fa-arrow-circle-right第3話感想《加筆10/22》
fa-arrow-circle-right第5話感想《加筆11/5》
では、日本版『SUITS/スーツ 』はどうか!?
第1話を見てみました。その感想は...、
う~ん、どこを目指そうとしているのかが分かりませんでしたね。
米国のようにひたすらスタイリッシュなドラマを目指すのか、それとも『99.9 -刑事専門弁護士-』のようなコメディ調の演出でいくのか!?
まだ第1話。固いことは言わないけれど、とにかく見終わった時の中途半端感が、ハンパねえ!!
って感じでした。
まずは第1話の印象をストーリーと役者で分けてみます。
第1話印象:ストーリー
ストーリーの本筋は本家と変わらない。ここは変えようがないのかな!?
(やがて相棒となる鈴木大貴(中島裕翔)の)替え玉受験はまあいいとして、金持ちの親友のために運び屋まがいの仕事を引き受けるところまでマネする必要があるの? (オリジナルの変更は許されないそんな契約があるのかなぁ….!?)、親友役の役者とのやり取りなんてとても麻薬がらみの危うさが伝わってこない。そんなに簡単に麻薬が入手できるものなのか!?、まあ金さえあれば(日本でも)ネットで何でも手に入れられる時代なんでしょう!?
分からんけれども、おままごと感がハンパねえ!(パねえ!!を言いたいだけですm(__)m)
まあいい、経歴詐称も仕方ない。オリジナル通りでいくしかないか。
しかし、第1話の肝となる事件はショボすぎる(オリジナルは忘れた)。ネタバレはここではしませんが、嵐の松本潤主演『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS「日曜劇場」2016春)ドラマに比べるとその出来の差は明らかかと。
『99.9』はギャグ満載のコメディ路線でしたが、事件そのものに対しては真摯でした。そこなんですよね、そこ!大事なのは。
祖母とのやり取り(設定)も中途半端だったし...、とってつけたような関係性。
と、文句が止まらない (;^ω^)
第1話印象:バディ
甲斐正午役の織田裕二さん。さすがの存在感!
彼の演技、安心感はないけど、緊迫感というか、圧迫感というか、焦燥感すら漂ってきて、ちょっとつらい。でも、見ちゃう(^_^;)
エリート弁護士役だけど、エリート感はそれほど感じない。っていうか、そもそも織田裕二=エリートという図式はキビしい。いや、怪しい...(;^ω^)
一昨年のTBS秋ドラマ「IQ246〜華麗なる事件簿〜」で、超くせのある貴族(探偵)の役を演じていましたが、あの役が強烈過ぎて、いまだに私は尾を引いています。いつ甲斐正午(役名)が、法門寺 沙羅駆(ほうもんじ しゃらく:貴族の役名)に変身して、IQ246の決めゼリフ「あー、醜い醜い醜い……この犯罪、醜悪至極(しゅうあくしごく)なり!」とか言い出すんじゃないかとヒヤヒヤして見ていました(;’∀’)。山本高広さんの物まねじゃないけど、喋り方に癖があるのでまずはそれに慣れないとね...。
いやでも、織田裕二、なんか、すごい!
で、相棒(バディ)は誰だっけ?
中島裕翔さん。ジャニーズはHey! Say! JUMPのメンバーですね。
彼は、一度見たものは忘れず、六法全書を丸暗記できるほどの記憶力を持つという天才。しかし、替え玉受験がバレて高校を退学処分、司法試験も受けられないという境遇でフリーターをしている、なんともまぬけな人生を歩んでいるという設定。
そんな頭脳を持ちながら定職につかずバイトをしていることから、社会(人生)をナナメに見ているが、祖母の入院費を稼ぐために甲斐(織田)の話に乗るなど、優しい面もあるという役どころ。
悪くない、と、思いました。
私見ですが、ジャニーズ役者に共通するのが、例えば”喜怒哀楽”で言うと”哀”を表現するのが苦手。彼らの役どころが、大抵“鼻っ柱が強くて反抗的、時折見せる素直さ”、そんな感じの設定が基本パターンなので仕方ないかもしれませんが...、
中島裕翔さんは、哀しみ、切なさ、といった表情が力まずにできるような気がします(別に意識しているわけじゃないでしょうが…)。
で、二人の相性は!? どうなのか。
答え:まだ分かんない!というのが正直なところですね。
『相棒』の水谷豊と4代目相棒 反町隆史
『99.9 -刑事専門弁護士-』の松本潤&香川照之もしくは榮倉奈々or木村文乃
『チーム・バチスタの栄光』の伊藤淳史×仲村トオル
『THE LAST COP/ラストコップ』の唐沢寿明×窪田正孝
『リーガルハイ』の 堺雅人と新垣結衣
そして、『あぶない刑事』の舘ひろし×柴田恭兵
などなど、のように、印象に残る相棒ものとして認知されるのかどうか!?
