日本は赤い悪魔と呼ばれるベルギーに勝てるのか?
答えは…、
もちろん勝てます! です。
勝てない道理がありません。
なぜなら、あの韓国が世界一位のドイツを倒すことができたからです。
しかも、2対0という完勝です。
(@_@;)
韓国には失礼ながら、私は当初3対0くらいでドイツが勝つだろうと思っていました。
いや、この試合、勝てなければグループリーグ敗退が決まる崖っぷちのドイツが、本来なら油断してもいい相手(韓国)に対し、本気でつぶしに来ることを考えると、5対0もあり得ると思っていました。
ところが....、です。
結果は、とんでもないことになりました。
こんな番狂わせは記憶にありません!
日本ではあまり熱心に報道されていないのが不思議なくらいです。
まあとにかく韓国がドイツを破りました。
これは厳然たる事実であり、現代サッカーにおいては、かりにもワールドカップに出場できる実力がある国同士の戦いなら、なんでもあり!どんな結果も起きうるということを証明したのだと思います。
先週の記事で、私はチームスポーツで勝つために必要な要素として3つをあげました。
1.【個の力】
2.【チームワーク】(チーム力)
3.【気持】(勝ちたいという気持ち)
この3つのバランスが最も高次元で取れているチームが世界の頂点を極める!
韓国対ドイツで、韓国がドイツを上回ったもの、逆にドイツが韓国より劣ったものとは何だったのでしょうか?さっそく、その鍵を見つけに行きましょう!
まずは3つの要素の検討を、採点したら...、こうなりました。
3つの要素 | 韓国代表 | ドイツ代表 |
1.【個の力】 |
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2.【チーム力】 |
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3.【気持ち】 |
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トータル | 10.5 | 10.5 |
皆さんそれぞれの考えがあるかと思いますが、どんなに韓国を有利に付けようとしてもせいぜい同点にするのが精一杯 (^_^;)
しかし、同点ではダメなんです。
なぜって、韓国が勝ったのですから!
これは、3つの要素にもう一つの要素
【運の力】を入れてみたくなるというものです。
もちろん韓国が5つ星でドイツが1つ星です!(;´д`)
打てども打てどもシュートが入らない
これは運に見放されたと言うしかありません。
それとも、韓国の負けられないという“気”が運を手繰り寄せたのでしょうか。
【運の力】にあまり頼りたくないですが…、
あの日、ドイツの【チーム力】は明らかに落ちていると感じましたし、
【気持ち】の部分では、そのうち点が入るだろうという油断やおごりもあったような気がします。
後半攻撃が単調になっていったのも勝ちたいという気持ちがはやって焦りが出てきたとも言えるでしょう。
そして最後には、ドイツの選手たちから気迫が消えていました。本当にドイツイレブンに一体何が起こったんでしょうか!?
...、
.....、
さて本題です。
日本対ベルギー
【個の力】ある報道で日本のメンバーの年俸総額が98億円と書かれていました。
対してベルギーはと言うと…、なんとその10倍の980億円なんだと!マジか!?
年俸=【個の力】とは言いません。
しかし、実力がないものにお金を払う企業はないでしょう。
そこはシビアな世界だと思います。
10倍の戦力差!?
('◇')ゞ
そこまではないでしょうが...、
しかし確かにルカク選手を一人で止められるとは思いませんし、アザール選手など他にも飛び抜けた選手が大勢います…(^^;
【チーム力】
ベルギー国民は楽勝モードですが、
なめてもらっては困ります。
第3戦目のポーランド戦の敗北と西野監督の時間稼ぎ戦術は、
選手たちのモチベーションに対する賭けでもありました。
あれによって、もしかしたら一部選手たちの不平・不満、反感が監督に向けられたかもしれません。
それを思うと16強進出への賭けと同時にチーム崩壊の危機に対する賭けでもあったと思います。
そして…、
一夜明けた選手たちのコメントやその後の報道を見ていると、
どうやら、西野監督はその賭けにも勝ったようです。
ワールドカップという特異な舞台で起きた異例の状況。
そこでブーイングを浴び続けたチームが、対コロンビア・対セネガル以上にまとまればさらなるチーム力を身につけることが出来る。
いや、もうまとまったと言ってもいいかもしれません!
