巨人の高木京介投手が野球賭博に関与していたことが明らかになり、昨日会見を開きました。
「野球賭博に関与してしまい巨人の関係者や選手、小学校から野球をやってきて携わってきた皆様を裏切ってしまい本当に申し訳ありませんでした」と述べ謝罪しました。
このニュースを見た人も多かったと思います。
高木投手は昨秋の球団の聴取では賭博への関与を否定していたものの、結局これ以上嘘を隠しきれないと観念したようです。
このニュース映像を見て、高木選手に対しては、自業自得であり仕方がないとの感想と、よくテレビの前に出てきて謝罪したなあという思いが交錯しました(本人いわく、自分の意思で開いた会見ということなので)。
彼に同情する面はないとはいえ、しかし、もう一つ強く思ったのは、
“何やってんだよ!巨人は!!(-_-メ)”という思いです。
巨人の関係者は一人も登場せず、彼一人だけをさらしものにした会見は、球団としてあまりに“他人ごと”と言われても仕方のない対応だったと思うのです。
それにしてもお粗末なのは、今回発覚した経緯が「週刊文春」の取材によるものということ。
これは本当に読売新聞にとって恥ずかしいこと!ですよね。恥です!
だって、新聞と週刊誌という違いはあれ、どちらも大手マスコミであり情報網も取材記者もそれなりかと思っていたので・・。
しかし、実際は、読売新聞の取材能力も情報網も完全なる張りぼて(見かけは立派だが、実質の伴わないこと)であることが明らかになってしまいましたから(一応“この事案に関しては”としておきますけど)。
情けないですね!
以前の記事 ↓ で書いたのですが、私は子供の頃、巨人ファンでした。
しかし、1990年代のJリーグと渡邉恒雄オーナーの確執あたりから、巨人の独善的な感じが見え始め、
2002年開幕前、巨人がビジター用ユニフォームの胸ロゴを「TOKYO」から「YOMIURI」に変更した事で、それに対してゴジラ松井選手が「なぜ巨人の伝統を大事にしないのかな」とコメントした件での渡邉恒雄オーナーの対応。
そのコメントを聞いて激怒したとされる渡邉恒雄オーナーが、記事を執筆したスポーツ報知の記者(広岡勲氏)を巨人担当から外したという…ね。
私も当時、一ファンとして、別に《読売》を応援しているわけじゃなくて、自分は、《巨人》を応援しているのだ!との思いを強くして、松井選手同様しらけた気分になり、どんどん心が離れていったのです・・。
企業スポーツであるプロ野球なので仕方ない面はあるものの、ファン獲得に全力を挙げていたJリーグとの違いが浮き彫りになり、特にファン軽視の読売のやり方に我慢ならなくなった時期でもあります。
そんなに新聞が売りたいのかと・・!?
その後の不祥事に対する対応は、ますますしらけるものでした。
・原辰徳前監督の不祥事(不倫を隠すため野球関係者を名乗る男らの要求に従い、現金(なんとびっくり)1億円!?を渡していた件)での球団の対応。
⇒ 原辰徳氏は被害者なので処分なし。
・先日、覚醒剤剤取締法違反の疑いで逮捕された清原和博容疑者が以前暴力団関係者との交際が発覚した時の対応。
⇒ 厳重注意でおしまい。
・昨年の野球賭博での対応
⇒ 適当な調査で終了
そして、今回の4人目発覚時での球団対応
⇒ 「週刊文春」発売前に球団社長が慌てて会見を開いて経緯が書かれたペーパーを棒読み謝罪。翌日高木投手一人の謝罪会見で終了!?
いや、渡辺最高顧問、白石オーナー、桃井会長の球団幹部が辞任すれば済むって問題じゃないでしょう
(# ̄З ̄)
一連のこうした臭いものには蓋をしろ的な、誠意のない姿勢(対応)が、プロ野球ファン、巨人ファンを軽視、馬鹿にしたものであることは疑いようがありません。
だって、渡辺氏は読売新聞グループ本社のトップである「代表取締役会長・主筆」はそのまま。白石氏も同社代表取締役社長の座にはとどまるわけですからね。彼ら権力者にとって、巨人幹部の座を退くなど、痛くもかゆくもないのでしょうから。 (-ω-)!
