年間最高試合!【加筆】激闘!三浦隆司対フランシスコ・バルガス『WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ』他 結果/感想

12月23日【加筆】
先ほど、ネットで嬉しいニュースを目にしました。
それがこちら↓
「米スポーツイラストレーテッド誌(電子版)は21日、15年のボクシング年間表彰を発表し、年間最高試合に11月21日のWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、三浦隆司(31=帝拳)―フランシスコ・バルガス(30=メキシコ)を選んだ。

試合は初回にダウン寸前に追い込まれた三浦が4回に得意とする左でダウンを奪い、ペースを掌握。8回にも相手を追い詰めたものの、9回に連打でダウンを喫し、TKO負けで5度目の防衛に失敗。しかし、スリリングな展開に三浦は敗れながらも現地で評価を上げ、同誌も「攻防、ダウンの応酬、劇的な最後、どのチェック項目も満たした」と評した。」
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■どうですか!
ボクシングの本場アメリカでの『年間最高試合』獲得!その価値は計り知れないと思いますが、はたして!?、この試合を、この試合が行われたこと自体を、一体どれだけの日本人が知っていたのかと思うと・・、悲しくなります(;´∀`)

これは、現在日本のスポーツマスコミの体たらく(好ましくない状態やほめられない状態)によるものだと確信しております。

試合自体は、WOWOWの放送であり、なかなか多くの方が見ることはできなかったかと思いますが、それでもラスベガスであれだけの凄まじい試合が行われたわけなので、せめてスポーツニュースで取り上げられなかったのか、ボクシングファンとしてはホントに残念でなりません。確かに日本人が負けた試合を取り上げるのは難しいかもですが…、その前は、大金が動いた『世紀の一戦』フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの試合を全局で取り上げていたのに・・、日本人の試合結果を全く放送しないというのはどうなんでしょう?

三浦選手の知名度は決して高くはないと私も思います。しかし、すでにWBC世界スーパーフェザー級タイトルを4度防衛している実績は十分ですし、そんななかでのラスベガスでの凄まじい試合です!
これは、逆に言うと、知名度がないからこそスポーツニュースが取り上げて盛り上げるというのが、ニュースの価値・使命なんじゃないのかなぁと思うわけです!

アメリカで全く勝てなくてもいつもスポーツニュースで取り上げられるゴルフの石川 遼君とか、ラグビー日本代表でも異常なくらい五郎丸選手だけにスポットライトを当て続けるなど、イケメンだから?ホントに日本のTVキー局のスポーツニュースはくそです!!

とにかく、その価値を正当に評価して頂いた「米スポーツイラストレーテッド誌」には感謝です。

多分、「三浦隆司対フランシスコ・バルガス」リマッチあります!
今度はぜひとも多くの人に見てもらいたいと思います。三浦選手のボンバーレフトは一見の価値アリです!
(激闘の試合については↓11/23の記事をご覧ください)

ボクシングの醍醐味が必ず伝わると思いますので!

三浦選手には、『年間最高試合』獲得おめでとうという言葉とともに、リマッチで必ずまたチャンピオンに返り咲くことを期待しております!

以上、ここまで【加筆】でした。

↓------(11月23日)-------↓

昨日WOWOWで放送されたボクシングの2大タイトルマッチ
2試合とも見ごたえ十分な素晴らしい試合となりました。

特に、日本の三浦 隆司王者(帝拳)の5度目の防衛戦は、年間最高試合に選ばれてもよいくらいの死闘でした!

この試合は、ボクシングが大好きでWOWOWに加入している方以外の人たちに見てもらいたかった(;´・ω・)

それほど、ボクシングの魅力と醍醐味が凝縮された試合だったと思います。

場所はボクシングの聖地ラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテル&カジノ・イベンツセンター
最近では、このラスベガス進出を目標にしている日本人選手も増えてきているようで、サッカーや野球、ラグビーなどと同様、遅ればせながらボクシングも時代の潮流に乗り世界へ進出する動きが活発化してきています。

三浦選手も、そんなボクシングの聖地で活躍してその名を世界に知らしめるという野望を抱いて戦いに臨んだわけです!

