映画『ブリッジ・オブ・スパイ』感想!《加筆》スピルバーグ&トム・ハンクス+マーク・ライランスの力

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速報!!(2月29日)

【アカデミー助演男優賞】
ソ連のスパイを演じたマーク・ライランスさんが見事受賞しました!

候補となっていた名優4名を抑えての受賞は価値がありますね(^J^)
クリスチャン・ベール 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
トム・ハーディ 「レヴェナント: 蘇えりし者」
マーク・ラファロ 「スポットライト 世紀のスクープ」
シルヴェスター・スタローン 「クリード チャンプを継ぐ男」

マーク・ライランスさん、登場時間は短かったものの、その圧倒的な存在感はとても印象に残りました!

当初、この記事のタイトルとして「スピルバーグ&トム・ハンクスの力」としたわけですが、下記のように《加筆訂正》いたします↓

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』感想!スピルバーグ&トム・ハンクス+マーク・ライランスの力

以上

=======↓ 2月10日 ↓========
映画『オデッセイ』と順番が逆になってしまいしまたが、1月に観に行った『ブリッジ・オブ・スパイ』の感想をupします!

どうして感想をupするのが遅れたのか!?

それは、いろいろ考えさせられる映画だったから、うまくまとめられなかったのです(-_-;)
・・・、
なにを、どこから書いていいのか分からず、ずっと塩漬けとなっておりました(;’∀’)

しかし、昨日『オデッセイ』感想をupしてしまったものだから、ここは一気に、
なんも難しいことは考えずに、すらすらと感想だけ書けばいいやと、そんな感じでいきます。

で、結局、一緒に観に行った弟の感想が一番的を得ているのかと思い紹介します。

“たまにはこういう映画もイイね!!”

はい、ただそれだけなんですけど・・(-_-;)。

ここで言外に強調したいのは、“たまにはこういう映画を映画館で観るのもイイね!!”ということです。

私も同様ですが、【映画館】で観るのは、家庭の液晶テレビで観るのはもったいない作品。
デッカいスクリーンでなければ映画の迫力が伝わってこない作品と決めております。
となると、自ずと観る作品のジャンルは、アクション、SF、アドベンチャーといった作品になってしまうわけです。
それ以外は、無理して映画館に出向かなくても、40インチの画面でも堪能できるのではないかと・・。

ではなぜ今回二人して地味な題材である『ブリッジ・オブ・スパイ』をわざわざ映画館に観に行ったのか!?

そこはやはり、コーエン兄弟の脚本とスピルバーグ&トム・ハンクスの力ですね!さらに、アカデミー賞本命との呼び声が聞こえてくれば、重い腰も上がるというもの(^O^)

では、一応、簡単なあらすじを

冷戦中の1957年、FBIに逮捕されたソ連のスパイ ルドルフ・アベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受けた弁護士ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)は、死刑確実であったルドルフへの死刑判決を回避することに成功する。その後、ソ連を偵察飛行中だったアメリカ人パイロットのフランシス・ゲイリー・パワーズが、ソ連に捕らえられる事態が発生。ドノバンは、米国政府から秘密裏にスパイ交換の交渉を依頼され、東ベルリンでの危険で重大な交渉を開始するという”実話”の映画化。

『東西冷戦時の実話スパイ・サスペンスもの』といううたい文句は間違いではありませんが、なんてったって主役のトム・ハンクス(59歳)は弁護士なので、彼が諜報活動をやるわけではなく、あくまでスパイの弁護を引き受けるという地味な映画なんです。

ではなぜサスペンス的要素も濃くあるのかというと、それは時代背景が関係しています。
東西冷戦下の50~60年代というところがミソ

アメリカとソ連との間の核戦争が現実味を帯びた時代にあって、その敵方のスパイの弁護を引き受けるなど正気の沙汰ではないはずなんですが、それでも主人公ドノバンは、全ての人は法の下で平等であるとのアメリカ合衆国憲法を守ろうとするのです。

そこは、単に彼の正義感からくるのではなく、弁護を引き受けた以上は絶対依頼人を守るという使命感が彼をそうさせたのだと思います。

ただ、その使命感と責任感のハンパないこと!
だって、ソ連のスパイを弁護したら当時は売国奴ですよ裏切り者です!
本来なら形だけ取り繕って、弁護したけどやっぱり難しかった。死刑は免れなかった。としても誰も文句は言いません。でも、彼は合衆国憲法を武器に戦っちゃうわけです!
そんなことをしたら家族はいい迷惑です。父親は売国奴になっちゃうわけですからね。
もちろんそんなことは百も承知のドノバンですが、しかし彼は決して怯むことなく自らの使命をまっとうしようと戦うわけです!
スゴいですよね!これ、実話ですから!

ここまでが第1幕。

その後、今度はアメリカのパイロットがソ連に捕まってしまいます!
どうする‼
そこで、ドノバンが救ったソ連のスパイと交換しようということになり。舞台は東ドイツに移ります。

ここからが第2幕。

じわじわとサスペンス色が濃くなっていきます、
ベルリンに到着した後は、緊張感がぐんぐん高まってきます。
なぜって、まさにその時のベルリンは、あの“ベルリンの壁”が出来上がる寸前だったのですから!