今後、巨人だけでなく、他球団にも野球賭博に関与していたものが発覚するかもしれません。
しかし、故正力松太郎氏の遺訓「巨人軍は常に紳士たれ」という言葉が生きているのなら(もうとうの昔に死んでいますかね!?)、
そして日本プロ野球の盟主というのなら、巨人ファンに対しては当然のことながら、
プロ野球ファンに向けて一連の騒動に対するけじめをつけてほしいと思います。
これまでのようないい加減な幕引きでは、またいつ反社会的勢力の餌食になるか分かったものではありません。
きっと彼ら(反社会的勢力)は、巨人の対応をじっとみているはずです!
適当な(ぬるい)対応なら、今後も巨人はいい飯の種になるからです!
そして、けじめとは、この野球賭博問題が決着つくまでは、ペナントレース開幕を遅らせるか、巨人は自ら出場を辞退とするということです。
野球賭博は、当たり前ですが、八百長に直結します!!
だからダメなんです!!
プロスポーツにおいて八百長は、競技自体の信頼を失墜させるだけでなく、反社会的勢力の資金源になりうるからです。反社会的勢力が八百長で稼いだ金がひいては覚醒剤の資金源になって…。
これはドラマや映画の世界の話なんでしょうか・・!?
・・、
・・・、
心のそこから巨人を応援する人たちがまだいる限りは、なんとしてもいい加減な決着で終わらないようにしてほしいと思います。
========= ↓ 2015/10/23 ↓ =========
《巨人「高橋由伸」監督誕生!と巨人の迷走?》
読売巨人の高橋由伸外野手兼打撃コーチ(40)が次期監督の就任要請を受諾したと発表しました!
先日、本人が来季も現役を続行する意向で、自主トレ先の検討も始めていると報道されていたので、受諾するにせよ、もう少し時間がかかると思っていましたが・・・、
発表を聞いて、なんか、楽しくないニュースだなぁと思ってしまいました。
私は昔は巨人ファンでした。でも「ゴジラ松井」こと松井秀喜さんが2003年にメジャーに行ってからは巨人に全く興味をなくしてしまったので、今回の監督人事についても特に関心があったわけではないのですが……、でもなんか、引っかかるものがあります。
その一つは、選手の意向(自主性)を無視するそのやり方。
いや、これも一つの"人事異動"です、と、言われればそんな一従業員の意向など関係ないのかもしれませんが、そんな、昭和じゃあるまいし、ちょっと違和感を覚えます。
もちろん、当の高橋選手が、現役続行に未練がないのなら、かまわないのですが。
しかし、何か"引っかかる"部分をじっくり考えてみると、
行き着く先は、やっぱり読売巨人の"体質"ということになるかもしれません。
今回の監督交代劇が、他の球団だったら・・、
現役続行より監督を選んだのか~、という程度の感想しか持たなかったと思います。が、これが読売巨人「軍」だとそうは思えないのですね。
お上の力が働いて・・、
いろいろ周りを固められて・・、
受けざるを得ない状況に追い込まれてしまったのかなぁ~、と、勘ぐってしまうのです。
特に今、巨人は、野球賭博問題で福田投手、笠原投手、松本投手と3人も野球賭博に関与していたとして告発を受けています。
しかも当初、巨人の調査では野球賭博をしていなかったとされた笠原投手の関与判明で球団の信頼も地に落ちている状況では、監督がなかなか決まらないというのもさらなるイメージダウンにつながると判断しても不思議ではありません。
ますます、高橋選手へのプレッシャーが厳しいものになっていったのは容易に想像がつきます。
当然、そこらへんの事情も重々承知している高橋選手も、断れないでしょう。
(まあ、繰り返しますが、本人が喜々として引き受けたというなら問題なしですけど (-_-;)
こんなエピソードを覚えていますでしょうか。
私がまだ巨人ファンだった時です。
2002年開幕前、巨人がビジター用ユニフォームの胸ロゴを「TOKYO」から「YOMIURI」に変更したのです。それに対してゴジラ松井選手が「なぜ巨人の伝統を大事にしないのかな」とコメントしたと。
すると、渡邉恒雄オーナーが激怒して、記事を執筆したスポーツ報知の記者(広岡勲氏)を巨人担当から外したという。
正直、ガッカリしました ( ;∀;)
「TOKYO」から「YOMIURI」に変更したのも、担当を外したことも。
なにやってるんだよ!? 巨人!と思いました。
そして、松井選手は、日本一の栄冠に輝いた後、FA権を行使して翌年からのアメリカ・メジャーリーグ挑戦を表明。その時のコメント「最後の最後まで悩んで苦しかった。何を言っても"裏切り者"と言われるかもしれないが、いつか『松井、行ってよかったな』と言われるよう頑張りたい。決断した以上は命を懸ける」と決意を語って旅立ったわけです。
私は思いました。巨人の伝統を裏切った(「TOKYO」から「YOMIURI」に変更)のは、巨人であり、そして松井に"裏切者"と自ら言わせるような球団に未来はないと!
