ノーベル医学生理学賞受賞 大村 智教授の重みのある言葉

昨日嬉しいニュースが飛び込んできました。
今年のノーベル医学・生理学賞に大村智(さとし)北里大特別栄誉教授が決定したという!

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その素晴らしい業績は、他のニュースでもいろいろ取り上げられていますので手短に。
大村さんは、長年にわたり微生物が作る有用な化合物を探求し続け、
そして、寄生虫病/感染症(オンコセルカ症やリンパ性フィラリア)などの発生を劇的に抑えることができる「イベルメクチン」のもととなる「エバーメクチン」など、数々の抗生物質を発見。
この「エバーメクチン」は、静岡県内の土壌から分離された微生物が生産することを発見。
※こんなすごい発見が、静岡県内の土壌から生まれたというところがなんとも不思議な感じがします(^_^;)
アフリカや東南アジアなど熱帯域に住む10億人もの人々を、寄生虫病から救う特効薬へとつなげた。
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その後、北里大薬学部のコンベンションホールで行われた記者会見をテレビニュースで拝見しました。
わずか4~5分の間に、とても印象に残る言葉がいくつもありました。

2012年に受賞されたiPS細胞の山中教授といい、ノーベル賞を受賞されるほどの方々のコメントは皆さんさすがに人物としても凄いなぁと感じられるものが多くていつも気になります。
それは、ものすごく特別なことを話しているわけではないのですが、
一つ一つの言葉に重みがあるのです

大村教授の昨日の記者会見から

みずからの業績について
「私の仕事は、微生物の力を借りているだけで、私自身が難しい事をしたわけでも偉いわけでもありません
私は、微生物がやってくれた事を整理しただけです」

 <謙虚さ>

受賞を誰に報告したかと問われると
「いちばん最初は心の中で16年前に亡くなった家内に伝えました」と答え、
「家内は私が研究者としていちばん大変なときに支えてくれた。受賞を何より喜んでくれると思います」

 <愛情>

また、研究に取り組む姿勢について
「面倒をみてくれていた祖母からいつも繰り返し、人のためになることを考えなさいと言われていました
研究者になっていろいろとやりたいこともあるが、何をやるかを決める際にはどちらが人のためになるかという考えを基本にしていた

 <献身>

若い学生たちに伝えたいこと
「いろいろやりたいことはあると思うが、失敗してもいいからやっていこうという気持ち
成功した人はあまり失敗のことをいわないけれど、3倍も失敗している。
人よりも何倍もへましていると思うが、そういう中から成功が出てくる。
とにかく失敗を繰り返してやりたいことをやりなさいと言いたい」と話しました。


 <勇気・信念>

 

あまりいろいろ書くと大村さんの言葉が色あせて見えてしまうので、もうこれ以上は書きません。

ただただ、大村さんの話した言葉をかみしめたいと思います。

ノーベル賞受賞  大村 智 教授 なんへん:73

(現在の「なんへん.com」では最高のなんへん指数です。※偉そうに“なんへん”つけますが、あくまで私見・愚見ですので(^_^;))

以上
Mr.なんへん



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