DEADPOOL
観に行ってきました!『デッドプール』
海外公開から遅れること4ヶ月。待ちに待った日本公開です。
全米公開では、あの「アバター」「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」も超えて、20世紀フォックス作品史上最大のオープニング成績を達成。週末興行ランキングでも3週連続No.1、全米累計興収3億6000万ドル超えという、関係者ですら予想しなかった記録破りの大ヒットを果たした
という作品。
もちろんそんなことは先刻承知で、とにかく前評判が凄い!
なので、数週間前から期待は高まり、ハードルはうなぎ登り!
さらに、R15指定ということで(グロさへの期待MAX)、ワクワクしながら観に行ったのです。
では、その感想をご報告いたします。
の前に、まずはスタッフ・キャストの紹介と簡単なあらすじを。
■監督ティム・ミラー
■製作総指揮スタン・リー
■キャスト
ウェイド・ウィルソン/デッドプール:ライアン・レイノルズ
ヴァネッサ:モリーナ・バッカリン
フランシス/エイジャックス:エド・スクレイン
ウィーゼル:T・J・ミラー
エンジェル・ダスト:ジーナ・カラーノ
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド:ブリアナ・ヒルデブランド
■上映時間 108分
あらすじ
元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、ニューヨークで、ストーカーの男から女性を守る仕事で金を稼ぐ生活を送っていた。ある晩、高級娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と出会い恋に落ちる。しかし、結婚を誓い合った矢先にウェイドは末期がんと診断されてしまう。
そこに末期ガンを治せるという怪しい男が現れ、治療と引き換えに極秘の人体実験の被験者となることを決める。
ヴァネッサとの未来のため被験者となったのだが、実はその実験は癌の治療のためではなく、人間をミュータント化させ超人奴隷としてオークションで売り飛ばすことが真の目的であった。
ウェイドは、自身もミュータントであるフランシス(エド・スクレイン)の実験台となり細胞変異を促すための拷問を受け続けた果てに、不死の肉体を得るが(ガンも治癒)、その副作用として全身の皮膚が醜くただれてしまった。
ヴァネッサに醜くなった素顔をさらす勇気のないウェイドは、自分の身体をミュータントにし醜い姿にしたフランシス(エド・スクライン)を見つけ出し元の姿を取り戻すため、マスクを付けデッドプールとして復讐を誓った!
■感想
楽しめました!面白かったです( `ー´)ノ見ている間ずっとテンション高くノリノリな感じ( `ー´)ノ
R15指定ならではのマシンガン下ネタトークがほぼ全編繰り広げられます。
スーパーヒーローが下ネタトーク!?
可愛いクマのぬいぐるみテディベアが卑猥な言葉を連発する映画『テッド』のギャップには及ばないものの、軽いノリと明るいテンションのせいで不快な感じにはならずに楽しめました!(実際そこは字幕翻訳者の方がうまくやってくれているのでしょうかね)
前評判では、マーベル(大手)作品のスーパーヒーローものにもかかわらず、その過激さ・エログロさが結構強調されていました。
私は原作を読んだことはないので、その過激さが一体どのくらいのものなのか?どんなレベルの過激さなのかイマイチ見当をつけることが出来ず・・、
だからこそ妄想が膨らみ、大いなる期待を背負って観たわけです。が、
結論を言うと、残念ながら私の過激な妄想を超えることはありませんでした。
正直、韓国映画のえげつないグロさには到底及びませんでした。
拳銃で脳天ぶちぬかれて脳みそが吹っ飛んでも、手首を自ら切り落としても・・、
そこに(その映像に)憎しみや悪意や恨みの感情があるわけじゃないので、意外にすんなり画が入ってきます。
観ている私の心にはほとんど痛みもつらさも残りません。
だから、前評判ほどの過激さを感じることはなかった!(*ノωノ)
でもそれは、このキャラを冷静に考えてみれば分かっていたことなんですよね(;'∀')
この映画のせいではありません。
私の過激な妄想がそもそも間違っていたのですから(;´Д`)。
『デッドプール』は、そんな恨みや憤りや悪念を晴らす映画ではなかったのです。
そこでこの映画を観終わったときに感じたことをストレートにタイトルに表してみました!
