田中角栄 100の言葉 感想! “やれ!責任はワシが取る!”

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「やれ!責任はワシが取る!」

今、こんなセリフを言える政治家がいったい日本に何人いるでしょうか!?

できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこのワシが負う。以上!
・・、
・・・、

いえ、もっと身近な話で構いません!

こんな言葉を掛けてくれる上司が、あなたの周りにいったい何人いますか?
・・、
・・・、
まあ、上司はいいとしても(;^ω^)

かつて、この日本にもいたのですね ( `ー´)ノ

「やれ!責任はワシが取る!」と、言ってくれる政治家が!

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田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得 「単行本」
別冊宝島編集部(by Amazon)

自分達の保身ばかりを考え責任を取ろうとしない政治家、役人に聞かせたい言葉です。

以前、当ブログで元ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカさんの言葉を取り上げました。

ホセ・ムヒカさんの言葉に感銘を受けたからです!

噛みしめたいホセ・ムヒカの言葉《加筆》【世界でもっとも貧しく(最も本音で語る)大統領】



嘘のない言葉 そこに私は魅かれました!

しかし、我が国日本にも、そんな言葉を語れる政治家=人物がいたのです。

ホセ・ムヒカさんの言葉に勝るとも劣らない心揺さぶる言葉を発することが出来た人物が。

田中角栄:1918年生まれ-1993年12月16日死去
第64-65代 内閣総理大臣(在任期間 1972年7月7日 – 1974年12月9日)

とにかく、家の近所のコンビニでこの本を手にしたときに真っ先に目に入ってきたのが、先ほどご紹介したフレーズでした。

そのままコンビニで立ち読みです。
「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」(双葉社)を立ち読みして止まらなくなった時とまったく同じ!

国や時代やテーマは違えど人の心をとらえる言葉というのは、常に立ち読みが止まらなくなる!
これは普遍です!(ホントか!?)
(^^ゞ

さて、私の田中角栄さんの印象といえば、すでにロッキード事件でかなり追い込まれていて、金権政治の権化であり、ロッキード事件逮捕後も政界に隠然たる影響力を保ち続けて目白の闇将軍と呼ばれていた1970年代後半です。
政治家田中角栄のイメージは決して良いものではありませんでしたが、晩年、顔面神経痛となり弱々しくなった角栄さんをテレビで見るのはちょっと寂しくもありました。

ただ、最近雨後のタケノコのごとく出版されている田中角栄本を手にして逮捕前の活動や言動を知るにつけ、政治家田中角栄、いえ、人間田中角栄の魅力にあらためて気付かされました。

もちろん、功罪相半ば(功績と罪過が半々で、よいとも悪いともいえない)という評価はずっとついて回ることでしょう。
しかしこれまでは、罪過の方ばかりがクローズアップされ過ぎていたと感じます。

功績が見逃されていた。
というか、人間・田中角栄の魅力が語られてこなかった。それは、日本人としてもったいなかった。

※そう言えば、ホセ・ムヒカさんも政治活動で逮捕され獄中を経験されています。

ご紹介している「田中角栄 100の言葉」は、【第1章 仕事 】【第2章 人生】【第3章 生きる】【第4章 政治】これらに対する角栄さんの熱い想い・言葉がほとばしっています。

言葉に力があります。
言葉が生きています。
そしてなにより、かっこいいんです!( `ー´)ノ

なぜか!? それはすべてが経験に裏打ちされているから・・! 言葉の重みがまったく違うのです。

最近の選挙対策のためにその場しのぎで発せられる耳ざわりのいい軽い言葉とはまったく違います。

ホメまくっていますが、そんな私がいい!と思った言葉をご紹介して終わりと致します。
本書の構成は、まずは田中角栄が語った『言葉』が右ページに紹介され、左ページにそれが語られた背景や状況が簡潔に解説されています。非常に読みやすい構成となっているのも、”立ち読み派”には嬉しいものとなっています。

気になったら、まずは立ち読みから(^_^;)いかがでしょう。(まあもう気になっている方は購入しているでしょうが・・(”^ω^))
ただし、何度も読み返したくなる魔力があります。立ち読みが止まらなくなる可能性がありますのでお気をつけ下さい(^_^;) (あっ、もちろん私は最終的には購入してしまいました)

第1章 【仕事】から

まずはもちろんこれから↓本書「田中角栄 100の言葉」の2番目(P12)に掲載されていました!
■角栄の言葉の【2】より

できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこのワシが負う。以上!

P13-解説-
1962年。大蔵相に就任した角栄が、大蔵官僚を前に語った就任演説は「伝説のスピーチ」として有名だ。私が田中角栄だ。尋常小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才であり、財政金融の専門家ぞろいだ。私は素人だが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきて、いささか仕事のコツを知っている。
エリート官僚たちは、肌合いの違う新大臣の言葉に興味を持ち、いつか心酔するようになった。日本が大きく成長を遂げていく時代の「名場面」である。

■角栄の言葉の【12】より

優れた指導者は人間を好き嫌いしない。
能力を見分けて適材適所に配置する。
肝心なのは大事を任せられる人を見つけることだ。

myコメント:周りに自分のイエスマンだけ置いて派閥を作り裸の王様状態になってしまう人、そんな人を結構見てきました。そして結局大事を任せなくてはならない人を好き嫌いで選んで失敗してしまう。そこが人間の大きさ、懐の深さなんでしょうね!

