『世にも奇妙な物語』2016春 感想!オムニバス4作品今夜のNo.1″なんへん”は!?

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『世にも奇妙な物語』’16 春の特別編 感想&なんへんです。

“なんへん”とは⇒なんへん指数「目安」

『世にも奇妙な物語』タモリがストーリーテラーを務めるオムニバスドラマ。
フジテレビ系列で放送が始まってから26年になる長寿番組(現在は、春・秋の番組改編期に放送されています)

以前は(数年前)必ず見ていた『世にも奇妙な物語』
最近は見逃すことが多くなってきました(。>д<)
パターンが見えてちょっと飽きてきたというのが正直なところ・・(;^ω^)
・・、
でも、昨日、久しぶりに見てみました!

『世にも奇妙な物語』は、オムニバス(いくつかの独立した短編を集め、全体として一つの作品となるように構成したもの)4作品を約2時間の枠におさめます。

1話のドラマに与えられた時間はわずか30分!
登場人物たちに感情移入できるギリギリの時間。
これ以上短いとただストーリーを追うだけになってしまい、長いと(もし、つまらなければ・・)飽きる→チャンネル変える(;´∀`)
とにかく、つかみが重要!( `ー´)ノ
えっ!?、こんな人が出るの?という話題性も大事ですが、
始まってすぐに、私たちを『奇妙な物語』の世界に誘っていただかないと、話になりません。
そのためには、主人公の登場シーンが一番重要で、インパクトがないとだめなんだと思います。
ここは、短期決戦です!
そして当然、主人公=演者に魅力がなければ、ドラマ自体嘘くさくなる(= 軽くなる)。

では、今回の4作品を見ていきましょう…。

-第1話- 「美人税」

愛子:佐々木希
健一:浦井健治
麗子:中村アン
囚人:杉本 彩

スタッフ
原案:加藤公平
脚本:高山直也(「世にも奇妙な物語」の脚本を多く手掛ける)
演出:西坂瑞城(フジテレビ)

■あらすじ
財政がひっ迫する中、日本政府は「美人税」を導入する。美人は男性からご飯をごちそうしてもらったり、他の人が叱られたりする中、優しくされたり、人生において得をしている。だから税金を払えというのである。美しい愛子(佐々木希)の美人税は20%と高額。かさんでいく税金に全く納得がいかない愛子だったが、次第に政府に認定された特別な美人であることに優越感を覚え始める。しかし、「美人税」が思わぬ事態を次々と巻き起こしていく中、窮地に追い込まれた愛子の前にすてきな男性、野々村健一(浦井健治)が現れて…。(フジテレビHPより抜粋)

第1話=オープニングにふさわしい、軽いタッチの近未来もの。オリジナル原作ですね。
世界一の借金大国日本にとって、あながち完全な絵空事とは言えない「美人税」
あっ、それ、実際導入してもいいんじゃね(~_~;)
と、どこかで誰かが呟いていそう。

そんな中、美人として登場したのが佐々木希さん!
その「美人度」の税率20%。これは、どうやら芸能人並みらしいという設定。
確かに。間違ってはいません。しかし、そこに現れたのが税率25%を誇る秘書課の女性。
演じるは中村アンさん。

うん、なんか、微妙(ノ´∀`*)
これは、製作陣かそう考えている評価なんですよね!
佐々木希 < 中村アンという図式。

いや別に、中村アンさんより佐々木希さんの方が美人と言いたいわけではありません。
きっと美人度の評価は絶対的尺度の基で決められているのであって、例えば目と鼻の位置バランスとか何とかの黄金比とかそういったもので…、だから、佐々木希 < 中村アン は仕方ないんだろうぁって・・(”^ω^)

ところが、佐々木希さんがお金をかけて美しくなるために努力したら(ちなみに整形はしてません)、何と美人度が30%にupしたんですよ、これが‼
え!(゜ロ゜) それでいいの!?って、ここで一気に「美人度」の判定が怪しくなってきたと私は思いました。絶対的評価じゃないんだって!?