それもこれも、ラスベガスを拠点としたボクシング興行は莫大なお金が動くからです。日本でも話題になりましたね。5月に行われた『世紀の一戦』フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ(メイウェザーの判定勝ち)の一戦
2人のファイトマネー合計はなんと360億円と桁違いでした!

これがまさしくアメリカン・ドリーム(メイウェザー選手は幼少時代は貧しく、幼少時代、父親はプロボクサーの他に麻薬の売人も兼業して生計を立てていた。パッキャオ選手もミンダナオ島中部の貧しい農家出身である)

そして、今回の三浦選手の試合は、そんな「世紀の一戦」には及ばないものの、次代を担うスーパースター同士の一戦「WBC世界ミドル級タイトルマッチ『ミゲール・コット(プエルトリコ)対サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)』セミファイナルに抜擢されたという。

そしてそして、この試合を放送するのが、「世紀の一戦」メイウェザー対パッキャオ戦を中継した最大手のペイテレビHBO。このHBOが放送する世界戦は厳選された試合ばかり(当然ですよね。わざわざお金を払ってみてくれるわけですから)。このHBO社の副社長は「ミウラはパワフルで面白い試合をすると思った」と印象を明かしているようで・・、三浦選手も燃えないはずがありません。
この試合に勝利し、認められれば、アメリカン・ドリームを手に入れることができるわけですから!

WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 王者・三浦隆司(31)対挑戦者同級1位フランシスコ・バルガス(30メキシコ)

そして、ゴングが鳴らされました。

試合は、1ラウンドから緊張でやや硬さのみえる三浦選手が相手の右フックを浴びてしまいます。腰が落ちていきなりあわやダウンか、と思いましたが、なんとかその場をクリンチでしのぎ、1ランウドKO負けの危機を脱しました。
その後、緊張が解けてきたのか、なんとか持ち直した三浦選手が今度はボディー攻撃で徐々にペースを握っていきます。そして、4ラウンドには左アッパーのあとに強烈な左ストレートをヒット!“ボンバーレフト”炸裂です。これで相手がダウン!

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5、6、7ラウンドと一進一退の攻防が続くものの、パンチ力に勝る三浦選手攻勢で試合が進みます。が、そこはさすがに同級1位無敗の指名挑戦者であるバルガス選手も右目下を大きくはらしながらも決してあきらめることなく反撃してきて、威力こそそんなにないものの的確なパンチを三浦選手に浴びせてきます。
8ラウンド終了間際に、三浦選手の左ストレートが相手の顔面を直撃。ダウン寸前まで追い詰めましたがゴングに救われるバルガス選手。
これで、ほぼ"決まった"と誰もが思ったと思います。もちろん、三浦選手の勝利を!です。
まさか、右目下が大きくはれあがり、視界も確保できないだろうバルガス選手があんな余力を残していたとは・・・。

9ラウンド。悪夢が待っていました。
油断があったのかもしれません。私もこのラウンドで派手なKOシーンを期待していました。

それが、現実となりました!
しかし、パンチを浴びたのは、三浦選手でした。

SnapCrab_NoName_2015-11-23_55o-00

結果は・・・、
残念ながら、三浦選手が9回1分31秒TKO負けしてしまい、王座陥落
相手は、若干ディフェンスが甘い三浦選手のスキを逃さずコンビネーションを決めてきました。
肉体的には相当ダメージがあったはずのバルガス選手も決して勝負をあきらめることなく、その執念はお見事でした。

勝負の世界は厳しい!一寸先は闇なんですね。特にボクシングと言うスポーツは。

いやでも、倒し倒されの激闘は、MIURAという名前は、ラスベガスのファンやHBOを通して試合を見た世界のボクシングファンの記憶にしっかり刻まれたと思います。
ここは、ぜひ、リベンジマッチ(再戦)を期待します。

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三浦対バルガス戦の興奮冷めやらぬまま、本日のメインイベントへ!