「明るい下ネタ満載の アクションと愛と復讐の物語」
ここのみそは、"明るい"というところ(^-^;
その明るさは、多分、X-MENやアイアンマンやキャプテン・アメリカ達のように"世界を救う"などといった正義や人助けといったシリアスな物語ではなく、あくまで超個人的なことのために自由に戦うことからきています。
しかも復讐相手も訳の分からぬミュータントとなれば、殺し合いにも悲壮感ないゲーム感覚になってしまうのは致し方ないかと・・。
("^ω^)
そうなれば、あとは、デッドプールが繰り出すギャグやおしゃべりを笑って楽しむしかないじゃありませんか。
観客に向かって語り出すのもこの映画のノリの軽さをいっそう際立たせています!
そしてアクションは、洗練されていてカッコイイす。
身体を横にクルクル回転して銃を撃つシーン。
さらに背中にさしている刀を使った殺陣アクション(やっぱりハリウッドは忍者好きなんだな)。特に刀を鞘におさめるシーンかいい!
アクションと言えば、「デッドプール」はX-MENのスピンオフ作品なので(こっちはアンチヒーローだけど・・)、X-MENの仲間が出てきます。ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドとコロッサスです。ほとんど馴染はないですが、このB級臭がプンプンするキャラが調度いいです。(ここに一瞬でもプロフェッサーXとかウルヴァリンとか出てきたら笑えたかも!? 予算がないとか言ってたっけ(;^ω^)
それと、彼(デッドプール)が劇中で私たちに語りかけたように、この映画は"ラブストーリー"でもありました。
それもおざなりに描くのではなく(例えばクラーク・ケントとロイス・レインの恋愛のような)、二人の生い立ちや相性の良さを(ベッドシーンもね(*´з`))しっかり時間をかけて見せてくれたと思います。
だからこそ、末期がんを治すために過酷な拷問に耐えたエピソードに真実味が出て、そして二人の関係を奪った敵(フランシス)への復讐に感情移入できたのです。
"人"が描かれなかったら、劇中の毒舌や小ネタ(パロディネタ)なんか、さぞや空虚なものになってしまったと思います!
あっ、あと、ラストに流れたワム!の「ケアレス・ウィスパー」(厳密にはジョージ・マイケルのソロ曲なんだけどね。日本でも郷ひろみさんがカバーしてヒットしましたよ)。
彼女ヴァネッサと再会の際に必ず聞かせるとウェイドが約束した曲なんだけど、それを最後に持ってくるあたり・・、洒落てるなぁ~って(でもワム!って、なんかの隠語ですか?)ニヤニヤしてしまいました。
( `ー´)ノ
I'm never gonna dance again Guilty feet have got no rhythm
(もう二度と踊れないよ、後ろめたい気持ちじゃリズムは刻めない)
ねっ、ウェイドの気持ちがよく表れている曲でしょ(;^ω^)
では、なんへんです。
映画『デッドプール』なんへん:57
映画としての面白さは、『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』の方に私は軍配を上げます。感想 ⇒『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』感想!アベンジャーズを超えた切ない戦いを見逃すな!
でもそれは、フェアな戦いではなかったかもしれません。
なぜなら、実は、観る前の話。
『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』はそれほど期待していなかったから。ただ、ヒーローたちが大勢出てきてスクリーンで暴れまわるだけと高をくくっていた作品と、前評判や実績があまりに素晴らしくて、期待度MAXで観に行った『デッドプール』。
これ、観終わった後に自ずと差ができてしまいますよね。
"意外"にも凄く良かったわ~!興奮した~!というものと
まあ、評判通り面白かったね!うん、まあまあでした。と感じるもの。
と言っても、もちろんこれは私の感想で・・(;^ω^)
きっと、逆の評価(デッドプール期待してなかったけどすごく面白かったっていう)を下した方も大勢いると思いますけど!
どちらにせよ、お金を払って観る価値のある(特に映画館で)作品だったことは間違いありません!
以上
Mr.なんへんでした。