『シン・ゴジラ』感想!【加筆】ハリウッドに対抗するには!?-震災を体験した日本だからこそ-

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2回目行ってきました!

リピーター結構多いようで、私の隣に座った方はなんと6度目とか。
6回って…、(;^ω^)

「シン・ゴジラ」評判も興収も上々のようですね。
それでも賛否の“否”もそれなりにあり・・、
まあ、どんな映画であれ、すべての人が賞賛するような映画なんて作れないのでしょう。

“ゴジラが自らの意思で街を破壊しまくり人類に天罰を下す”なんてのを期待していったら、ガッカリな映画かもしれませんし!?(;´∀`)
・・、
・・・、
さて、1回目観賞から約1ヶ月、
ネットで多くの方の感想やコメントを読んでいるうちに、
またもう一度観てみたいと思うようになってきました。

私の感想はというと・・、期待以上!→(1回目感想)だったわけですが、
エンドロールに流れる伊福部さんの音楽にヤラレた感あり!
大いにあり!
(懐かしさも加わり)かなり興奮してしまいました。
そして、その余韻冷めやらぬ中で感想を書きなぐったので、冷静さを失っていたかもしれません。

まあ、冷静さを失う映画になんて滅多に出会えないんですけどね(^_^;)

そして2回目!

2回目は、多くの方の“見方”を頭の中に入れて観に行ったわけです。

たとえば、
・これはプロパガンダ(特定の主義・思想についての(政治的な)宣伝)映画だとか、
・エリートのエリートによるエリートのための映画だとか、
・エバのなんちゃらかんちゃらとか、
・・、
・・(”^ω^)、

う~ぬ!? これは、私としたことが!!
何か、見落としていたものがあったかもしれない!?
油断していた、もしくはボーっとしていた点があったやもしれぬ!?

緊張感をもって観なければなるまい!そう決意して劇場に行ったのです!

いや、しかし!

ダメでした(-_-;)

またまた伊福部さんの怪獣大戦争のテーマが流れ出した途端、頭の中で一緒になってそのメロディを口ずさみ、リズムを刻んでしまったのです!それまでいろんな事を考えていたのに見事に吹き飛んだ!

エバとかプロパガンダとかエリートとか・・、
そんなんどうでもいいわ!

( `ー´)ノ

心躍るとはこういう状態をいうのでしょう。
ガメラも好きだけどやっぱりゴジラも好きだぁ~!!っていう状態です。

ということで、なんか、いろんな難しいことを考える気力が失せてしまいました。

ただ、それではここで【加筆】する必要もないので、あらためて(少しだけ冷静になって)思ったことを記しておきます。
(^_^;)

まず一番は、
【メイド・イン・ジャパン】で出来るのは、これしかない!
この切り口、このやり方しかない!と、あらためて思いました。
つまり、
怪獣映画としての“僕らのゴジラ”は、ハリウッドには敵わない。
ギャレス・エドワーズ版GODZILLA」には。

今回よく見ると怪しい(ちゃちな)CGがありました。(2回目だとちょっと気になった)
それは掛けられる予算の違いなのでしょうが(^_^;)
怪獣同士のバトルシーンを盛り込んだとしたら、はたしてハリウッドに勝てるのか!?

もし「東宝ゴジラ」に、ハリウッドという敵がいなければ、いくらでもごまかすことはできるかもしれません。

しかしゴジラはもう世界のGODZILLAなんですよね!!フルCGの本場です!
すでにハリウッドGODZILLAはアメリカに上陸し敵怪獣と壮絶なバトルを繰り広げています。

ただただ直進するだけの東宝ゴジラは現時点でそれが限界なのかもしれません。
ファンタジーな世界でハリウッドと勝負して勝てるとは到底思えません。

ならば、日本【東宝】は、180度違うアプローチで勝負するしかない!

考えに考えた末の選択は、「現実対虚構」にたどり着いた。

ゴジラは“怪獣”ではなく、“大震災”、“disaster”、“厄災”なんだと!(@_@。

そうなると、”エリートのエリートによるエリートのための映画”というどこかのコラムで書かれていたのですが、一般人(民間人)が登場しないのも致し方なしかなと思うわけです。

ファンタジーでなければ、一般人の入り込むすきはない。

一般人が入ってそこにストーリーを組み込んだとたんにドラマはフィクションの様相を呈し、その人々に感情移入することになって、ゴジラはハリウッドと同じ土俵で戦うことになる!そうなると、日本に勝ち目はない!?