まあ、そんなに厳しく見てたわけじゃないですけど・・
(~_~;)
物語の終盤、外見より心の美しさとかって、また安っぽい話を持ってきたのと、「美人の基準」が変わるというオチのいかにも「世にも奇妙な物語」的な想定内サプライズで終わったドラマでした。

結果、残ったのは、佐々木希の美人度は20%で、その上に中村アンさんがいるという評価と、しかし、にもかかわらず、「美人度」で負けた佐々木希さんの方が主役をはるという芸能界の厳しさを見せられたドラマでした(  ̄▽ ̄)

なんへん(指数)です。

『美人税』第1話 なんへん:52

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-第2話- 「夢見る機械」

野間崎健二:窪田正孝
稲葉慶子:石橋杏奈
受付嬢:すみれ
理事長:山路和弘
(父):小野 了
(母):舟木 幸

スタッフ
原作:諸星大二郎「夢見る機械」
脚本:高山直也
演出:松木 創(「世にも奇妙な物語」の演出を多く手掛ける)

■あらすじ
野間崎健二(窪田正孝)は漫画家になる夢を抱きながら作品を描き続けているがなかなか認められない青年。両親からも現実を見つめ就職を考えるようにと言われている。いつものように母親と言い争った際、部屋から押し出した母親がふいに倒れてしまう。その瞬間驚きの事実が明らかに!母親が実は機械だったのだ。恋人の慶子(石橋杏奈)はそんな健二を励ますのだったが…。次々と驚きの事実を目撃し追い詰められていく健二。彼が選択した決断とは。(フジテレビHPより抜粋)

窪田正孝さん(27歳)主演の2話目。

正直、ストーリーは退屈でした。退屈というか先が読めてしまう展開。
というのも、原作はSF漫画家諸星大二郎氏の30年前の作品。当時タイムリーに作品を読んでいた頃は、その独特の発想と決して上手とは言えない絵がマッチして異様な空間(世界)に圧倒されたものでしたが、今作は、今となってはありがちな作品であり、映像化も安っぽかった!

夢も希望もない現実世界に疲れはてての現実逃避が「夢見る機械」とは・・。
それこそ安っぽい”夢”といっては厳しすぎるでしょうか?

安っぽいと言えば、アンドロイド(ロボット)がすぐに壊れちゃうし。
父も同じセリフしか言わないとか・・、すぐにおかしいと気が付くだろうに気が付かないとか、
ツッコミどころ満載!

ラストのオチも、いくつかのパターンを想定した中での範囲内という・・(;´・ω・)

いろいろちょっと残念でした。

この原作を、ストレートに(シリアス)描くのではなく、コメディタッチにすればまた違った感じになったと思うのですが・・、すべて見終わって見れば、今回4作品の内他3作もややコメディ調であったことを考えると仕方ないのか!?

でも、主演の窪田正孝さんはハマっていました。「デスノート」や「臨床犯罪学者 火村英生の推理」など最近の一連の作品(SFチックな世界)からのイメージ通りの役。彼女役の石橋杏奈さん(23歳)も違和感なしで、さらにアンドロイド感ありでgoodでした(#^^#)

ということで、ストーリーにいろいろ突っ込みながらも、“彼の演技を見る”だけというドラマでした。

なんへん(指数)は

『夢見る機械』第2話 なんへん:49

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-第3話- 「通いの軍隊」

前島啓一郎:西島秀俊
前島唯:中村優子
森内:マギー

スタッフ
原作:筒井康隆「通いの軍隊」『おれに関する噂』 新潮社刊
脚本:徳尾浩司
演出:佐藤祐市 (『ストロベリーナイト』『家族ゲーム』『無痛~ 診える眼~』他)

■あらすじ
前島啓一郎(西島秀俊)が住む日本では、世界的な納豆ブームを受け、「ニュー・イバラキ」が日本からの独立を宣言し政府軍との戦いが続けられている。前島が務める会社が納品したライフルに不具合があり迷惑をかけたため政府軍にお詫びにいくよう上司から指示される。謝りに行くと、そこはサラリーマン化した戦場。すぐに帰るはずが、気づけば戦争へ加担しており、やりがいをも感じるようになっていく。そんな前島を驚くべき結末が待っていた…。(フジテレビHPより抜粋)

同じSF作品でも、こちらは筒井康隆氏お得意の前衛的(かつてない斬新な、時代に先駆けた)な作品の映像化。
クスっとする笑いや、分けのわからない世界に誘われていく感じは、これぞ「世にも奇妙な物語」でした。

思ったのは、やっぱり西島秀俊さんは日常の風景は似合わないなぁって(;^ω^)。
なんか、浮いてるなぁって。まあ、浮くってことは、存在感がスゴいってことですけど・・。
ただ、サラリーマン化した戦場(兵士としての労働時間は9時~17時)というストーリー自体が非日常なので西島さんで結構しっくりきました(;´∀`)

繰り返しになりますが、たった30分で「世にも奇妙な世界」を4コマ漫画的「起承転結」で描かなければならないというのは大変だと思いますが、先が見えない(読めない)のが理想なんです。

それが、世にも奇妙な物語の醍醐味ですよね!

