日本代表MF香川真司にみる❝最適な居場所❞と【指導者】について

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日本代表MF ドルトムントの香川真司選手が、先日のブンデスリーガ第12節、ホームでシャルケとの“レヴィアダービー”に先発。前半30分に約3年半ぶりのヘディングで今季3点目を決め3-2の勝利に貢献しました。
※レヴィアダービー(またはルールダービー)は、シャルケ04とボルシア・ドルトムントとの間で行われる試合の総称。どちらのクラブもルール工業地帯に本拠地を置いている。Revier(レヴィア)はドイツ語で「地域」「地区」を意味する。

独紙『ビルト』は、先制点を決めた香川に最高評価の「1.0」をつけ、さらに地元紙では「ヘッドモンスター」と絶賛されたようです。まさに2011-12シーズンを彷彿させる香川選手の活躍で嬉しい限りです!

しかし、ちょっと待った! ですよ。( `ー´)ノ
今シーズン、ドイツで大活躍する香川選手ですが・・・、

思い返してみると・・!?   (以下↓少し長文です^_^;)

つい1年半前、イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッド干されていた選手なんですよね!?

いや、よく考えてみると、それって凄い(不思議な)ことじゃないですか!?
この前まで“使えない”と烙印を押された選手が、わずかな1年半で復活するなんて!

まったく同じ人格、同じ体格、同じ性格の選手(人間)なんですよね。

これっていったいどういうことなのでしょう!?

始まりは、2012年6月、マンチェスター・ユナイテッドFCへの完全移籍でした!
この移籍が決定した時、いったい香川選手はどこまで上り詰めるのかと興奮と期待でワクワクしたのを思い出します。

いや、それもそのはず (;^ω^)

第一次ボルシア・ドルトムント時代(監督:ユルゲン・クロップ)

2011-12シーズン。キッカー誌の欧州月間ベストイレブンに選ばれ、欧州スポーツ雑誌協会による2月、3月、4月度の欧州月間ベストイレブンにも選出されています。
さらに、リーグ優勝に王手をかけた第32節ボルシアMG戦で試合を決定づける2得点目を挙げチームのリーグ連覇に貢献!
そして、ドイツカップ決勝では、1ゴール1アシストを記録。バイエルン・ミュンヘン相手に5-2で圧勝、クラブ史上初となる国内2冠に貢献し2011-12シーズンを締めくくっています。この活躍で香川選手はビルト誌が選ぶブンデスリーガのベストイレブンに選出され、さらに欧州主要15メディア加盟の「ヨーロピアン・スポーツ・メディア」が選ぶ年間ベストイレブンにも選出されています。

あの当時の活躍は凄まじいものがありました。
ドイツ最大のドルトムント:ホームスタジアム「ヴェストファーレンシュタディオン」では毎回8万人に迫る観客が押し寄せ、香川選手が活躍すると地鳴りのような“カガワコール”が自然と起こっていたのですから(^O^)/
そして、その実績を買われてのマンU完全移籍です!

いくら、日本人では成功が難しいと言われたイングランド・プレミアリーグであっても、期待するなという方が無理というもの!

マンチェスター・ユナイテッド時代(監督:アレックス・ファーガソン

幸先は良かったのです( `ー´)ノ

リーグ開幕エヴァートン戦でプレミアデビューを果たすと、第2節フラム戦では早くもプレミアリーグ初得点!いったん怪我で2ヶ月戦列を離れたものの、2013年2月のCL決勝トーナメントのレアル・マドリード戦で先発出場。日本人5人目となるCL決勝トーナメント出場を果たしアウェーゴールに貢献しました。
そして、3月2日のノリッジ・シティ戦でヨーロッパ移籍後初、プレミアリーグにおいてアジア人選手初のハットトリックもやってのけました。
チームは2シーズンぶりのリーグ優勝を達成しています。香川選手は欧州移籍後3シーズン連続リーグ優勝という快挙も成し遂げました。

この時の監督は、サー・アレックス・ファーガソン
しかし、ファーガソン監督は、今シーズンでの退任と監督業からの引退を発表します。(なんか、イヤな予感がしたのですよね一_一))