今後の二人の関係はどうなっていくのか!? 一応、第2話も見てみようと思っています。
ただし、「事件」そのものがつまらなかったら、相性とかどうでもいい感じですけどね。
第1話印象:共演者たち
鈴木保奈美さん:「幸村・上杉法律事務所」の所長兼代表弁護士という役どころ。織田裕二さんとの「東京ラブストーリー」以来27年ぶりの共演が話題だったようですね。
なんか、彼女、怒って文句ばっかり言ってましたね(;´・ω・)。こういう演出、好きになれません。無難過ぎて...。せっかく27年ぶりが話題になっているのなら、「ラブ・ストーリーは突然に」のイントロをさりげなく入れて、二人の間柄を「?的」にしてもいいのに…、ケチッ!って思いました。(コメディ的要素を排除したかったのか、まあいいですけど...。)
それから、事務所のパラリーガル役の新木優子さん:最近よく見ますね。ここでは学歴コンプレックスがあって負けん気の強い役どころ。強みも弱みも表情で表現できるいい役者さんだと思うので、見応えがあります。頑張って!(なんのエールだ!?)
甲斐の秘書役、中村アンさん:「幸村・上杉法律事務所」に勤務する甲斐の秘書。性格的にはちょっと新木優子さんとかぶるかな。ちょうどいいポジションの配役かと思います。できればもっと色気を出してほしい。(ダメか!?)
そして、結構重要な役どころとして、甲斐のライバル弁護士役小手伸也さん。舞台俳優兼演出家さんですね。一度見ると忘れられない雰囲気を持った方だと思いますが、今回織田裕二のライバルとしてどうなのか?
なんか、”いい人”感が強いんですよね。織田裕二に対抗するには弱い!
そんな感じがしましたね。香川照之さんとは言わないけれど、もっとアクの強い俳優さん、例えばピエール瀧さん、古田新太さん、陣内孝則さん、山本耕史さんとかね。(いや、難しいな…、)
さて、感想は以上なんですが、とにかく、スタイリッシュにするにしろ、なんにしろ、弁護士ドラマとして一本筋を通したものが見たい。
初めにも言いましたが、第1話は中途半端感がハンパねかったから。
また持ち出して申し訳ないですが、ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』は、マツジュンのセリフ「事実は1つ」という信条が根底にあったからこそ、その他のギャグも許されて納得感ある弁護士ドラマが成立したわけです。
今回の『SUITS/スーツ』は、すでに違法行為を犯しています。ならば、弁護士ドラマとしてそれ以上に大事な”何か”を示してほしいですね。それが金儲けのためなのか、それとも、真実の追求なのか!? そこ、ハッキリして!
では、恒例のなんへんを。
『SUITS/スーツ』なんへん:55
『SUITS/スーツ』第1話の平均視聴率は14.2%だったようです。好発進ということです!
これは、織田裕二効果なのか?、それとも本家の人気にあやかったものなのか!?
第1話の事件のクオリティが続けば、確実に下り坂だと思いますけど、さてどうなることやら・・!?
第3話感想
まさに今見ているところです。『SUITS/スーツ』第3話
見ながらキーボードをパチパチやっています(;^ω^)
なぜ、そんなことが出来るのか!?、と、言いますと、正直、ちょっと飽きてきたからです。
物語の展開、テンポ、会話。すべてブツ切り。
ドラマの流れがスムーズじゃない。
せっかく、ストーリーは面白いのに....、
メインとなる織田裕二と中島裕翔とのやり取りも、織田裕二と鈴木保奈美とのやり取りも、なんか、モヤモヤしてしまいます。
なんでかな~?(;´・ω・)
そんなモヤモヤが溜まっていても、最後の勝負でスッキリ!!といけばまた次回へのモチベーションとなって首の皮一枚つながるんですが・・、勝負に勝ってもスッキリ感は少ない!
これが、米倉涼子主演『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』との視聴率の差なのかもしれません。
以上、こんな感想ですみません。次回に期待か!?
第3話感想『SUITS/スーツ』なんへん:54
スポンサーではないので、視聴率がすべて! だとは言いませんが、右肩下がりのこの数字が、月9ドラマ『SUITS/スーツ』の現状を物語っていると思います。視聴者はだませません。
もちろん、もっと低い視聴率のドラマはいっぱいあります。しかし、初回から5.3ポイントも下げるドラマはそう多くありません。
(って、調べてみたら、意外にも新垣結衣と松田龍平主演の日テレドラマ『獣になれない私たち』も初回平均視聴率11.5%→第4話6.7%と4.8ポイントも下げていました(;^ω^))その原因は・・、見れば分かります!と、言いたいところ。
それぐらい、物語の展開、テンポ、会話がスムーズじゃない!
“スタイリッシュ・リーガルドラマ”とのうたい文句でしたが、織田裕二さんが高そうなスーツを着ているだけではとてもスタイリッシュ(粋な)とはいえませんね(;´∀`)。
脚本、編集、演出、そのすべてが中途半端だと思いますが、もっとも中途半端だと感じるのが、織田裕二さんの相棒である中島裕翔さん(ジャニーズHey! Say! JUMP/25歳)の存在です。
彼の演技が悪いとかではありません。
しかし、彼のノリ(たたずまい)はこの弁護士ドラマでは軽い!軽すぎる!!
第5話で、またまた登場の大輔(中島裕翔)の悪友である遊星(磯村勇斗)とのやり取り。オリジナルに忠実なのかもしれませんが、とにかくリアリティが1%も感じられず・・、ゆえに、感情移入ができない。
感情移入ができないと、退屈極まりない。
・・、
・・・、
このまま、ラストまでいくのでしょうが...、
究極の相棒ドラマとして期待していただけに、正直とても残念な感じですね。
“なんへん”行きましょう!