第2話の「夢見る機械」では、母親が壊れた後の展開がなんとなく読めてしまった。父親も、彼女もそして…。

で、「通いの軍隊」は、どうなるのか、読めそうで読めない。

特に、マギーさんとのサラリーマン的会話(やっぱり子供がたくさんいると生活大変ですよね、とか)が、このあり得ない状況を、いやなんか、実際にあるかもね、そうなるかも…、って不思議な感覚に誘ってくれました。マギーさんが良かったな!(ノ´∀`*)

月給120万という設定も魅力的でしたし、「通いの軍隊」悪くないじゃんって。

ただ、ラストはシビアな現実!そこはやっぱり筒井康隆氏ならではでした。

なんへん(指数)は、

『通いの軍隊』第3話 なんへん:52

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-第4話- 「クイズのおっさん」

クイズのおっさん:松重 豊
古賀三郎:高橋一生
森本ゆみ:藤本 泉
クイズ司会者:福澤 朗

スタッフ
原作:竹本友二「おっさんの宴」(小学館ビッグコミックス「8はち」第三巻所蔵)
脚本:宇山佳佑
演出:石川淳一(『リーガル・ ハイ』『リスクの神様』『フラジャイル』他)

あらすじ
古賀三郎(高橋一生)はなんの面白みもない毎日に嫌気がさし、ちょっとだけ変化がほしいと思い軽い気持ちでクイズ番組に出演する。それがすべての始まり。クイズで優勝した三郎に与えられた賞品は、優勝賞金100万円、そしてなんと「クイズ1年分」。なんのことかと思っていた三郎の前に翌日からクイズを出題するナゾのおっさん(松重豊)が現れる。“クイズのおっさん”に追いかけ回される三郎。おっさんと三郎の世にも奇妙な日々が始まる。(フジテレビHPより抜粋)

今回の4作の中では、一番最後まで先が読めず、最後まで「奇妙な物語」であった秀悦な作品だと思いました。

なんといっても、主演のお二人。
松重豊さん(53歳)と高橋一生さん(35歳)のコンビが素晴らしかった!
原作は知りませんでしたが、また変なストーリーを考えたものです。
“クイズを出題するナゾのおっさん”って・・、なんなの(  ̄▽ ̄)!?

不思議なのはこの二人の異常な日常が、時が経つにつれて自然に見えてきたこと。
第2356問(←適当)とか・・、ああ、結構時が経ったんだなぁなんて思いながら見ている私^^;
一緒にお風呂に入ったりの演出はお見事!

そして、短い時間の中で、古賀(高橋一生)のメンチカツのエピソードで、メンチカツが3個から6個になるとか、さりげなくクイズのおっさんが生活に溶け込んでいるのが分かったりして。
カツ屋でバイトしている女の子(藤本泉)にまんまとだまされちゃったり、高橋一生さんのどことなく幸薄そうな人相がまた味があって(真実味があって)いいんですよね~。(;´_ゝ`)

とにかく最後どうなるのか、まったく分からない奇妙な物語。
そしてラストシーンへ。
ここもクイズに絡めた見事なオチを持ってきて、ちょっと切ないラストで閉めてくれました。

こんなわけのわからない物語(=世にも奇妙な物語)に感情移入できたのは、松重豊さんと高橋一生さんの素晴らしい演技があったからこそですね。

なんへん(指数)は

『クイズのおっさん』第4話 なんへん:57

『世にも奇妙な物語』で、すべての(4話)ドラマが面白かったという記憶はありません。それでも、1本でも自分が好きなドラマ、楽しめたドラマがあれば、しめたものだということで・・(”^ω^)。

と、いうことで、

『世にも奇妙な物語’16』春 感想!オムニバス4作品今夜のNo.1″なんへん”は!?

1.『クイズのおっさん』なんへん:57
2.『通いの軍隊』なんへん:52
2.『美人税』なんへん:52
4.『夢見る機械』なんへん:49
という結果になりました。

皆さんはいかがでしたでしょうか!?^^;

以上
Mr.なんへんでした。

   

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