目には目を歯には歯を! この『負の連鎖を止めるには』

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11月13日夜、フランスの首都パリで起きた同時多発テロ

一般市民を巻き込んだパリの同時多発テロの犠牲者は16日現在、132人に達しているようです。

そして今度は、フランス軍が、シリア国内で同時多発テロ後、初めてとなる過激派組織「イスラム国」に対する大規模な空爆を行ったと発表。「イスラム国」が事実上の首都とするシリアのラッカに対して大規模な空爆を行い、これは、9月から始めた空爆以降最大の空爆だといいます。

新聞各紙はそれを1面で「反撃」という単語を使って伝えているようです。

前日、“これは戦争だ”と、仏オランド大統領は語りました。

・・・、
・・・・・、

はたして、そうでしょうか!?

もうみんな薄々気が付いていますよね!?

これは、戦争なんかじゃない!

国”同士のルールもくそもない、いえ、“人間”としての理性も知恵も情もない
ただの殺し合い!だと。

人間とは、こんなにも愚かな生き物なのでしょうか!?

目には目を歯には歯を!この『負の連鎖』は、いったいいつまで続くのでしょうか!?

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「目には目を歯には歯を」の本当の意味するところは

現代では、自分が受けた害と同じ事をして、復讐するということ。として使われていますが、本当は、“受けた害に対して、同等の仕打ちをもって報いること”
(ハムラビ法典の言葉(g00辞書))

目を傷つけられたら相手の目を傷つけ、歯を折られたら相手の歯も折るということから。
本来は、被害者が受けた害と同等の害を加害者にも与えるという同害報復の言葉である。

要するに、「倍返しだ!」などという過剰な報復を禁じ同等の懲罰にとどめて報復合戦の拡大を防ぐことを刑罰の限界として定めたわけですね。

無用な復讐を戒めた言葉だったのです!
それを、その時の為政者が、自分勝手に都合のいいように使っているだけなんです。

「イスラム国」が、まるでイスラム教の教えに従って鬼畜な行いを正当化しようとしていますが、まったくふざけた話なんです。

しかし、すでに世界は、そんな負の連鎖(復讐としての”目には目を歯には歯を”に)から抜け出せなくなっているように感じます。

この『負の連鎖』を止める方法などあるのでしょうか?

昔なら、(と言ってもわずか70年前の話です)某国が行った非道な原爆投下というような手段で強引に戦争を終わらせることができました。たとえそれがどんなに不条理な恰好であったとしても、一応の決着がついた!
戦争は終わった!

しかし、今は、まったく出口が見えません。「国」自体が存在せず、神出鬼没な相手を前にして、どのように決着をつけようというのでしょうか?

テロに屈するな!と言うのは、これも結局、”やられたらやり返せ、倍返しだ“と言っているように聞こえてしまいます。それでは、『負の連鎖』が止まることはないでしょう。

昔みたいに、例えばイスラム国のトップ(指導者)を倒したらそれで終結!とはならず、また次から次へと新たな指導者が生まれる土壌がすでに出来上がっていることは間違いないと思います。しかも、さらなる憎悪を抱いて・・!

それが、「ホームグロウン・テロ」と呼ばれる新たなテロリズムなんだと思います。テロはまた新たな段階に突入しています。

「ホームグロウン・テロ」とは

国内で生まれ育った者(ヨーロッパ国内)が、国外の過激派組織(イスラム国等)の主義主張に共鳴し、自国内で起こすテロ行為。特に、西側諸国に居住する者がイスラム過激思想の影響を受けて行うテロリズムをいう。(デジタル大辞泉より)

これが今大きな問題になっているようです。

なぜそれが問題になっているかというと、事前に摘発することが極めて困難であるからだと。

シリア・イラク等に潜んでいるイスラム過激派組織のメンバーは常に監視下に置かれているため、先進国に侵入して行動に移すことが困難になっています。

そこで生まれたのが、インターネットの活用であり、誰もが持っている携帯電話を通じたソーシャル・ネットワークによる若者のリクルートだと。
テロ組織が過激な情報を発信し、読者の心情を巧みにくみ取り、過激な思想を植え付けていく。サイトでは、次の段階として身の回りの材料から爆弾を製造する技術も教え込む。昔と違い、テロ組織は最小限の手間と最小限の費用で立派なテロリストを遠く離れた地で育て上げられるようになったというのです。

