『相棒14』最終回 感想!杉下右京に頼り過ぎ!?シーズン14

『相棒season14』最終回
録画していたのをようやく見ました。当日は用事があって午後8時からの2時間は生で見られなくて。

今シーズンについて、書きたいことは沢山あるような気がするものの、いざ書こうとすると、なにから書いてよいのやら・・("^ω^)
取り合えず…。

最終話「ラストケース」感想

-簡単なあらすじ-

警察訓練生による大量殺戮テロが発生!
狙いは日本の中枢を担う政府閣僚/謹慎処分中の右京と亘に打つ手はあるのか…!?

警視庁の警察学校で実弾射撃訓練を受けていた訓練生の一人・伴野(瀬川亮)が、突然教官を射殺
その場にいた数名の訓練生も相次いで撃ち殺し、拳銃を持ったまま現場を立ち去った。

伴野は、「テロには屈しない」「断固戦う」と事あるごとに口にする閣僚たちを試すため、彼らを標的にするという“犯行声明”を語っていた。それから文部科学大臣が射殺される事件が発生。

一方、亘(反町隆史)が公安調査庁にいたころに知り合った同庁の調査官・鴨志田慎子(高岡早紀)は、犯人である伴野と知り合いであり、今も浅からぬ関係が続いているので、自分を囮(おとり)に伴野をおびき出してはどうかと持ちかけてきて・・。
大量殺戮を行ったテロリストの本当の目的は?
亘の前に現れた女性公安調査官 鴨志田の秘密とは!?
ゲストに高岡早紀 小野寺昭 国広富之 石橋蓮司を迎え、相棒二人の「ラストケース」となるのか。
※「相棒」公式HPより一部抜粋

------以下ネタバレあり--------

いきなり衝撃の事件が発生します!

あらすじにもある通り、警察学校の実弾射撃訓練中になんと、訓練生の一人が、突然教官を射殺するという!?
トンデモ事件が発生するのです!

びっくりしました。

その映像に!

至近距離から教官の脳天に一発、銃弾を撃ち込んだのです。
それから次々と他の訓練生も撃ち殺していくという。

なんか、最近はやりの映画の見過ぎじゃないかと思いましたスパイ映画「キングスマン」とかキアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック」とかね(;´∀`)

これは大変なことになると!

それからすぐに文部科学大臣とSPの二人が射殺されたとなれば、これはもう国家の一大事ですよ!
例えばもし今現実に、現文部科学大臣 馳浩(はせひろし)さんが警察の訓練生に拳銃で撃ち殺されたとなれば、しかも、それまで何人も撃ち殺している凶悪殺人犯が現在も逃走中であったとしたら・・、
間違いなく全テレビ局がレギュラー番組を中断して特番を組むであろう一大事件です!

いや、いくら"フィクション"とはいえ、警察もマスコミもこの事件に対する動きが"軽すぎ"やしませんか!?
と、ヒヤヒヤしながら見ておりました。
「相棒」大丈夫か!? と。

これがきっと「映画」であれば、ここまで心配することはなかったと思います。
きっと「映画」なら、もっとお金をかけて、エキストラなんかも大量動員して、出演者ももっと豪華になって、もう物量作戦で観客を圧倒する映像で、このストーリーになんとか強引にでもリアリティを与える!こともできたんではないかなと・・。
(;^ω^)

しかし、テレビでは限界がある!

それと、「テロもの」(そんなジャンルあるのか知りませんが…、)は、少し飽きてきたかなと思います。
※「相棒」でいえば、テロ組織ではないのですが、過激派の革命組織「赤いカナリア」のエピソードとかね。「相棒」に限らず、日本での「テロもの」にリアリティを与えるのは、本当に難しいと思います。

ただ、だからこそ、脚本家の方たちにとっては、挑戦しがいのあるテーマなのかもしれませんけど・・("^ω^)!
オウム真理教の事件のように、この日本でも実際に起こっていますからね。

つまりまとめると、最終話「ラストケース」は、ちょっと強引過ぎたと!そう思いました。

『相棒14』感想

さて、season14も全20話が終わりました。
当初の話題は何といっても四代目相棒となった冠城 亘役の反町隆史さんです。

法務省キャリア官僚から警視庁への出向という新しい設定で初めは反町さんで大丈夫か!?なんて思ったものですが、これが意外に馴染んで杉下右京=水谷豊さんとの相性もバッチリだと思いました。
冠城の個性、右京と冠城の絡み、出だしは順調、満点スタートだと!