1989年リアルタイムでベルリンの壁が叩き壊される映像を見ましたが、まさかベルリンの壁が造られていく映像を見ることが出来るとは(壁の建設は1961年から)

あぁ、実際こんな感じで問答無用で、容赦なく壁が造られ分断されてしまったんだなぁと、
あらためて東西冷戦の冷徹な現実を垣間見た感じです!

そしてまた、もう一つ頭が痛い問題が起こりまして・・、“ベルリンの壁”建設中に、アメリカ人の学生が逃げ遅れて今度は東ドイツに捕まってしまうのです。もう一人の人質です!
「ベルリンの壁」↓
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運悪くドノバンは、そんな状況下でベルリンに降り立ち、人質の交換交渉に向かうという。

CIAの手助けはあるものの、ほとんど一人で交渉を進めていかなければならないドノバン(トム・ハンクス)。いつ自分が逮捕されるかも分からない状況で、彼は知恵と勇気を振り絞って大勝負に出ます
※おっ、なんか昨日感想をupした映画『オデッセイ』の主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)と似ているなぁ・・、知恵と勇気で現状を打開していくところが( `ー´)ノ

さあ、はたして!?、アメリカ人パイロット+アメリカ人学生とソ連のスパイの2対1の人質交換ははたしてうまくいくのか!?
(;’∀’)
はい、ここまで!

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・・、
・・・、
観終わった後に残されたのは、心地よい疲労感と充実感。

それはひとえにこの映画が重厚な人間ドラマとなっているからです。
弁護士ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)ソ連のスパイ、ルドルフ・アベル(マーク・ライランス)とのやり取りは、見応えあります!一体人は人をどこまで信頼できるのか!? それを観る者に突き付けてきます。

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“奇妙な友情が生まれる”ってよくドラマでも小説でもそんなフレーズがありますが、この映画を観ると、そんな言葉が妙にしっくりきます。

ソ連のスパイ、ルドルフ・アベルを演じたマーク・ライランス(56歳)さん。えっ、トム・ハンクスさんより若いのか!? 
今作でアカデミー助演男優賞にノミネートされましたね。
本物のスパイって、こんな感じで目立たず物静かな人達だったんじゃないかと思わせる普通のおじさん。
ただ、ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)と接見したときに見せた鋭い眼光は、絶対口を割らないと思わせる強い意志を感じさせ、また出演時間はそれほど多くないにもかかわらず、“あの人誰(なんて役者さん?”って気になるほど存在感があり印象に残りました。

アカデミー助演男優賞にノミネートというのも納得ですが、そこに目をつけるのはさすがにアカデミー賞だと思いましたね。

観終わった後の正直な感想。

“たまにはこういう映画もイイね!!”という感想がピッタリはまった映画です。

では、なんへんです。

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』 なんへん:61

充実感は『オデッセイ』と肩を並べます。
ガッツポーズが出るような喜びとか感動とかそういったものではなく、ありきたりな表現で申し訳ないですが、胸がじんわり熱くなる感じ

ただし、あまり政治的な駆け引き、時代背景が色濃くドラマに反映する題材ものに興味がなければ、無理して劇場に足を運ぶ必要はないと思います
家庭のテレビでもその面白さは十分堪能できる作品だと思いますから。

監督:スティーヴン・スピルバーグ、主演:トム・ハンクス

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以上
Mr.なんへんでした。
————————–
~おまけ~

第88回アカデミー賞 (5部門)ノミネート ↓

▽作品賞
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
「ブリッジ・オブ・スパイ」
「ブルックリン」
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「オデッセイ」
「レヴェナント 蘇えりし者」
「ルーム」
「スポットライト 世紀のスクープ」

▽助演男優賞
クリスチャン・ベール 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
トム・ハーディ 「レヴェナント: 蘇えりし者」
マーク・ラファロ 「スポットライト 世紀のスクープ」
マーク・ライランス 「ブリッジ・オブ・スパイ」
シルヴェスター・スタローン 「クリード チャンプを継ぐ男」

▽脚本賞
「ブリッジ・オブ・スパイ」マット・チャーマン、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
「エクス・マキナ」
「インサイド・ヘッド」
「スポットライト 世紀のスクープ」
「ストレイト・アウタ・コンプトン」

▽美術賞
「ブリッジ・オブ・スパイ」
「リリーのすべて」
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「オデッセイ」
「レヴェナント:蘇えりし者」

▽作曲賞
「ブリッジ・オブ・スパイ」 トーマス・ニューマン
「キャロル」 カーター・バーウェル
「ヘイトフル・エイト」 エンニオ・モリコーネ
「ボーダーライン」 ヨハン・ヨハンソン
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」 ジョン・ウィリアムズ

授賞式は2月29日(月)です。
「ブリッジ・オブ・スパイ」は、いったいいくつ受賞するでしょうか!?

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以上

   

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