2015秋ドラマ「下町ロケット」感想 “芸人さん”を使うことについて!

目 次

「下町ロケット」の視聴率が初回から右肩上がりで絶好調のようですね!
私も始まる前から期待していたので(原作が好評でしたし)、これは納得です。

さて、第3話まで見てきての感想を少し (^_^;)

第3話、非常に目についたのが、お笑いコンビ「キングオブコメディ」のボケ役、今野 浩喜さんの露出です。

演技についてはよく分かりませんが、悪くないと思います(偉そうにすみません(^^ゞ)。
しかし・・・、
なにか“違和感”があります。その段階でこのキャスティングは私の中では“No”なんです。
まだ、後ろの方でガヤガヤやっている分には何も気にならなかったのですが・・。

この「下町ロケット」
初めから、芸人さんが多いと言われていました。
挙げてみると、

「佃製作所」
・経理部長/殿村直弘:「立川談春」(落語家)
・経理部係長/迫田滋:「今野浩喜」
・弁護士/神谷修一:「恵俊彰」(お笑いコンビ「ホンジャマカ」)
「白水銀行」
・融資担当/柳井哲二:「春風亭昇太」(落語家)
・支店長/根木節生:「東国原英夫」(そのまんま東。一応お笑いということで)
などなど。

いや、いいんです (ー_ー)!!

ドラマ全体の流れでそのキャラが邪魔にならなければ、気になりません。

ここ大事なのでもう一度。

ドラマ全体の流れでそのキャラ(お笑い芸人としての)が邪魔にならなければ、気になりません。

ところが・・、お笑いコンビ「キンコメ」今野さん。
失礼ながら、あの“顔”を見るだけで、キャラがにじみ出ちゃってます!

もちろん、まったく気にならないという方もいると思います。
「キンコメ」のコントを見たことがない方とか、ドラマをそんなに真剣に見ていないとか。
それはそれで問題ないと思いますが・・。

ただ、本来なら、役者さんは、そのドラマの登場人物とイコールにならなければ、こちらは感情移入ができません

例えば、あるドラマの登場人物が余命いくばくもない設定だとします。
しかし、役者(演者)さんは、ひとつ前のバラエティー番組に出演していて、元気に飛び跳ねていたとます。
そのドラマにのめり込んでいる視聴者なら、それに対して少し違和感を感じないでしょうか。
もちろん、フィクションであるドラマと現実世界の境は重々承知しているつもりでも、です。

できるなら、そうした違和感(リスク)は、避けてほしいのです。
これは希望です。

私の中では、
・経理部係長「迫田滋」 < お笑い「今野浩喜」 です。
どうしても登場後の数秒~数分、お笑いキャラが勝ってしまい、だから、違和感があります。
そして、違和感の払しょくに時間がかかります
結果、疲れます (ー_ー)!!

それで言うと、
・経理部長「殿村直弘」≦(<=)  落語家「立川談春」
・弁護士「神谷修一」≦(<=) お笑い/司会「恵俊彰」となっています。

そもそも、立川談春さんについていえば、落語を聞いたことがなかったので、「ルーズヴェルト・ゲーム(池井戸潤原作ドラマ)」でもあまり違和感を覚えませんでした。
そして、今回弁護士役の恵さんは、最近石ちゃん(ホンジャマカ)との漫才を見たことがないので、お笑いのイメージが薄まっていたのだと思います。

どういう経緯で、今野さんが係長役を射止めたのかは知る由もありませんし、今野さん自身は何も悪くないのですが・・・、
正直、本業=役者さんにチャンスを上げても良かったのじゃないかと思います。無用な混乱(経理部係長がお笑い芸人?)を避けるためにもです。
それは、演技がどうのこうのの問題じゃありません。
※彼しか適役がいなかったと言うなら仕方ないですけど・・・(-_-;)

話はちょっとそれますが(関連して)・・・、

この話は、声優さんのキャスティングにも当てはまりますよね。

アニメの吹き替えも、洋画の日本語吹き替えも、なんで!?、プロの声優さんを使わずに、人気俳優さんとかアイドルとか芸人さんを使いたがるのかなぁといつも不思議に思います!

時にハマる方もいらっしゃいますが、ハズれると興ざめもいいところです! 台無し!勘弁してって感じ。(基本、字幕なのでいいのですが(^^ゞ、たまに吹き替えしかない時があるのだ (`^´))

「番宣」ということなんでしょうか!?
いやいやいや、それで(俳優さんやアイドルや芸人さんで)、人が集まるのでしょうか? 一体どれだけの集客効果があるというのでしょうか?
まったくもって不思議です。

ストーリー自体に魅力があれば、映画配給会社や広告宣伝会社が、伝える努力をすれば良いだけだと思うのですよね。
もし、魅力がなくても同じです。それこそ、配給会社の宣伝マンたちの腕の見せ所だと思うのですが・・・。
やり方が安易だなぁ~、と思うのです。
※いろいろ大人の事情があるのかもしれませんが、そのサービスは一体どこを向いてのサービスなのかということです。
本当に観客のためなのかな!?

とにかく、無用なイメージの混乱は避けてほしい。そしてハズれた時のリスクをもっと観客目線で考えてほしいです。

これは希望です。

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さて、この際もう一つ。
SMAPの木村拓哉さんの場合はどうか (^J^)!?

A:ドラマ全体の流れでそのキャラが邪魔にならなければ、気になりません。
B:役者さんは、そのドラマの登場人物とイコールにならなければ、こちらは感情移入ができません。

A:“キムタク”のキャラが強すぎてドラマからはみ出してしまいます(@_@;)。邪魔というよりはその世界を支配してしまうので邪魔ではなくなります(^_^;)
B:登場人物を凌駕(他のものを越えてそれ以上になること)して、キムタクがその世界の登場人物となってしまいます!

ということで、どんなドラマに出演しても、キムタクはキムタクなのです!

イメージとしては、
「下町ロケット」では、佃 航平役(つくだ こうへい)を阿部 寛さんが演じている。
ドラマ『HERO』では、木村 拓哉さんが久利生 公平(くりう こうへい)を作っている。
そんな感じです。

うまく伝わらないですね m(__)m 失礼しました。

さてさて、話が脱線してしまいました。

では、締めることにします。くどくて申し訳ないですが・・、

テレビドラマや吹き替えで安易なキャスティングはしないで欲しい。

お願い! _(_^_)_

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さて、「下町ロケット」これからの展開!

世界の「帝国重工」VS 町工場「佃製作所」
さらに、帝国重工 宇宙航空部部長の財前部長(吉川晃司さん)VS 本部長 水原 重(木下ほうかさん)
財前部長(吉川晃司さん)VS 開発グループ主任 富山 敬治(新井 浩文さん)などなど
プライドとプライドの激突です!

いや~、ますます面白くなりそうです!

秋ドラマ 「下町ロケット」 なんへん:63

高なんへん維持してます!

■関連記事こちらもよかったらどうぞ(^_^)v
⇒ 2015秋ドラマ「下町ロケット」ラスト4分のカタルシス

以上
Mr.なんへんでした。



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