サッカーロシアW杯 祝決勝トーナメント進出!
しかし、西野ジャパンの神頼みサッカーは“あり”か“なし”か!?
結論を先に言えば、
“あり”
だと思います!
結果オーライなんです。
しかし、このタイトルにして、“あり”
でお終い、では面白くありません )^o^(
結果オーライだけど……( ̄▽ ̄;)、です。
西野監督が試合後の記者会見で語っています。
“不本意な戦い方だった”と。
“他力本願だった”と認めています!
私は見ていて、他力本願と言うより、もう神頼みにしか見えませんでした。
コロンビア対セネガル戦はそれほど拮抗していて、いつセネガルが得点を取ってもおかしくない展開だったからです。
もし西野監督以下スタッフ達がこの試合を見ていてなお時間稼ぎサッカーを選択していたなら、それはもう無謀(無能)というしかありません。
セネガルが同点に追い付くチャンスはかなりあったのです。そんな戦いを見ていなかったからこそ取れたギャンブルだった。
さて、今回西野ジャパンは、リスクを回避したと話しました。
日本が攻めた場合、逆にカウンターを喰らって更なる失点を重ねるリスクを回避したと。
確かにそういった局面はあったかもしれません。
サッカーですから...。
しかし、そのリスク回避戦術は、ネガティブ(消極的)戦略と言わざるを得ません。
もうひとつの選択肢は、点を取りにいき同点に追い付くという単純明快(シンプル)な戦略です。
これは、いつセネガルが同点に追い付き、同時に日本が決勝トーナメントに進めなくなるというリスクを回避するための戦略です。
これはポジティブ(積極的)リスク回避戦術だと思います。
なぜなら、攻撃は最大の防御だからです。(名将・武田信玄の教えですね)
どちらを選択するか?
そこに監督のこれまでの経験、監督の性格など様々な要素が複雑にからみあって、最終的に選んだのが、消極的神頼みサッカーだった!
あの22年前のアトランタの悲劇が西野監督の脳裏によみがえり、とにかく恥も外聞も捨てて残り10分以上という..、時間稼ぎには余りにも長い時間にもかかわらず、コロンビアに運命を託したのでしょう。
もし、セネガルが一点を取れば、土下座ではすまされない批判の嵐にさらされただろうことを思うと、いくら批判されても、西野監督の究極の選択を責めるわけにはいきません。
...、
......、
.........、しかし、
やはり、結果オーライとは言え、
私は積極的リスク回避戦術を選択して欲しかった。
いや、もしそうしてカウンターを喰らって2点目を失ったらどうするつもりだ!?と、言われるかもしれませんが、後半38分の時点でセネガルが1点取る確率と、日本が攻めて1点取る確率。
どちらが上回るかと言えば、後半終盤足が止まっていたポーランドイレブンから1点を取ることの方が、コロンビアやセネガルから1点を取ることより困難ではないと私には見えました。
(ただし、昨日のメンバー構成を考えたら...、確かに不安もありましたけど(ー_ー)!)
一夜明け冷静に振り返ってみて、決勝トーナメントに進出できて良かったと思う自分がいる半面、
結果オーライならなんでもいいのか!?とやるせない思いになる自分もいる、のが正直なところです。
そして、この結果を受けて一番恐いのは、
チームの目標であると皆が口にした(長谷部や長友、本田選手が)決勝トーナメント進出を達成して、それで良し!となってしまうこと。
『目標達成』!となって、モチベーションが消えてなくなること。
コロンビア、セネガル戦で見せてくれた心揺さぶられる気迫が消えてなくなってしまうことです
...、
いや、そんなことないですよね!?
まあとにかく、歴史は繰り返しました!
>サッカー日本代表 ロシアW杯【予選突破】の可能性は!? 加筆!歴史は繰り返す
そして、今度は新たな歴史を作ってほしいと今は祈るしかありません。
(おお!?、これは神頼み戦術かも…(^_^;)
次戦、対ベルギーは相当厳しい戦いが予想されます!
全チームの中でも好調なベルギーに対しては、神でも悪魔でも総動員して戦うしかないと思います。
決勝トーナメント進出に浮かれることなく、
私も大声で応援したいと思います!
-追記-
28日夜(フジテレビ系)放送されたポーランド戦の番組平均視聴率が44.2%だったことがわかった。瞬間最高視聴率は、54.0%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。ややオーバーに言うと、国民の二人に一人がこの試合を見たということですね。
※第1戦NHKで放送されたコロンビア戦は48.7%
※第2戦のセネガル戦(日本テレビ系) が30.9%
後半の戦い方は多くの方にフラストレーションをためたことでしょう。
サッカー通の方が、これが真の戦いだ!と、納得する一方、前2戦でサッカーの醍醐味を感じた新たなファンの方たちにとって、昨夜の戦い方はどう映ったのでしょうか!?
キング・カズの言葉
サッカーは5秒、10秒あれば1点入りますからね。セネガルが点を取った瞬間、日本は点を取らないといけない状況になる。その中で、(ポーランドが)来なければ回すという勝負にかけた。コロンビア戦もそうでしたけど、2-1になって自分たちが余裕を持ってボールを回すサッカーができた。その積み重ねで、ああいう時間の過ごし方ができたのでは。なかなかできる経験ではない。監督、スタッフ、スタンドの観客、テレビで見ていた人もみんなそういう経験をした。大きな日本の財産になるんじゃないですかね。勝ちに本当にこだわったやり方。いろんな選択があるなかで、あそこまでの選択があの瞬間できたなと。すごいと思いますね。
日刊スポーツより
カズは、本当にポジティブですね!
カズだからこそ説得力のある、重みのある言葉です。
しかし、です!
同じ状況に置かれて、ブラジルならどうしたでしょう。
スペインならどうしたでしょう!?
ドイツ(負けてしまいましたが)ならどうしていたでしょう!?
あるサポーター(ロシア人)の言葉
「この舞台で最高のフットボールを見るために来たのに·…、」
4年に一度のワールドカップという舞台
最高のサッカーをする(見せる)ためにやって来たのか!?
それとも勝ち上がるためにやって来たのか!?
答えは…、国の威信をかけた戦いに“最高の”なんて形容詞は必要ないかもしれません。
ただ、今回の時間稼ぎ(セーフティサッカー)は、セーフティでもなんでもない、ただの博打(ギャンブルサッカー)だったと言うことは忘れてはならないと思います。
そして、
カズの言う『財産』が、“負”の財産(最後の最後は時間稼ぎでOKというような極端な戦術を良しとする)とならないよう、もっともっと日本代表が強くたくましくなることを願っています!