デイヴィッド・モイーズ監督時代

2013‐14シーズンが始まります。当初チームへの合流が遅れ、開幕から4試合連続で出場機会なしとなった後は、スタメンに起用されることもありましたが、前半戦はほとんど活躍できずに終わります。後半戦はスタメンでの出場機会が増えたものの、最終的にプロ初出場した2007年以降で初めて公式戦無得点に終わってしまいました。また、この年は香川自身だけでなくチームもシーズン通して不振に陥り、優勝争いには全く絡めずCL出場権すら逃してしまったのです。

ファーガソン氏の指名により期待されてマンUの監督の座に就いたデイヴィッド・モイーズ監督でしたが、結果を残せず、というか、散々な成績に終わった責任を取る形で4月に退任となります。たった1シーズンの在籍。
彼にとっても、マンチェスター・ユナイテッドは、彼に合った(適した)居場所ではなかったということなのでしょう(ー_ー)!。

ルイ・ファン・ハール監督時代

2014-15シーズン 監督が代わり名将ルイ・ファン・ハールが指揮を執ることになりました。が、香川評は決して明るいものではありませんでした。プレシーズン遠征で香川選手を守備的MFの位置で試したものの、ファン・ハールの望みには応えられず(そりゃ、そうだろうよ。守備的MFって、まったく彼の良さが活かされないよ!と思ったわけですが・・・、)シーズンに入っても既に“戦力外”的な扱いとなり出場機会が与えられない状態が続きます。

そして、ついに移籍期限ぎりぎりの2014年8月31日に古巣ドルトムントへの復帰が発表されました。

第二次ボルシア・ドルトムント時代(監督:ユルゲン・クロップ → トーマス・トゥヘル)

復帰戦となった第3節ではトップ下で先発出場!移籍後いきなり初得点をあげる活躍をみせたものの、その後の前半戦はマンU時代の不振を引きずるように調子を落とし、リーグ戦では大きな期待に応えられない状況が続きます。しかし、後半戦は調子を上げ、最終節では1得点2アシストの活躍で欧州ELの出場権獲得に貢献して復調の兆しを見せてシーズンを終えました。

そして今シーズン!若き新監督トーマス・トゥヘルのもと以前の輝きを取り戻しつつあります!
それが先日の“レヴィアダービー”でのヘディングに現れ、またここ数年の鬱憤がその後の煽りパフォーマンスに象徴されていたような気がします!

ここ数年蓄積されたストレス(本人もファンも)はまだまだこんなものじゃ晴らされないと思いますが、きっと香川真司ならさらなる活躍を見せてくれることでしょう!
もちろん、明日のワールドカップロシア大会 アジア二次予選 日本代表対シンガポール戦での爆発を期待しています!

最適な居場所とは

初めに、まったく同じ人格、同じ体格、同じ性格の選手(人間)なんですよね。と、書きましたが、こんなにも、居場所(環境)と指導者(上司)によって同じ人間のパフォーマンスが変わるものかとちょっとした驚きでもあります。

確かに、ある環境から別の環境に移って真価を発揮し出した、または、調子を落としたというスポーツ選手はたくさん見てきたつもりですが、ここまでの天国と地獄」を短期間で見せてくれた選手も珍しいような気がします。

■ある本で読んだのですが、人の個性は、遺伝と環境のどちらが色濃く影響するのか調べたところ、ほぼ五分五分(50%が遺伝で50%が環境)という結果が報告されたというのです。(すみません、どういった調査かは忘れてしまいました(-_-;))

香川真司というサッカーの天才は、どこにいっても香川真司自身であることには変わりありません当然です。場所が変わったら突然ドリブルがへたくそになった、足が遅くなったなんてことはないはずです。
しかし、ちょっとした環境の変化に対応できるかというと、それは彼の活躍を見てもらえば一目瞭然。ドイツ=ブンデスリーガでは活躍できますが、イングランド=プレミア・リーグでは適応できなかった。これはイングランドの地=居場所(環境)+指導者(上司)が彼に合っていなかったからだと思うのです。