■角栄の言葉の【14】より

法律というのは実におもしろい生き物だ。一行、一句、一語が大変な意味を持っている。だが肝心なのは法律が生まれた背後のドラマだ。

myコメント:現在自民党が出している新憲法草案ご存じでしょうか?多くの様々な問題をはらんでいる草案です。特に、基本的人権に関する内容が現行憲法に比べ軽視され、かわって公共・集団の利益の重要性が説かれているのはイヤ~な感じがします。凄く不安にさせます。
一体誰が、どんな人達が、なんのために、誰のために、そんな憲法を考えたのか。その背景を考えなければなりません!

第2章 【人生】から

■角栄の言葉の【21】より

「勤労」ということを知らないで育った人は不幸だと思います。本当に勤労をしながら育った人は人生に対する思いやりもあるし、人生を素直に見つめる目もできてくるわけであります。

myコメント:今、田中角栄が注目されている理由のひとつに、人としての教えを説く基本的な言葉を発することが出来る人が少なくなってきたせいだと思うのは考えすぎですか?

関連して、今多くの2代目、3代目議員さんが国会を占めておりますが、彼らは裕福な家庭に育ちお金の苦労を知らずにただ地盤を継ぐことによって国の代表になっているような気がします。はたして、角栄さんの言う「勤労」を、そしてなぜ「勤労」が大切かを、知っているのでしょうか?

■角栄の言葉の【26】より

世の中は白と黒ばかりではない。敵と味方ばかりでもない。その間にある中間地帯、グレーゾーンが一番広い。真理は常に「中間」にある。

myコメント:真理は常に「中間」にある! うん、なんか、深い。最近の出来事で考えさせられることが多いかも・・。不倫とか、不倫とか、ね。たとえ敵であっても、嫌いな人であっても、一度相手の話を聞いたり、相手の立場になって考えてみること。必要なのかな。でないと、徹底的にとことん相手を痛めつけるしかなくなりそう。

■角栄の言葉の【33】より

義理とか人情というような言葉が非常に古いものであり、反現代的なものであるというようなことを考えること自体がおかしいと思う。

myコメント:何年の発言かは不明ですが、当時すでに古いという発想がはびこり始めたのですかね

■角栄の言葉の【38】より

失敗はイヤというほどしたほうがいい。そうするとバカでないかぎり、骨身に沁みる。判断力、分別ができてくる。これが成長の正体だ。

myコメント:失敗というリスクも冒さなければ、成長もないということか!? もっと早く教えてほしかった
(;^ω^)

第3章 【生きる】から

■角栄の言葉の【59】より

あなたには学歴もあるし高級官僚だった時代の人脈もある。しかしオレには何もない。この道しかなかったんだ。

myコメント:田中角栄の代名詞ともなった金権政治
なぜ、彼がその道を進まざるをえなかったのか、その答えがこの言葉に集約されていると思いました。

オレには何もない。”この道”しかなかったんだ。この道とはお金のことかと思います。

しかし、彼のお金の使い方は、決して私利私欲にまみれたケチな死に金ではなかった。
生きたお金の使い方を知っていた。だからこそ多くの人が付いていったしこうしてあらためて彼の言葉が注目を浴びていると思う。
彼の残した他の言葉からもそれがうかがえます。少なくともお金を使った分は国民の生活を良くしてほしいと願うのが私たち庶民です。それを、私腹を肥やすだけで人々のために何もしていないのなら、政治家を辞めてもらわなければなりません!

第4章 【政治】から

■角栄の言葉の【91】より

いい政治というのは国民生活の片隅にあるものだ。目立たずつつましく国民の後ろに控えている。吹きすぎていく風・・政治はそれで良い。

myコメント:この言葉が本音だとしたら・・、あらためて、彼は素晴らしい政治家だと思います!

同時に、またホセ・ムヒカさんの言葉を思い出していました。
「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」(双葉社)

もっとも良くないことは、国民から政治が嫌われること。そうなると、政治は失敗に終わります。

国民を大事にできる政治家を見極めること。「国家」ではなく「国民」を。

さて、では最後に、平成の現代に捧げる警鐘を2本

■角栄の言葉の【96】より

人類にとって最後の問題は、核戦争の問題だ。核戦争というのは、自分だけが勝つということはないんだ。そうだろう。人類がみんな死滅しちゃうんだから。

■角栄の言葉の【100】より

戦争を知っている世代が社会の中核にある間はいいが、戦争を知らない世代ばかりになると日本は怖いことになる。

当時から現代まで何一つ変わっていない。果たして人類は歴史を学ぶことが出来る生き物なのでしょうか? マジで!??

まあその反動が今、この時代に爆発しているのでしょうけど。
7割以上(もっと多い!?)の国民がもっと説明をと訴えていた安保法案を強行採決してしまった戦争を知らない世代の政治家たち。彼らは完全に平和ボケしてしまった勤労を知らない二代、三代目政治家たちなのか?
国家(=権力者)のためにという政治家は信用ならない。なぜなら、「国家=権力」が力をつけると必ずそれは腐敗するから!繰り返しになりますが、人は歴史に学ぶことができるのでしょうか。(-_-;)


田中角栄の言う通り、日本は本当に怖い世界に足を踏み入れようとしている!

・・、
・・・(;´∀`)

やはり、この本もさらっと、時にじっくりと噛みしめたい本に決定いたします!

   

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