「WBC世界ミドル級タイトルマッチ『ミゲール・コット(プエルトリコ)対サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)』

実はこの試合は、日本人として特に注目しておかなければならない試合なんです!
それはなぜかというと、今日本ボクシング界期待の星・ロンドンオリンピックミドル級金メダリスト:村田 諒太選手が戦っている階級だからです。

現在、プロ転向後8戦8勝無敗(5KO)の村田選手がいずれ世界タイトルマッチを戦う相手となるかもしれない相手なんです。(まだまだその差は歴然のような気がしますが・・・(;'∀')

今回の二人のファイトマネー、プエルトリコの英雄ミゲール・コットが約18億円。そしてメキシコの若きヒーロー カネロが約6億円ということです。『世紀の一戦』があまりに桁違いでピンときませんが、わずか1試合でこれだけのお金を稼ぐことができるのが今のボクシングなんですね( `ー´)ノ
すげぇー、の一言です。

しかし、日本のボクシングに対する需要(価値・評価)とは大きな隔たりがありますね('◇')ゞ

さて試合は・・、見た目でも一回り身体が小さいコットがフットワークを使って高速の左ジャブからコンビネーションを放ちます。対するカネロは重いパンチの一発勝負。ディフェンスの固いコットの顎をカネロがアッパーで狙うという展開に。5,6ラウンド以降、カネロがやや優勢で試合が進んでいきます。ダウンシーンは見られませんでしたが、緊張感のある試合が12ラウンドまで続き終了。

結果は。117-111、119-109、118-110。意外なほど大差がつき、新チャンピオン:サウル“カネロ”アルバレスが誕生しました。
※wowowで解説をしていたジョー・小泉さんの採点ではもっと僅差でしたね(;´・ω・)

さて、このクラス(ミドル級)には怪物がいます!

ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)という選手です。
アテネオリンピックのミドル級銀メダリスト。プロの戦績は34戦34勝無敗 (31KO)
現在は、WBA世界ミドル級スーパー王者。WBC世界ミドル級暫定王者。IBF世界ミドル級王者に君臨しています。

多分、来年中には、今日以上のスーパーファイトとなるミドル級世界タイトルマッチ「サウル“カネロ”アルバレス対ゲンナディ・ゴロフキン」戦が実現するはずです。
※これは、WBCの暫定王者対正規王者(アルバレス)の戦いが義務付けられているからです。

『世紀の一戦』とまではいかないと思いますが、相当なお金が動くことになるのは確実ですね(;'∀')

そして、今後、村田 諒太選手は、こんな男たちと戦っていかなければならないのですね!
※大丈夫なのか (;'∀')!?

いや、まったく凄いことです。
そのために、先日の11月7日、村田選手は、ラスベガスで第8戦を行いました。これも経験(場慣れ)を積むためと言うことなんでしょう。

とにかく、今のボクシング界は、昔に比べると相対的にチャンピオンの価値が低下している中で、いかに自分をアピールするかは、防衛記録や複数階級制覇ではありません。
※これは日本でも同じで、亀田興毅選手の3階級制覇が全く評価されていないのをみれば分かります。

ファンが求めているのは、どんな相手とどんな試合をしたか、それです。
だから、昨日の三浦選手の試合は、負けはしましたが、価値があると思います。見ている人は見ているのです!

三浦選手には、バルガス選手との再戦と、そして内山高志選手(WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)とのリベンジマッチを期待します。

そして遠くない未来には村田 諒太選手対サウル“カネロ”アルバレス、または、対ゲンナディ・ゴロフキン戦が実現することを願っています!!

日本のボクシング界はまだまだこれからですね!

では、今日の試合の"なんへん"です。

WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ 三浦隆司 対 フランシスコ・バルガス なんへん:62

※素晴らしい試合でしたが、でも、やっぱり惜しかったなぁ(;´∀`) あともう少しだったのに!

以上
Mr.なんへんでした。

ボクシング関連記事「こちらもご覧ください」( `ー´)ノ

⇒◆元3階級制覇王者「亀田興毅」引退表明ー驕れる者は久しからずー

⇒◆井岡一翔 WBA世界フライ級王座初防衛!3階級制覇王者の宿命



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