2015秋ドラマ「エンジェル・ハート」香瑩(シャンイン)=三吉彩花 感想!

「エンジェル・ハート」第2話

冴羽 獠=上川隆也さんと槇村 香=相武紗季さんとの出会いからシティ・ハンターになるまでの軌跡
槇村 香の心臓を移植されて生き延びた香瑩=三吉彩花さんのアイデンティティの喪失と香の記憶を宿した心臓に戸惑う心の葛藤
二つのテーマを丁寧に描いた第2話。

1話同様、二人の演技が光りました。

-------------
ドラマ(映画も同じだと思いますが)の世界って、面白いですね!

あるはずのない世界、あり得ない世界を描いても、

なぜだかその世界に見入ってしまう。
リアリティ(現実感、真実性、迫真性)を感じてしまう!

例えば、前クールで放送していた「ど根性ガエル」。
"カエルのピョン吉が主人公ひろしのシャツに張り付き「平面ガエル」として生きていく"って、そんなわけないだろって(;^ω^)
「デスノート」もそう。SF映画もホラー映画もみんなそう。
あり得ない世界!

でも、私たちは、"ふっ、んな、馬鹿なことがあるか!!"って、そっぽを向くかというと、そうではないわけです
いや逆に、その世界にのめり込んだりしちゃいます。
あるはずのない世界、あり得ない世界なのに・・・("^ω^)

なんででしょう?
人間の願望ですか? そうあったらいいなって・・。まあ、難しいことはよく分かりませんが・・。

ただし、そんなおとぎ話のような世界を描いて信じ込ませるためには、そこにリアリティを与える大きな力が絶対必要だと思います。
ドラマでは、それは何でしょう?
あるはずのない世界、あり得ない世界であればあるほど、決して手を抜いてはいけないこと。

どんなに、お金をかけても、脚本が良くても、音楽が良くても、やっぱり演じる人が嘘くさくては、すべては水の泡になる。あり得ない世界だからこそ余計に
だからこそ、ハリウッドスターは、一作で何十億というお金を手にすることができるのだと。
例えば、ロバート・ダウニーJr 「アベンジャーズ」と「アイアンマン3」でそれぞれ5000万ドル(約58億円)という途方もないギャラを手にしています。
"あり得ない世界"にリアリティを与える演技にはそれだけの価値があるということです。

さて、話が脱線してしまいました。

「エンジェル・ハート」です。

ともすれば、「エンジェル・ハート」のカッコだけ(上辺だけ)をまねた滑稽なドラマになりそうな作品に、リアリティを与えているのは、間違いなく、冴羽 獠=上川隆也さんであり、槇村 香=相武紗季さんであり、香瑩=三吉彩花さんだと思います。
もちろん、ファルコン役のブラザートムさん、野上冴子役の高島礼子さんもしかりです。

そしてさらに言えば、上川隆也さんの演技力はすでに定評があり想定内だとしても、やはり一番の驚きは、三吉彩花さんでしょう。彼女の役柄は、台湾出身・史上最強の美しすぎる暗殺者。コードネームは「グラス・ハート」(ガラスの心を持つ) これこそ"ありえへん"役だと思いますが、三吉さんのガラスの心を持つ女性の心の葛藤がストレートに伝わってくる表情(視線、しぐさ)に引き込まれてしまいました。特に印象に残りました。ちょっと盛り過ぎかもしれませんが・・、(-_-;)
でも、ドラマ「エンジェル・ハート」の世界にリアリティをもたらす独特の雰囲気を作り出していると思います。
セリフのたどたどしさ(ちょっと棒読み)は、台湾出身ということでのご愛敬で(;^ω^)

このリアリティって、ホントに大事だと思います。
去年同じ日テレで武井咲さんとEXILEのTAKAHIROさんが出演したドラマ「戦力外捜査官」。どうしても彼女が刑事にみえなくて、断念してしまいました。武井咲さんの刑事って、雰囲気(リアリティ)ないなぁと・・。たとえコメディものでも、です。もし、武井咲さんが、グラス・ハートを演じていたら・・( ;∀;)
同じコメディ刑事ものでも、ありえへん「デカワンコ」の多部未華子さんの方がなんか"デカ"っぽく見えてしまいました。不思議ですね。まあこの感覚は、個人個人の感じ方次第なので、何とも言えませんし、脚本・演出の違いかもしれませんので…。
そういうのありますよね。

なんにせよ、「エンジェル・ハート」は、このまま冴羽 獠=上川隆也さんと香瑩=三吉彩花さんの二人が作り出す雰囲気・空気を大切に、丁寧に描きながら進んでいってほしいと思います。

では、「エンジェル・ハート」第2話のなんへん  <第1話 “なんへん”はこちら

秋ドラマ 「エンジェル・ハート」なんへん:58

前回より3ポイントアップ ↑しました  なんでか? 今後の展開がすごく気になるから。次が気になるドラマは良いドラマ!以上

Mr.なんへんでした。



おすすめの記事