ドキュメンタリータッチにしながらも、あれだけ多くの有名人をこれでもかと登場させたのは、エンターテイメントに仕上げるためのギリギリの選択肢だったのかもしれません。

私個人的には、もっと無名な役者さんを多く使って頂き、よりノンフィクション風に仕上げてほしかったのですが、それだとかなり地味な「画」になってしまったことでしょう! (;^ω^)

そう考えると、石原さとみさんの起用は(どうにも浮いている感がして困った(;´・ω・)、地味な映画、遊びがない映画の中で、ギリギリ許せる範囲でのエンターテインメント(遊び、息抜き)だったのかもしれません。

※今回のストーリーで、もしハリウッドだったら、きっと、矢口=内閣官房副長官(長谷川博己さん)カヨコ・アン・パタースン=米国大統領特使(石原さとみさん)のちょっとしたラブストーリーを絡めてきそう(”^ω^)

もし、『シン・ゴジラ』に続編が作られるとしたら・・、同じ手は通用するのか!?

やはりなんらかの”ドラマ”を盛り込まなければ観客は満足しないかもしれません!?
分かりませんが・・(”^ω^)

※さっきから、”~かもしれません”ばっかだなぁ(^_^;)

例えば、5年後、ゴジラの被害にあった”一家族”に焦点をあてる!とかね!?

まあ、そんなことを考える、いや、考えさせてくれるのも、いかに『シン・ゴジラ』がただのハリウッド的娯楽作品と一線を画しているかの証明だと思っています。

そういえば、ハリウッド版GODZILLAゴジラの監督、ギャレス・エドワーズが続編の監督を降りたらしいですね!?
第二弾は新しい監督で勝負するみたいです。(『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が立候補したりして!?)

監督は決まっていないけど、一応2020年公開予定となっているのは・・!!
『ゴジラVSキングコング』だって!!( `ー´)ノ
くわ~!?、なんか凄いことになりそう!

やっぱりハリウッドに対抗するには、『シン・ゴジラ』的スタイルで勝負するしかなさそうですね。

メイド・イン・ジャパンー我が道を行くー!

以上

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シン・ゴジラ音楽集 Soundtrack by Amazon





××××××××↓7月30日『シン・ゴジラ』感想!×××××××××

自分がまだ小学生の頃、親父に連れられて観に行った『ゴジラ』
子供ながらに半分は絵空事だと認識していても、もう一方でゴジラの世界は現実世界の延長線上にある!
・・、
ように感じていました。
だから、真剣に真面目に、ゴジラを観ていました。

そして、大人になりました。

大人になって観る過去のゴジラは(1作目を除いて)あまりにも子供じみていて、郷愁ということで観る分には耐えられるけれど、21世紀となった現在、真剣に観る映画としてはもう無理だ!
圧倒的に物足りない。そう思っていました。

そんな中で観たのが『シン・ゴジラ』の《第一弾予告編》でした。

そのうたい文句は、「“ゴジラ”という脅威に直面したとき、人々はどのように行動し、“ゴジラ”と向き合うのか。“リアル”を追求した」というもの。

衝撃的でした!

あの予告編を見た時、子供の頃に感じた“ゴジラの世界を現実世界の延長線上として感じる”ことが出来る
そんな感情を蘇らせることが出来る映画にまた出会えるかもしれないという期待と興奮
とってもワクワクしたことを思い出しました。

過去記事 ⇒ ニッポン対ゴジラ/映画「シン・ゴジラ」公開日決定!

そして、その後今年4月に公開された《第二弾予告編》

新しいゴジラがその姿を現しました。

重厚感たっぷりの長くて太いゴジラの尻尾。
ゴジラの背中、不揃いで鋭角的な尾びれ、その裂け目から溶岩のような赤く発光する何か
裂けた口元。
小さいが異様に迫力のある目。

リアルゴジラ

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わずか1分半の映像から私が受けた印象を言うと、《第一弾予告編》の“リアルさ”がなくなっていた

これまでの”過去のゴジラ映画”と一体何が変わっているのか!?というのが正直な感想でした。

その感想はこちら ⇒ 映画『シン・ゴジラ』予告編 感想! 《リアル》ゴジラに一抹の不安!?

