりのような気もしています。非現実的で強引な夫のマンガチックな設定は、なるほど脚本家はあの「家政婦のミタ」ならではと思ったりして!
~~~~~~
それ以外では・・。
本当の親子になっていく過程。
男の子と心が通じ合った(と感じられた)瞬間は、やっぱり感動します!感動という言葉は軽すぎるかもしれません。
グッときます!(これも軽いか!?)
男の子が尾野真千子さんに飛び込んでいったあの第3話のラスト!
"おかあさん"、"おとうさん"と言葉を発した第4話のラスト!
心臓を掴まれる感じ。
そして、こんな難役をこなしてしまう尾野真千子さんの演技はさすがだと思う。
よく"昭和の匂いがする女優さん"と言われるようですが、喜怒哀楽(内に潜むものも)をその表情で自然に表せる女優さんはもうあまりいないのかなぁって思います。
これは私の偏見かもしれませんが、元アイドル、モデル上がりの女優さんは、どうしても"作った表情""ワザとらしい表情"になって、みんな似たり寄ったりの演技になるような気がするのです・・。
もともと尾野真千子さんは、中学3年生のとき、映画『萌の朱雀』で主演デビューを果たし、第10回シンガポール国際映画祭主演女優賞を獲得した実力がありながら、なかなか女優として花開かなかった時期には、いろんなアルバイトで生活を支えていたと・・。そうした人生経験も当然演技に反映されているだろうから、演技に迫力と説得力があるのかなと。。
今回の美奈役は、そこらへんの(どこらへん?)女優さんじゃ、とてもじゃないけど演じられるシチュエーションじゃないと思います。
江口洋介さんも、あえて、うっとうしい超お人好しキャラを全力で演じていて、それは見ていてツッコミどころ満載なキャラなんだけど、それは、江口さんとキャラが一体ということだから、やっぱり江口さんも素晴らしいなと改めて思うところです。
そして、あの男の子(はじめ君)。
演じるのは天才子役と噂される横山歩(よこやまあゆむ)君8歳。
「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」でも出ていたんですね。
なんだ、普通の子じゃないか!!(って、当たり前だけど(;^ω^)
しかし、上手いですね~(;´∀`)今の子役は。
あっ、それと児童相談所の堂本を演じる余貴美子さん。またいい雰囲気を出す!
ちょっと作り過ぎな感じはするけど(このドラマの演出家さんは、ややキャラを作り過ぎの感がする(-_-;)、しかし、貫禄の説得力がある!
ドラマに対する、脚本家に対する違和感はずっと残されたまま、でも、3人が本当の親子になっていく姿に熱いものを感じながら、ドラマの行く末を見守っていきたいと思います。
では、なんへんです。
夏ドラマ『はじめまして、愛しています。』 なんへん:55
愛情を確認する‘試し行動’に続いて‘赤ちゃん返り’次は一体どんな行動が待っていて、そして二人は彼をどんな人間に育てようとするのか!?
そんな興味を持ちながら引き続き見てしまうドラマであることは間違いないのですが・・、
家族の絆や家族のあり方を「家政婦のミタ」風に、あまりにドラマチックに、センセーショナルに伝えようとするやり方には、正直あまり共感できないかもしれません。
以上