しかし・・、それから数話過ぎたころから、なんとなく"物足りない"感じがしてきて・・・、
これはきっと、"無いものねだり"なんでしょうけど・・。『相棒』だからこそ、もっと面白いものができるんじゃないかという・・。

昨年12月3日にこんな記事を書いております。
反町オーバーアクションについて⇒ 2015秋ドラマ「相棒14」第7話感想:反町のオーバーアクションは“個性”なのか!?

それから12月16日にこんな記事も。
「相棒14」視聴率下落は誰のせい? 2015年テレビドラマは不作の年!?

でも、不思議ですね。皮肉というか、相性がいいだけではダメなんですかね?ここ最近は、確かにいい人過ぎて二人の間に緊張感がない!冠城 亘は、杉下右京に遠慮しすぎの感じ。。ちょっとオーバーアクションも目に付く。しかも、うるさい親父もいない。スパイでもない (;´・ω・)。

結局、そんな思いが最後まで続いてしまいました。

4代目相棒「冠城亘」役の反町隆史さん

演技の好き嫌いはともかく、もっと彼の特徴を打ち出してほしかったですね。

杉下右京との対比として

初代相棒の亀山薫(寺脇康文さん)は、陽気⇔陰気体育会系⇔文科系行動派⇔理論派と、(真逆の)個性の違いがはっきりしていました。

・2代目相棒 神戸尊(及川光博さん)は、いかにもスマートであまり物事にこだわらず淡白なイメージ。それに対して右京さんは、粘っこくて執念深い。さらに右京さんを監視するためのスパイとしての役目も与えられ、役柄自体に特徴がありました。

・3代目相棒 甲斐享(成宮寛貴さん)これはもう若さですね。若さゆえの向こう見ずな行動。もし右京さんがずっと若い刑事とコンビを組んだらどうなるのか!? という興味のもと、彼の"若さ"がそのまま特徴(武器)となりました。

そして、4代目相棒の冠城亘(反町隆史さん)
初代の"陽気"さ2代目の"スマート"さを持ち合わせているものの、個性としてはすべてが中途半端。法務省キャリア官僚出身ということで、初めて杉下右京に対抗する頭脳の持ち主、キレ者として描かれるのか!?と、思ったのですが、どうやらそんな感じでもなく、ずるずると冠城亘は、杉下右京の圧倒的存在感の下で埋もれて行ってしまった

そんな感じではないでしょうか!?
だから、冠城亘の特徴とは関係のない、反町隆史さん自身の表情や仕草ばかり気になってしまったという。。(;´Д`)

そうなると物語は、杉下右京の独壇場(ひとり舞台)となっていく。

最終回、冠城亘が公安調査庁にいたころに知り合った鴨志田慎子(高岡早紀)という女性の登場により、ようやく最後にきて再び注目を浴びることになりましたが、もっと、事件と絡めて冠城亘を活躍させないと、なんかドラマ『相棒』の行き詰まりを感じてしまいます

そしてそれは、相棒役以外の設定。『裏相棒』じゃないですが、捜査一課の面々のテコ入れも必要だと感じました。
鑑識係の米沢守(六角精児さん)が春から警察学校の教官を務めることになるというのも新鮮でいいと思いますが、要するに杉下右京に頼り過ぎては行き詰る⇒飽きると!
もっとチーム『相棒』であって欲しいと思います。

『相棒season14』の最終回の平均視聴率は15.8%だったということ。
なんだかんだ言っても今クールドラマの中では最高平均視聴率(全20回平均は15.3%)だったわけで、
まだまだ多くの方に支持されているのは間違いないわけで、
私も何気に見続けているわけで、
『相棒season15』制作は確実なわけで、

それならば、ぜひとも、
チーム『相棒』として戻ってきてもらいたいなぁと思います。

では、なんへんです。

秋ドラマ『相棒14』最終回まで なんへん:58

※もともと主要登場人物が限られているドラマ。もうひとりか二人、レギュラーを増やしてもいいような気がしますけど・・。どうでしょうかね ("^ω^)

以上
Mr.なんへんでした。



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