松井選手がヤンキースを選んだ理由は、皮肉にも「ヤンキースはメジャーの中でも素晴らしい伝統がある。素晴らしいプレーヤーがたくさん在籍した球団」と語っています。
伝統を重んじる松井さんらしい言葉でした。
さて、日本一V9、ONという大スターを生んだ読売巨人軍は球団としてそんな素晴らしい伝統を守ってきたのでしょうか。
伝統を大切にし、本当に選手を大切にしてきたのでしょうか?
読売新聞の宣伝のため、企業のため、という姿勢がいまだに感じられるのは、私だけでしょうか?
※いや、それこそが伝統か?(;´∀`)
先日のヤクルトとのクライマックスシリーズを見ました。
久しぶりに見た巨人の選手たちには覇気が感じられませんでした。
なんでみんなこんな窮屈な表情で野球をやっているのか?不思議でなりませんでした。
ヤクルトの若手が自信満々にバットを振り回しているのを見ると、その差は歴然でした。
もちろん、セ・リーグ2位という成績なので勝つことはできるチームなのだと思いますが、
やってる選手たちを見ても楽しくない、楽しそうじゃないのです!
当然チームのまとまりもない感じ。本来チームのけん引役である阿部選手にも覇気がなかったですし・・。
一体どうしてしまったのか。
ソフトバンクの選手たちとの表情の差も歴然です。
野球をやるのが楽しそうですもん、ソフトバンクは。選手も監督も。
監督が交代してどうこうなる問題ではないと思います。
だから、余計に、高橋由伸選手は、気の毒と思えてしまうのですが・・・、
いや、しかしもう、高橋監督ですね。
彼はこうコメントしています。
「本日、渡辺最高顧問、白石オーナーに今季限りで現役を引退し、来季から監督をやらせていただくことをご報告しました。巨人軍の歴代監督は偉大な先輩方が務めてきました。そこに少しでも近づけるよう、覚悟を持ってまい進します。巨人軍入団から18年間、選手・高橋由伸を応援してくださったファンの皆様には心から感謝いたします」
覚悟はできたようです。
それならば、悔いの残らぬよう頑張ってほしいと思います。
そして、出来ることなら、巨人軍の伝統など気にせず、
とにかくまずは選手達自身が楽しんでやる、伸び伸びやる野球を目指していただきたいと思います。
"巨人軍は、紳士たれ!"とかどうでもいい( `ー´)ノ
勝ち負けはその次でいいです。
選手達自身が自分を信じて、楽しんで、伸び伸び野球をやれば、自然とチームはまとまり、勝利につながる。
そういうものだと思います。
それにしても、昔に比べると巨人の話題、扱いが小さくなりましたね~ (;´・ω・)
TV放送もほとんどなくなってきましたし、読売巨人に本当に必要なのは、お偉いさん達の世代交代ですね!
以上
Mr.なんへんでした。
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追伸:明日から始まる日本シリーズの予想します!
4勝2敗でソフトバンク!