はたして!?

『シン・ゴジラ』は、《リアル》か《バーチャル》か!?
《ドキュメンタリー風》か《エンタテイメント》か!?

観てきました!『シン・ゴジラ』(ネタバレなし)

客層は幅広く、子供から大人、年配の方も意外と多く。友人同士、アベック、家族、とにかくさすが日本が誇る世界のゴジラの人気は年齢性別を問わない。

物語は、序盤からすぐに動きます。

ゴジラ登場まで、余計なストーリーは一切なし。

イントロから目が離せません!

もし、『シン・ゴジラ』が、私の期待するリアル・ゴジラならば・・、

こう考えました。

もし、今自分が生活している中にゴジラが突然現れたら・・、私はどうする!?
その時、日本は、日本政府は、どうする?

こうした想像が、空想が、子供の頃に感じた“ゴジラの世界が現実世界の延長線上にある”ということなんです!

私は鑑賞前にリアルを考えました。

今自分が生活している中にゴジラが現れたら・・、私はどうする!?

もちろん、ひたすら逃げる!ゴジラからひたすら遠くへ。それが現実。

その時日本は、日本政府は、どうするのでしょうか?

とにかく住民を避難させるはず!

自衛隊の出動。日米安保による米軍への協力要請。
通常の火力ではどうしようもない場合、化学兵器の使用。
そしてそれも一切通用しない場合は、核兵器の使用となるのでしょう。

その場合は、どこで(ゴジラを誘導させることは可能なのか!? どこまで住民を避難させればいいのか!?)、いつ、誰が(内閣総理大臣でしょうが)判断を下すのか!?

なんて・・(”^ω^)

・・、
・・・、

『シン・ゴジラ』は、そんなちっぽけな私の想像をはるかに凌駕し、リアリティの追求と同時に見事にエンタテイメント作品にまで昇華していました!

《第二弾予告編》で感じた私の一抹の不安は、杞憂(無用な不安)に終わりました。

まさに、今日本がゴジラという脅威に直面したとき、人々はどのように行動し、“ゴジラ”と向き合うのかを追求してくれました。

日本政府=霞が関内部の動き。
主人公となる内閣官房副長官役の長谷川博己さん中心に、内閣総理大臣役の大杉漣さんらが、細かなカット割りで次々に直面する危機に対応していく。

しかし、そこでリアルだなと思わせてくれたのが、縦割り行政の弊害を描いてくれたこと。
常に会議を開かなければ何も決めることが出来ない日本の政治状況を細かに、時に滑稽に描いた。

それは、とってもカッコ悪い。
どこかの国の大統領みたいにリーダーシップを発揮して力強く部下に指示していく姿は微塵もありません!(;´∀`)
常に、取り巻きの大臣たちにおうかがいを立てては会議を招集し、識者の意見を聞かなければ指示も出せない姿は、なんか、とっても情けない。みっともない。

でも、きっと現実はそうに違いない。
かつてどこかで(2011年)見た聞いた記憶が・・(-_-;)。
そんな姿を私たちに見せることでこの映画はリアリティを得た!と、思います。

私が一番不安視していた、石原さとみさん(米国大統領特使:カヨコ・アン・パタースン役)
彼女があの役に一番適していた!とは、観終わった今でも思いません。
ただ、納得はできました(;^ω^)

他の配役の方々。
演技派俳優陣総勢328人を集結させたと言う今作。
それが逆にエンタテイメントに片寄るかと思っていましたが、多くの方は数分もしくは数秒の出演で、セリフもわずか。それでも、素人ではとても伝えられないわずかなセリフに説得力を与えてくれたのはさすがでした。

納得のキャストでした。

すべてのキャストの方々の感想はとても書ききれませんが、特に印象に残ったのは、環境省の若手官僚を演じた市川実日子さん。文部科学省官僚役の高橋一生さん。内閣官房副長官を支える秘書官を演じた高良健吾さん。
そして、防衛大臣役の余貴美子さん。とっても力強かった( `ー´)ノ
(避難民役の前田敦子さん。全く気がつかなかった(^_^;)