【気持ち】
問題は、ベルギーは日本をなめてくるか!?ということです。
ベルギーの選手達が日本からならいつでも点が取れると自信過剰になって油断してくれたらもうけものです!
そこに隙が生まれ、点が思うように入らなければ焦りも生じるからです。
しかし残念ながら、ドイツ対韓国の結果を知っているベルギーの選手達が、あんなていたらくなパフォーマンスをするとは思えません。
ましてや今一番勢いに乗っているチームです!彼らの勢いと気持ちに隙が見当たりません。
日本はどうか?
“勝利へのモチベーション”なんていう薄っぺらい言葉ではない、
意地とか志とか覚悟、飢えと言った気迫を身にまとったような気がします。
日本代表に対するあのブーイングが、彼らの闘志に火をつけ、
香川、大迫、乾、原口らポーランド戦を外れた選手達が覚醒する。
そうなれば、心技体がそろっている怪物軍団=赤い悪魔にも立ち向かえると信じて・・・。
ブラジルワールドカップで惨敗した若き選手たちが
4年後、各リーグでもまれて本物になったというその証を見せてほしい!
では、せっかくなので 対ベルギー戦の採点を!3つの要素で予想したいと思います。
3つの要素 | ベルギー代表 | 日本代表 |
1.【個の力】 |
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2.【チーム力】 |
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3.【気持ち】 |
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トータル | 12.5 | 12.5 |
1対1、もしくは2対2
最後はPK戦で日本勝利!!
そんな希望を抱きつつ今夜の観戦に臨みます!
【加筆】3日/AM 3:50~AM 4:59
日本対ベルギー前半0対0
前半15分までは一進一退の攻防、シュートは日本が上回り、上々の(予想以上の)出だし。
しかし、時間の経過とともに、ベルギーの【個の力】と【チーム力】の圧力にじわじわと後退を余儀なくされていく。
何度か“やられた”と思わせるピンチをしのぎ、前半を0対0で切り抜けたという感じ(;^ω^)
やはりベルギーは強い!
日本もフィジカル的にはかなりやれている。後半もチャンスは多くはないだろうが、
なんとかその一瞬のチャンスをものにしてほしい!
では、後半へ
【後半】
わずか10分で日本まさかの2点奪取!
原口選手のフェイントと見せかけてのシュート、そして乾選手の美しいロングシュートは圧巻でした!
二人の何が素晴らしいって、シュートするという決断の早さと正確性です。
一瞬の状況判断→決断→冷静さと正確性
日本が苦手とする場面。それを二人は見事にやってくれました!
ベルギーの守備がかなり雑になっていました。
さらに、ルカクの決定的なヘディングシュートやアザールのバー直撃のシュートといい、
日本は【運の力】も味方につけてきた!
このままいけるか!?
いや、行って欲しい!
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赤い悪魔の本気を見ました。
ラスト1分、いや、15秒くらい!?
声も出ないうちに鮮やかな速攻を決められ2対3と逆転をゆるす。
終わった。
1.【個の力】
2.【チームワーク】(チーム力)
3.【気持】(勝ちたいという気持ち)
この3つのバランスが最も高次元で取れているチームが世界の頂点を極める!
ベルギーは、頂点を極めるにふさわしいチームです。そんなチームを相手に、日本は本当に最後の最後まで
よく戦っくれました!!
【チーム力】【気持ち】最高でした!
ただ、延長かと一瞬気が緩んだ。
ベルギーは、あきらめなかった!
その一瞬の差が世界との差なんだろう!
ポーランド戦であれだけの賭けを行ってみせた西野監督も最後のコーナーキック時に延長にするのか攻めさせるのか、そこをはっきりさせることが出来なかった。
ワールドカップという大舞台で冷静に判断することなんて至難の技なんだろう。
悔しい、残念!その気持ちがまた次への挑戦となる
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日本代表、本当にお疲れさまでした。
ベルギーにはぜひ優勝してほしいと思います。
-2018年7月3日 AM 4:59-