今回のフランスのテロもこうしたホームグロウン・テロリストが関与している可能性があるらしい。

とすると、今起きている、または今後起こされるテロは、もはや、国と国との戦いではなく、一個人(そしてSNS等で連帯した仲間)との戦いになるということです。

シリアを空爆して終わる話ではありません。

むしろシリア空爆によって、パリ同様、罪のない一般市民が巻き添えを食い、家を追い出されて難民となった人々は、いったい誰が面倒をみるのでしょう。今回のテロにより、ヨーロッパに避難する手立ても閉ざされること必死でしょうし。
すでに国は崩壊している中で、結局、行き場のない人々の中に、新たな憎しみを生み出す土壌が作り出されてしまうのではと危惧します。

 

ホームグロウン・テロリストになる若者とは!?

当然、現状に不満を抱いているもの。
例えばフランスには500万人以上のイスラム教徒が居住し、人口の約8%を占めるにいたっていると。
その大部分はフランス生まれの2世、3世でフランス国籍を持つが(つまりホームタウンはフランス)、アラビア系の氏名や住所を告げるだけで面接を断られることもあり、職に就けてもパートタイマー等の低賃金(週給で1万円前後ともいわれる)、不安定な職が多いということ。その大半は都市近郊の低所得者用の公営団地で育ち、被差別意識が強く(実際に差別されて育った)、犯罪に走る者も少なくない。そうした鬱憤が、先のSNSを通して過激な思想に傾倒していく過程は想像に難くありません。

上記の背景を考えると、今後世界各地で貧困格差が広がれば広がるほど、こうしたテロリストが生まれてくるとも考えられます。

それはもはや、宗教的な対立という昔の範疇では考えられない、富める者と貧しいもの、持つ者と持たざる者、貧富の格差が新しい動機として広がりつつあると。

そうなると、日本だって、将来、政府に不満を持つもの貧困格差に嫌気がさしたもの、日々の生活に飽きたらないものが、いつ、刺激を求めて安易に「イスラム国」に参加するかもわかりません。すでに存在するとも言われていますし・・。

また、かつての苦い経験としてあるオウム真理教のような過激な指導者が現れれば、すぐに洗脳されてしまう土壌が出来上がっていくと思います。
誰でもいいから殺したかったというあまりにも短絡的な犯行の動機を語るものが最近増えてきているのも気がかりですよね。

・・、
・・・、

なんか、壮大で取りとめのない話になってしまい恐縮です。が、

『負の連鎖』をこれ以上拡散させないために

現代の意味する「目には目を」の行いでは決して解決はしないはずです!

宗教的対立や、領土をめぐる争いに関しては、もう一度過去の歴史を振り返ることが必要な時期なのかもしれません。

しかし、今進行している貧富の格差に関しては、世界の秩序がこれ以上乱れないためにも、先日開催されたばかりですが、G20とか来年日本の三重県で開催される「伊勢志摩サミット」で世界の「貧困格差」について、地球温暖化以上に、早急に各国首脳が肝を据えて話し合わなければいけない切羽詰まった問題であり、時期にきていると思うのですが、いかがでしょうか!?

初めに人間とは、こんなにも愚かな生き物なのでしょうか!?と問いましたが、

やはり人間は、決して愚かではなく、まだ理性や知恵が残されていると信じたいと思います。

 

※最後となりましたが、改めてこのテロによって亡くなられた方々のご冥福をお祈りするととともに、ご遺族に対し深く哀悼の意を表します。それと同時に、シリアへの空爆によって、命を落とされたテロとは何の関係もない一般市民の方々にも同様に、ご冥福をお祈りするとともに哀悼の意を表したいと思います。

以上
Mr.なんへん

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