もちろん、長谷川博己さん。冷静沈着かつ時に熱くなる政治家を見事に演じた。
こんな若手政治家がいたら、本当に“まだまだ日本も捨てたもんじゃない”(そんなセリアが出てきます)と思いました。
素晴らしかった( `ー´)ノ

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長谷川博己さんの上司となる内閣総理大臣補佐官役の竹野内豊さんも良かったけれど、ちょっと滑舌が・・(”^ω^)

『シン・ゴジラ』感想Ⅱ

神・ゴジラ
真・ゴジラ
新・ゴジラ

そして、進・ゴジラ

何も言うことはありません!

とにかく進化したゴジラを見てください。
文字通り”進化”します!

「ゴジラ対自衛隊」

自衛隊も進化していました。

登場する軍用ヘリも戦闘機も戦車もウソっぽさ、オモチャ臭さはこれっぼっちもなく、その戦い方も実に現実的だと感じました。
ゴジラの頭部に集中する砲撃は、数段階のフェーズを経て威力を増す(増さざるを得ない)。

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しかし、残念ながらまったくゴジラには効かない。

その時の無力感!
これです!これ( `ー´)ノ
私が欲しかったのは・・、


この無力感!

地球上で最も進化した最強の生物ゴジラ

当然、誰もが予想する通り、人類が奴を葬り去ることが出来る唯一の武器は、「核兵器」

中ソ仏、国連も登場して、核使用に対する日本政府との攻防。

この国で”三度”核を使用することは断じて許さない!そんなメッセージも語られます!?

はたして、人類は、史上最強の生物を倒すことはできるのか!?

人類の、いや、日本人の英知が試されます!

『シン・ゴジラ』感想Ⅲ

シン・ゴジラで私が一番感動して、思わず涙がこぼれそうになった場面があります。

それは、ゴジラと自衛隊が闘う場面で挿入された《音楽》が流れた時です。

伊福部昭さんが生み出した、日本人なら誰もがどこかで一度は耳にしたことがあるゴジラのテーマ曲。

その中でも私が最も好きで小さいころから口ずさんでいた名曲『怪獣大戦争』のテーマ!



この曲がかかった時、この曲を採用してくれたことを監督に感謝しました!

心躍った!泣きそうになった(;^ω^)

その後も、過去のゴジラ作品をリスペクトするかのように次々と流される伊福部昭の名曲の数々!

『シン・ゴジラ』の成功は(もう成功と言ってもいいですよね)、素晴らしいゴジラの音楽なくしてはあり得ない!

そう思ったほどです。※今回のオリジナル曲もいい感じです!絶望が伝わってくるような厳かで壮大な曲!

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シン・ゴジラ音楽集 Soundtrack by Amazon


書きたいことは山ほどありますが、もうここらへんでやめておきます。

では、なんへんです。

映画『シン・ゴジラ』なんへん:65

ギャレス・エドワーズのハリウッド版GODZILLA ゴジラも面白かったですが、本家東宝ゴジラは、米国なんかに負けはしません!!

最後に
東北大震災や熊本地震で、本当の天災(災害)を目の当たりにした日本人が、ゴジラという架空の生き物にはたして《リアル》を感じることができるのか!?
と、ずっと思ってきました・・。

・・
・・・、

しかし、あの震災を体験したからこそ描ける、そして想像できる世界がここ(シン・ゴジラ)にありました。

ぜひ、劇場でご覧ください。

ゴジラのあの放射能光線、すさまじかったなぁ~( `ー´)ノ

※多分、きっと、私はもう一度観に行くと思います。

あっ!!!、あとひとつだけ。いいことばかり書きましたが・・、もし『シン・ゴジラ』を今自分が小学生で観に行ったとしたら・、前半の政治の話の部分は、訳が分からず寝てしまうでしょう・(;^ω^)。子供も楽しめるゴジラってわけにはいかないかも。



脚本・総監督
庵野秀明(「エヴァンゲリオン」シリーズ)
監督・特技監督
樋口真嗣
准監督・特技統括
尾上克郎
音楽
鷺巣詩郎

以上

   

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