これを書いているうちに、まさにこの事実は、私たちにも言えること、教訓になることだと思いました。

どんなに実力があろうとも、自分に適した(ふさわしい)場所でなければ、100%本領は発揮できないものだと。

いやもちろん、どこであるにせよ、本領を発揮すべく自分が一所懸命努力することは最低条件としてです。

それでも、自分に“合う場所”“適した場所”でなければ、最善(最高)の結果は得られないのです。

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例えば、学生時代にちょっとしたアルバイトで接客業に従事したとします。そこで非常に自分が合っている。接客という仕事が自分に向いていると思ったとしても、いざ就職するときには、給料や会社のネームバリューが気になってまったく違う職種に就くことは普通にあることだと思います。
でも、そこではあまり人と接する機会はなく、なんだか違うなぁと・・・。そんなギャップを感じたことはありませんか。本来(50%)の自分の資質(長所)は、他人と接することによって生かされる、生きがいを感じられるのだと思います。

しかし、大抵、毎日は無自覚に過ぎていきます。さらに、物事がうまくいかない場合は、自分に能力がないのだと思ったり、もっと繊細な方だと自分はダメな人間だと思ってしまったり・・・、実は、今いる環境が自分の最適な場所ではないのかもしれないのに・・・。

指導者(上司)については、残念ながら、自分では選べません。この指導者の影響って、社会人にとっても最も重要なポジションを締めていると思うのですが、ここは経験を積んでいかないと分からない部分です。
本当に自分が出来ないのか、自分に能力がないのか、それとも、上司との相性が合わないだけなのか?、そもそもその上司に、指導者としての資質が足りないのか、それとも無能なのか!?、 ここは判断が難しいところです。
しかし、間違いなくこれも、自分に合っている人と合わない人がいます。そこを自覚(認識)しないと単に自分を責めることになりかねません。それは不幸というものです(-_-;)

香川真司選手でいえば、明らかに、デイヴィッド・モイーズ監督は合ってはいませんでした。しかし、彼(モイーズ監督)もまた前チームでは優秀な監督と言われていた人物だったわけで・・・。これは結果論ですが、お互いが不幸な環境(境遇)に置かれたと言うことでしょう。

さて、香川真司選手は、早々に(それでも2年は頑張った)置かれた状況(プレミアリーグ)に見切りをつけ、自分の最適(最高の)な居場所に戻ってきました! 監督にも恵まれたようです。

そうなると、彼の“本来の能力”とプラス環境+指導者が整いました。つまり、これからまたしばらくは香川真司選手の時代がやってくるということです!!
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で・・、私は、今いる自分の環境がベストなのか!?
そんな自問自答を繰り返しながら、答えは見つけられずにいます。

環境が自分に合っているかどうかは、しばらくその場で頑張ってみるしかありません。香川選手だって、ドルトムント復帰後しばらく結果が出ませんでした。それでも自分を信じて頑張った!マンUでも2年は耐えた。

なので、自分に合っていないとすぐに結論を出すのは性急に過ぎるとは思いますが、それでも、もし今の自分に納得していないのであれば、何年たっても違和感がぬぐえないのであれば・・、それは自分の努力が足りないのかと問うと同時に今自分のいる場所が果たして最適な居場所なのかを一度自身に問いかけてみることだと思います。決して自虐的になる必要はありません!!

香川選手のように、望まれない(相性の良くない)場所に置かれているかもしれないのですから。

そんなことを、ここ最近の香川真司選手の活躍をみて感じたのでした。

では、久しぶりに“なんへん”を

「サッカー選手 香川真司」の“なんへん” ↓

第一次ボルシア・ドルトムント時代 なんへん:63

マンチェスター・ユナイテッド時代 なんへん:52

第二次ボルシア・ドルトムント時代 なんへん:61

※まだまだこれからUPしますよ~!!

日本代表「ハリル・ジャパン」:58

※ハリルホジッチ監督。2015年3月に日本代表監督に就任しました。まだわずか9ヶ月ハリルホジッチ監督にとっても、日本という地が最適な場所なのかどうか、両者にとって最良の選択であるのかどうか?、それは今後のワールドカップ予選で示されます。同時に香川選手にとっても相性の合う指導者なのかどうか!? これからが正念場です。まずは明日の試合で結果を出してほしいですね(^J^)

以上(長文お読み頂きありがとうございました(^^ゞ)
Mr.なんへん

   

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